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【書籍感想】D&D ダンジョン・マスターズ・ガイド

ダンジョンズ&ドラゴンズ ダンジョン・マスターズ・ガイド第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)

ジェームズ ワイアット / ホビージャパン

スコア:



D&Dのマスター用ガイドブックを流し読んでみての感想記事。

ゲームについて調べていると、D&Dに関する記述をよく見かける。RPGについて調べていればなおさらだ。なにせ元祖である。D&Dは物語性を重視しつつもコンピューターゲーム化される程度にはゲーム性が強い遊びらしいとは知っていたので、ゲームとしてのTRPGの遊び方を考えるなら一度勉強してみても良さそうだと思って購入してみた。ちなみ特に遊ぶ予定は無い。

先に結論を述べると、TRPGをゲームとして遊ぶ上で必要な原則は全てここに書かれていると言って良い。D&Dのルールやデータについて書かれているだけかと思ったら、遊び方全般についての総合的な解説書になっていた。価格は高いように思えるが、フルカラーである点と内容の濃さを考慮すれば寧ろかなり安い印象だ。D&Dは世界で最初のRPGであり、原点である。この本には長い歴史で構築されて来たこの遊びについてのQ&Aが網羅されている。という事は、この本は事実上のTRPGの教科書と言っても良い。実際それくらいにあらゆるTRPGに応用できるコンテンツに溢れている。




ゲーム進行に関するテクニックについても、驚くほど具体的で詳細だ。プレイヤーの分類方法とその傾向と対策まで完備されていて面白い。イベントやシナリオの作成指南にも、こうしたプレイヤーの分類に絡めた具体的なアドバイスがある。シナリオ作成講座に関して驚いたのは、完全にゲーム面から作る方法になっている点だ。市販のよく見かけるゲームシナリオ講座は実際の所は単に映画のプロット講座の改変なので、こうしたゲームからシナリオをデザインする内容の物は初めて見た。と、同時にゲームシステムは各自固有なので包括的なゲームシナリオ講座が成立し得ない理由も悟った。D&DはRPGの原型なので、このシナリオデザイン手法はRPG全般に応用が効きやすい様に感じる。ちなみにこの本で説明されている方法に則ってシナリオを構成すると、当然と言えば当然のことながら、海外のオープンワールド系コンピューターRPGの様な形式になる。あれは単に海外コンピューターRPGの流行なのかと思いきや、なんことはない原点であるRPG的なシナリオ構造を再現していたのだ。プレイヤーは自由に動きまわって、ミッションが発生して受けるも受けないも自由なあの感じだ。

全体的にD&Dというシステムを使ったゲームを作るための仕様書になっている。全てのイベントが難易度を数値的に表せる構成になっていると言えば分かりやすいだろうか。骨格が完全にゲームであり、そこに物語が肉付けされている感じだ。全てのデータがレベルデザインと絡めて難易度を調整できるようになっている。モンスターに関しても、キャラ設定ありきでは無く初めから用途がある程度想定された形になっている。データ的にアタッカー用であるとかサポート用であるとかの役割が存在していて、それに応じたモンスターの推奨組み合わせ(パーティ構成)なんかも存在している。加えて、モンスター図鑑的な設定も豊富にサポートされている。

ゲーム性が強いなと一番感じたのは、驚くべき事にDM用のルールが載っている点だ。これはデータを改変したり自作する為のルールである。ダンジョンマスターが自由にゲームを作る為のゲーム的サポートである。理屈は判るが恐ろしいくらいに徹底している。世界観やらイベントのアイデアやらのストーリー面に関してのサポートも豊富なのだが、こうしたゲーム面のサポートはそれ以上に豊富だ。改変や自作に関しても、手っ取り早く組み合わせてデータを弄れる仕様書キットがあったりする。

ガイドを読む限りD&Dは、RPGは自由なゲームであるを実際に体現している様に思える。単純に、あらゆる行動とその結果をゲーム的に処理できる豊富なルールが存在しているからだ。同時にシナリオもはじめから恐ろしくアドリブに強い構成になっている。この辺りは、長い歴史があるんだなと一番感じる部分でもある。ユーザーからのフィードバックを組み込んで恐ろしい集合知的な物になっているイメージだ。同時に人間に可能なのかこのゲーム?という疑問も湧くが。まぁ、それ故にゲームにルルブが必至な遊びなのだろう。ちなみに基本セットだけで、マスター用ガイドとプレイヤー用ガイドと、モンスター集ガイドの3冊存在する。マスター用ガイドに関しては、RPG全般に応用が効く内容なのでD&Dで遊ばなくても全然購入して損は無い。コンピューターRPG作る上でも普通に役立つはず。
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by cemeteryprime | 2015-02-02 00:53 | 作品・感想 | Comments(0)

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