blogを書天則。Twitter:@idea51


by cemeteryprime

プロフィールを見る

マイブーム

・クトゥルフ神話TRPG
・レゴ
・海外ドラマ

最新のコメント

最近の国産なら最も実際の..
by 太郎 at 01:24
アナログ(会話中心)で遊..
by cemeteryprime at 08:31
国産のTRPGでも、会話..
by 祟り屋 at 16:12
TRPG全般では、進行役..
by 祟り屋 at 16:07
TRPG全般では、進行役..
by 祟り屋 at 16:06
1行目の『クトゥルフ神話..
by cemeteryprime at 08:03
【クトゥルフ神話TRPG..
by さいたま at 14:37
はじめまして。非常に勉強..
by naochaland at 01:03
コメント、ありがとうござ..
by cemeteryprime at 21:52
楽しく読ませてもらってます
by 海に棲むもの at 11:50

最新の記事

【雑記】12のテンプレート
at 2017-04-20 18:52
【クトゥルフ神話TRPG】悪..
at 2017-04-20 01:22
【クトゥルフ神話TRPG】ジ..
at 2017-04-19 18:59
【シナリオ】リターン・オブ・..
at 2017-04-18 23:16
【創作】シナリオ作成のルール
at 2017-04-18 21:02

【ドラマ感想】ブレイキング・バッド

c0325386_12412555.jpg

あらすじ
肺ガンが発覚し余命僅かと宣告された冴えない高校の化学教師ウォルター・ホワイト(50)は、ひょんな事から元教え子の不良ジェシー・ピンクマンが粗悪なメタンフェタミン(覚醒剤)を製造している事を知る。DEA(麻薬取締局)に勤務する義弟ハンクの話でメタンフェタミンの製造が大金になると知ったウォルターは死を目前にした自暴自棄と家族に大金を残したいという思いからメタンフェタミンの密造に手を出す事を思いつく。元々優秀な研究員で結晶学が専門だったウォルターには高純度のメタンフェタミンを精製する自信があったのだ。かくして、ウォルターはDQNなジェシーを相棒に犯罪者としての道を突き進んでいく。

ドラマ
このシリーズは基本的には海外ドラマ特有の人気が続く限り延々と続くスタイルを取っているので、1シーズン毎での完結感は薄いし、1話毎の完結感も薄い。ストーリー自体もシンプルで、犯罪に手を出したウォルターが自業自得で滅びるまでの話だ。いつ家族にバレるのか、慣れない犯罪で上手く立ち回れるか、それだけである。が、その分を魅力的なキャラクターと展開されるドラマの面白さでカバーしている。結果的に、面白いのと良い区切りが無いのとでズルズルと続きを見続ける形なってしまう。気付いたら全5シーズンを一気に観てしまっていた。つまり、そのくらい面白いという事だ。

テーマ
このドラマは犯罪者が主人公ではあるが、カタルシスを生む様なピカレスク物では無く、犯罪が主人公やその周辺の人間たちの人生を蝕んでいく様子を描いた救いの無い話だ。ただ笑えるくらいに物事は上手く行かず、不幸に翻弄される様子がブラックユーモアに満ちている。

犯罪に関する描写は割とシリアスで、主人公の作ったドラッグの被害の様子も結構深刻に描かれるているのが気に入っている。

単純な善悪を描いていないのもこのドラマの良い所だ。人を騙し、裏切り、殺害するといった悪事の代償が描かれている。海外ドラマだと、大切な相手を守るために嘘を付きそのせいで逆に相手から信用を失ってしまうといったテーマが頻出するが、このドラマの場合はそれに加えて嘘が常態化していき人格が歪んでいく様子まで描いている。加害者と被害者の両方に及ぼされる影響を描いている点で面白い。

主人公
主人公のウォルターは、最初はパッとしない温厚で平凡な市民なのだが、シーズン終盤では最も陰険で邪悪な犯罪者へと変貌する。

ウォルターはもともと大きな研究所に勤務する研究員だった。が、その後ベンチャー企業の立ち上げに関わり、人間関係のトラブルから離脱してしまい、地元の高校の化学教師に収まってしまった。彼が立ち上げに関わったベンチャー企業はその後、巨大企業に成長した。一方で、彼は能力を十分に活かせない上に低収入な地元高校の教師として人生を終えようとしている。そんな境遇で、超高純度のメタンフェタミン製造というウォルターにしか出来ない上に大金を稼げる仕事に出会うのだ。これによって過去の人生における挫折感に押さえつけられていたエゴが暴走する。

もし自分の特技を活かした、自分にしか出来ず、大金を稼げる仕事が存在するのであれば、その仕事が法律で規制されているからという理由だけで簡単に放棄出来るだろうか。強烈にエゴを満たす仕事である。ウォルターの場合は、それに加えて家族のために金を残したいという免罪符もあった。ウォルターが金を稼ぐというより、そのエゴを強烈に満たす仕事そのものに執着しているという状況はシーズンが進むに連れて露骨になっていく。最後には家族よりもそれを優先してしまい、家族全員から憎まれる事になる。

ウォルターの場合は、良い父親として夫としてリーダーとして他人から賞賛されたいというエゴも存在するのだが、エゴが肥大化しており自分勝手な為に無理やり支配するしか出来ない所がリアルだ。ボスとして振る舞いたがる割に全くボスとしての適正が無くて単なるDV親父にしかなれない主人公は悲しくも面白い。

登場人物
主人公以外のキャラクターも基本的に単純な善人や悪人は登場せず、魅力的な人物が多い。作中に登場するおもしろ悪徳弁護士おじさんのソウル・グッドマンなんかは、Netflixのオリジナルドラマでスピンオフ作品がリリースされている。みな、何処かしら二面性を持っている。シンプルに好感を持てるキャラは居ないが、どこかしら既視感を覚える欠陥を持っていて妙な親近感がある。ストーリー的な部分ではそんな無茶なという展開もあるのだが、キャラ造型という点ではこのドラマは圧倒的に面白い。
[PR]
by cemeteryprime | 2015-09-14 12:46 | 作品・感想 | Comments(0)

カテゴリ

作品・感想
雑記
日記
TRPG講座・考察

タグ

(109)
(44)
(27)
(24)
(21)
(18)
(17)
(16)
(13)
(11)
(9)
(9)
(8)
(6)
(5)
(5)
(4)
(3)
(3)
(1)

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月