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【TRPG】TRPGとは:その6

TRPGの歴史
TRPGがどういう遊びなのかを理解するには、誕生の経緯を知るというのも1つの手段です。

そもそもTRPGは、ミニチュア・ウォーゲームというボードゲームから派生し誕生した遊びです。ミニチュア・ウォーゲームとは、兵士や建物のミニチュアを使って遊ぶ、将棋やチェスの様なものをイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。

ミニチュア・ウォーゲーム
ちなみに現存する最古の市販のミニチュア・ウォーゲームは、1913年に発売されており、ゲームデザイナーはかの有名なSF作家のH・G・ウェルズです。ミニチュア・ウォーゲームは、もともと玩具の兵隊人形を並べて遊ぶ、戦争ごっこ遊びに、ウォー・シミュレーション(兵棋演習)のシステムを組み合わせて生まれたゲームでした。

その後、ミニチュア・ウォーゲームには、ストラテジーゲームが持つシミュレーション要素が流入し、より高度に進化します。ストラテジーゲームは、第二次大戦後に登場してアメリカで流行した、軍事作戦のシミュレーションゲームであり、これまた兵棋演習のシステムから派生したゲームです。

こうしてミニチュア・ウォーゲームは、単に人形を使ったチェスレベルから、高度で様々な細かい行動を再現出来る遊びへと進化しました。この進化がもたらしたものは、ゲームが表現する世界のミクロ化です。チェスや将棋の様な軍VS軍の戦いしか表現できなかったものが、ミニチュアを用いる事で部隊VS部隊へとなり、更にはチームVSチーム、果ては個人VS個人への表現と到達しました。

シミュレーション・ゲーム
こうなると、これまでは戦局の変化でしかなかった物語性が、個人の戦いの歴史という物語性へと変化します。この部分に、駒を一人のキャラクターに見立てることで、そのキャラクターを主人公にしたストーリーを紡ぐという新しい遊び方が成立することに気付き、誕生したのがTRPGだったという訳です。

TRPGのゲームルールが複雑怪奇なのは、それが公平な試合(ゲーム)を成立させる為の物ではなく、シミュレーション(リアルな再現性)の為のものだからです。そして、ミニチュアやマップを用いることを前提としたルールが多いのは、もともとミニチュア・ゲームから派生した遊びだからです。

近年の傾向
D&Dやクトゥルフ神話TRPGなどの古くからあるタイトルのTRPGほど、こうした特徴は色濃く残っています。一方で、近年の日本製TRPGでは、手軽に遊べて分かり易くというニーズがあり、ミニチュアゲームやシミュレーションゲームとしての性質は薄れ、ゲーム(試合)的な要素が強化される傾向を感じます。

ゲーム性が強いという事は、ある程度ルールに乗っ取って進行するという事でもあり、TRPGがどういう遊びなのか分からない新規層でも取っつきやすいという利点があるでしょう。
by cemeteryprime | 2017-01-13 02:13 | TRPG講座・考察 | Comments(0)

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