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カテゴリ:作品・感想( 151 )

【アメコミ】プロメテア1 (感想)

プロメテア 1 (ShoPro Books)

アラン・ムーア / 小学館集英社プロダクション

スコア:



ストーリーとしては、古い詩や漫画、都市伝説に時折名前が登場するプロメテアと名前の女神のキャラクターに興味を持ってレポートの題材にした女子大生が、プロメテアを調べる内に事件に巻き込まれ自身が新しいプロメテアになる・・・という、魔法少女モノみたいな話なんだけども、実際の所はこの主人公を通じてストーリー仕立てにした魔術の入門書っぽい感じ。

テーマとしては、"想像力"について。このテーマをストレートに追求している。想像力と物語について、ここまで本質的で深くまとめたストーリーは無いんじゃないかというくらいの完成度。

ここでいう想像力とは、単に空想や妄想、ロマンスの話では無い。他者への限りない共感と同情をもたらす力であり、低俗で馬鹿げた幻影を一刀両断する知性と分別であり、物質的な物や人への愛であり、そして既存の世界(価値観)を破壊する力でもある。いわば、人の精神活動全般に及ぶ話だ。こうした、想像力の本質なパワーとその象徴性を掘り下げた時に、内容は一気に魔術めいたものになっている。

作者のアラン・ムーアがリアルに魔術師化してしまったという話を昔アメコミ関連のニュースで読んだときはなんじゃそりゃ?と思ったものだが、この作品を読むとライターとして物語というものの本質を追求した結果だったんだと納得。この作品自体が、一種の魔術書になっている点からみてもマジ感が伝わってくる。女神プロメテアは、作中で人に想像力をもたらす啓発する存在であると同時に、この本自体がそうした性質を持つ物語(神話)になっているという構図だ。

上記の通りに正直、この本は所謂エンターテイメント性に特化した物語では無い。が、非常に面白い本である。また、この作者の特徴として、絵や文字といった視覚表現をフル活用して情報をフラクタル圧縮した感じでページを構成してくるので、かなり読み難いが、読み終えて咀嚼すればするほどに後々効いてくる。なにより物語と想像力という、本質的なテーマはかなり普遍性が高いので読んでみて損は無いはず。今後、ありとあらゆる場面で、この作品を反芻する場面があるはずだ。

そういう意味では、アメコミ関係なくコミック、ひいては物語全般に関する哲学書としてもオススメ。オカルトクラスタ向けにも、現代における実践的な魔術書の形の一つとしてオススメ。そんな感じ。
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by cemeteryprime | 2014-05-31 13:53 | 作品・感想 | Comments(0)

【ゲーム】 Minecraftを始めました。

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基本的にはオープンワールドのレゴという感じ。何もない所で、資源集めて道具作って、開発していく。偶に原住民の村があったり、ダンジョンぽい所があったり。ワールド自体はどんどん無限生成されて広がる仕様らしい。

デカい家とか建てたり、山の中にトンネル掘ったりして中を歩きまわっているだけで結構楽しい。レゴと違って、主観視点で内側から眺めれるのが良い感じ。

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あと、暗闇からはモンスターが出現して襲い掛かってくるので、いちおう戦闘もある。松明で、暗闇を消しなながら洞窟とかを制圧しつつ探検する感じとか凄く良い。

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油断しているとガイコツ弓兵に狙撃される。


今はマルチプレイで、何人かで同じワールドを開発している感じ。何も無いエリアに拠点作って、拠点を道で繋いでを繰り返す感じは開拓民っぽくて楽しい。
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by cemeteryprime | 2014-05-22 08:50 | 作品・感想 | Comments(0)

【漫画】惨殺半島赤目村 2巻 感想

惨殺半島赤目村(2) (アース・スターコミックス)

武富健治 / 泰文堂

スコア:



南方系の文化が残る怪しげな村に来た医者(サイコメトリー能力持ち)が、事件に巻き込まれていく・・・みたいな話。1巻では、いい感じに村がギスギスしていて無駄に不穏で、どんどん村の暗部が露見していってみたいな話で割と期待していたんだけども、2巻は一転して猟奇スプラッターみたいなカオスな話に。

人間同士のギスギス感とか、ヒステリックな描写とか、その辺りは普通に素晴らしい。まぁ、鈴木先生の作者だし当たり前かもしれないが。ド田舎の閉鎖的な怪しい伝承の残る村という舞台がマイナスの方向に働いたのか、完全に何でもありな状況がエスカレートしすぎて、ギスギスを通り越して全員ただ発狂して暴走しまくる悪趣味ギャグ漫画みたいな感じに。こうなるともう、ホラー感もサスペンス感も無くて、単なる奇人変人が全力で暴れてるだけのカオス空間。

あと、無駄に村人全員が鬱設定みたいなダークすぎる背景を持ってて、相対的に全員が印象に残らない感じなのも微妙な所。村人全員がとっくの昔に正気度0で、そいつらが唐突に発狂しはじめるみたいな雰囲気で、何をやってもビックリしないんだよね。もうちょっとこう、狂っている村人とまともな村人でメリハリを付けれなかったもんか。

それに加えて、2巻はスプラッターめいたグロばっかり出てくるんだけども、スプラッターがスプラッターとしてイマイチ機能してない印象。単に悪趣味な感じ。スプラッターって、ホラーやテラーと違ってビジュアル的な嫌悪感が100%なので、スプラッターで押すならそれなりに画力が必須だと思う。別に、武富健治先生の絵が下手って訳でも無いんだけど、絵の資質的にスプラッターやるには向いてないと個人的には思う。

打ち切りとかそういう事情で、尺が足りなかったとかもあるのかもしれないけど安直にスプラッターとか悪趣味とか犯罪的な嫌悪感に寄せていかずに、サイコ・サスペンス的な心理描写面でのホラーに特化させて欲しかった。村の雰囲気とか、伝承とかはそれっぽくて雰囲気出ていただけに残念。

1巻はまだ良い感じのバランスでおぞましい感じで怖かったんだよね。直接的な物を出さずに怖がってる人間、追い詰められた人間を出すことで恐ろしい何かを描写するというJホラー的な観点からいえば、武富健治先生のその辺の資質とか凄い向いてそうなもんなんだけども。まぁ、武富健治作品に詳しい訳でもないので、知らんが・・・。
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by cemeteryprime | 2014-05-13 16:19 | 作品・感想 | Comments(0)

【小説】ケルトの封印 感想

ケルトの封印 上 (竹書房文庫)

ジェームズ・ロリンズ / 竹書房

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シグマ・フォースシリーズの第5作目。今回のネタは、ケルトの太陽十字、考古学者と極限環境微生物、遺伝子組み換えコーン、聖マラキの予言、ドゥームズデイ・ブック、ストーンサークル、蜂群崩壊症候群、ローマクラブと成長の限界、黒い聖母信仰、etc...

改めて書き出すと盛り込み過多な感じだが、これらを全部まとめて融合させてしまっているのだから面白い。

基本的に、歴史的事実や現代の事件、実在する最新科学などをベースに強引に関連させていく感じのオカルト的手法でストーリーを構成しているので、個々のネタなんかは読んだ後に調べてみると色々トリビア的な面白さがあって楽しい。

個人的にはトーロンマンに関するネタが面白かった。泥炭に沈んだ死体は腐らずに保存されてしまうという話で、古代の湿地帯死体から恐ろしい真菌が発見される。あと、人が踏み込まない古い遺跡とかに行く考古学者が、そういう極限環境に住む微生物のサンプルを欲しがるバイオ企業から支援金を出してもらう話とか。遺伝資源を求めて、ジャングルで新種の動植物を見つけてそういう企業に売るみたいな話は知ってたけど、そうか微生物とかそういうのもあったか!みたいな。

あと、シリーズ1巻の『マギの聖骨』で出てきたマナが今作でも登場して、シリーズ物として繋がった感があって良かった。世界観というか、敵組織の正体に関わる情報とかも出てきて、ますます加速していく感じで次回作も楽しみ。
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by cemeteryprime | 2014-05-12 00:25 | 作品・感想 | Comments(0)

最近買った銃火器資料

昨日、適当に本屋で買ってきた銃火器関連の資料。

ヒーローたちのGUN図鑑 HYPER

白石 光 / 学研パブリッシング

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映画、漫画、アニメに登場するメジャー所な銃火器を120点くらい紹介している本。アメリカ映画だけじゃなくて、まどマギとか八重の桜みたいな最近のアニメやドラマまで載ってて、銃図鑑+銃火器が登場する作品紹介みたいな感じになっている。にわか知識的に抑えておきたい銃火器って結局、こういうメジャーな作品に登場する銃だけなので割とこれ一冊で十分な感じ。フルカラーで650円。安い。

オールカラー最新軍用銃事典

床井 雅美 / 並木書房

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名前の通り、世界の軍隊・警察で運用されている銃火器だけを集めた事典。いわゆる、映画的なメジャーどころを集めた本では無いけれど、全体像が押さえられるので、現代の銃火器の主流というか、各銃火器に求められている需要と役割みたいなのが見える。読んでるとアメリカとか一部の国の銃火器以外は殆ど見たことないようなのばっかりでほえーって感じ。500点の銃火器がフルカラーで載っている。

最強!世界の未来兵器

大久保 義信 / 学研パブリッシング

スコア:


ついでに買った本。最新の軍事技術とか、開発中のやつとか、最近失敗に終わったプロジェクトとかがフルカラーで載っている。エクソスケルトンとか、無人兵器とか、あの気持ち悪い馬ロボットとか。あくまで、未来妄想みたいな飛ばし本ではなくて、最新情報ベースで包括的に兵器全般が押さえられてて資料的に面白かった。


結論:学研パブリッシングはオタクの味方やで!
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by cemeteryprime | 2014-05-08 17:39 | 作品・感想 | Comments(0)

【小説】襲撃者の夜 感想

襲撃者の夜 (扶桑社ミステリー)

ジャック ケッチャム / 扶桑社

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原題はオフスプリング。オフシーズンの続編。前作から11年。食人族の生き残りが再びコロニーを再構築していた・・・・という話。

正直、ホラー成分は若干下がった印象。ただ、もうとっくに引退していた前作の保安官が事件現場に呼ばれて、これは食人族の再来だ!みたいな感じで続投したりして、続編モノとしてのお約束がしっかり抑えられていていい感じではある。前作はホラー過ぎる上に何の救いも無かったけど、今作では子供が活躍したり、それなりに救いのある終わり方だったり。

ただ、食人族がスケールダウンしているのが痛い。一匹だけ生き残った女の食人族が、赤ちゃんとか拐ったりしてという内容なので、女子供ばっかで基本的に戦闘力が低いという。一応、食人族グループにサイコパスな殺人犯が合流するみたいな展開はあるものの小物過ぎて大して活躍しないし・・・。まぁ、あくまで続編モノという前提で面白い感じ。
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by cemeteryprime | 2014-05-01 22:51 | 作品・感想 | Comments(0)

【小説】機龍警察 感想

機龍警察(ハヤカワ文庫JA)

月村 了衛 / 早川書房

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機甲兵装と呼ばれる搭乗式人型ロボが警察や軍隊に配備されている近未来の日本が舞台。メインキャラは、管轄を越えて活動する警視庁特捜部に雇われた3人のパイロット。警察小説にありがちな組織内部の縄張り争いや軋轢に悩まされながら、機甲兵装を駆使するテロリストと戦うというストーリー。

端的に表現すると、警察版『フルメタル・パニック!』という感じ。

メインキャラであるパイロットとして雇われた3人はそれぞれ、伝説の傭兵部隊の最後の1人である凄腕傭兵な姿俊之、元ロシア警察かなんかのユーリ・オズノフ、IRA系のテロリストで死神的な異名があるライザ・ラードナー(女キャラ)。今作はシリーズ物の第1話に当たる話で、傭兵キャラな姿俊之がメインだったこともあり、敵のテロリストが過去に戦場で一緒に戦ったこともある因縁のある傭兵だったり、傭兵的なネットワークを駆使して捜査したりとかで、よりフルメタル・パニックっぽい内容だった。

ロボに関しては、アームスレイヴの半分くらいのサイズ。サイズ的には二足歩行で走り回れる戦車みたいなイメージだろうか。なので、結構建物施設内での戦闘もある。そういう点では、人型ロボというよりは、巨大なパワードスーツに近いかもしれない。そこまで巨大な兵器でも無いので、軍隊とか警察特殊部隊にも配備されているし、普通に傭兵も使用していて、密輸とかもされちゃうかんじの扱い。戦闘用車両以上、重戦車未満みたいな感じだろうか。

特捜部に配備されている機甲兵装は、どうもオーバーテクノロジーが搭載されているらしく、既存の機種とはどれも異なる体系の機体という設定になっていて、その辺もなんだかフルメタル・パニック!っぽい所。切り札として、量子神経コネクトシステムみたいなのを発動するという主人公機っぽいシステムもちゃんと存在するのだ。

"機龍"やら"機甲兵装"みたいな漢字単語が多いのであらすじ読むと堅そうな印象があるのだが、実際はエンタメ性の高いミリタリー系ロボ小説になっている。フルメタル・パニック!が好きな層なら(ロボット部分)、間違いなくオススメできるし、警察小説も好きなら更におすすめできるという感じ。

ジャンル小説的に失敗しようのないレシピを堅実に料理した秀作という印象で、奇抜さとか目新しさはそんなに無い。安定感はあるので続きも間違い無く面白いんだろうけど、シリーズを一気読みしたくなるくらいのインパクトは無い・・・みたいな。良くも悪くもベタな感じ。
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by cemeteryprime | 2014-05-01 22:21 | 作品・感想 | Comments(0)

【小説】オフシーズン 感想

オフシーズン (扶桑社ミステリー)

ジャック ケッチャム / 扶桑社

スコア:



都会から田舎にやって来た旅行者が、食人族に襲撃されるという話。だいたいの内容に関しては、巻末の解説で前半は『悪魔のいけにえ』+『サランドラ』、後半は『わらの犬』+『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』という形で簡潔に説明されている。小説だけど、内容はかなりジャンル映画的。

後半は割とグロいが、基本的にグロさとかキモさで攻めてくるというよりはしっかりホラーとして怖がらせに来る感じで好感が持てた。旅行者たちが宿泊する家に食人族が迫り襲うパートと、地元警察が恐るべき食人族の存在に気付くパートが、お互いに恐怖を煽りあう感じで構成が素晴らしい。
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by cemeteryprime | 2014-04-29 21:54 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】アメイジングスパイダーマン2 (感想)

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アメイジングスパイダーマン2を観てきた。

基本的に、ティーンエイジャー向けの恋愛ノベル風映画をスパイダーマンを題材にしてやりましたという感じ。一応アメコミ映画なので観に行った訳だけど、本質的にヒーロー映画では無いのでやっぱ受け付け無いなーと改めて実感。

これ系の映画は観る気がしないのであくまで偏見に基づく予想なんだけども、トワイラトとかそういう系の映画のヒットを受けての、ティーンエイジャー向けのケータイ小説(笑)みたいな恋愛映画作ったれ!というコンセプトによる映画なのかなと。なので結構恋愛映画としても、客層を選ぶイメージ。昔からある王道的な恋愛映画って感じでも無いのよ。あくまでティーンエイジャー向けって感じ。一応、3D映画なので、映像で迫力のあるアクションが見れたら別にいいやという観客ならいいんじゃないだろうか。個人的には映画としてのアクションの迫力とアトラクション的な3Dは別物に思うので、そういうのが好きならUSJのスパイダーマン・ザ・ライドにでも行けばええんとちゃうかなとか思ってしまうが。

以下、ネタバレを含む感想。
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by cemeteryprime | 2014-04-28 10:56 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー (感想)

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キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャーを観てきました。面白かったよ。

以下、ネタバレを含む感想。
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by cemeteryprime | 2014-04-22 17:58 | 作品・感想 | Comments(0)

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