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【映画】ドラキュラZERO (感想)

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原題は『DRACULA UNTOLD』で、多分、語られざるドラキュラの真実みたいなニュアンスなんだけど、こんな糞な話ならマジで語らなくて良いよ・・・という映画だった。出来損ないの糞。

とにかく、びっくりするぐらい凄くチグハグ感のある映画だった。は?って感じで困惑する様な展開がちょくちょく発生し、盛り上がる様なシーンが本気で無いという。うーん・・・。テーマも正直何がやりたいのかさっぱり。

冒頭は、割と期待させそうな感じから始まる。幼少期のオスマントルコでの人質生活中に残虐非道な戦士として育てられキリングマシーンと化したブラドはその後、戦場で大量虐殺をしまくり串刺公の悪名がとどろき悪魔の息子ドラキュラとして畏れられたが、ある日罪を悔いオスマントルコに承諾をもらってワラキアに戻って領主になった・・・ってな感じで、あくまでも冒頭は人間としてのドラキュラの話。

そこからオスマントルコがワラキアにまたハンガリーと戦争するから子供を人質(兵士)に差し出せと迫って来るんだけど、子供たちにまた自分たちの様な辛い思いをさせるか、このまま戦争かみたいな葛藤をする話になっていくんだが、平行して近所の山にヴァンパイアが住んでいてワンチャンそいつのパワーをゲット出来れば無双して一人でオスマントルコ軍を蹴散らせるかも?みたいな唐突なストーリーが展開する。

この時点で、は?なんじゃそりゃ。って感じなんだけど、案の定、ヴァンパイア化したドラキュラは無双するんだけど、領民にバレて何故か敵軍に城を包囲されている最中にちょっとだけドラキュラを焼き討ちにしたりとかいう中途半端な謎展開が続く・・・。と、まぁ終始緊張感の欠片もない中途半端な話が進行するのだ。

ざっくりまとめると人間としてのドラキュラのワラキア版ヒストリー・オブ・バイオレンス(元キリングマシーンな親父が正体隠してアットホームな家庭を築くんだけど昔の敵が襲ってきて家族を守るためにキリングマシーンに戻って家族はドン引きするみたいなストーリー。)みたいな話が中心なんだけど、そこにヴァンパイアのスーパーパワーを手に入れたら無双できるけど怪物になって嫌われますみたいなファンタジー設定が上書きされるせいで、全体的にご都合主義というかぼやけた話になっている。

ちなみにヴァンパイア化したドラキュラのスーパーパワー表現は、ハムナプトラのイムホテップの蝙蝠版みたいな感じで映像的にも陳腐。

ドラキュラがヴァンパイア化してオスマントルコ兵を散々串刺しにしまくった後の映画終盤で、思い出したみたいにもったいぶって封印していたキリングマシーン時代の鎧を取り出すとかいうシーンも、とことんタイミング外すよな~って感じで盛り上がるどころか脱力感しかなかった。

思うに、普通にヒストリー・オブ・バイオレンスのワラキア版でよかった。オスマントルコ軍を撃退するためにキリングマシーンに戻ったドラキュラが、オスマントルコ軍を残虐なゲリラ戦法で殺しまくり、昔のキリングマシーン部隊の同僚とかとも対決したりして、どんどんエスカレートしていき敵だけじゃなくて家族も領民もドン引きしていって、最後の最後に無残に殺したオスマントルコの兵隊の遺族(嫁とか子供)とかに復讐で囲まれて呪いを掛けられて、相手にも家族はおったんや・・・とか思いながら慙愧にとらわれて殺される。で、オマケ程度に呪われたヴァンパイアとして蘇るみたいな感じで良かったと個人的には思う。
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by cemeteryprime | 2014-10-31 14:41 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】ヘラクレス (感想)

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ロック様ことドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画。

予告編からヘラクレスの12の試練を題材にロック様がCGモンスターと殴り合いしまくる映画でしょ?と思っていたら、冒頭数分でそうではないことが判明する。

主神ゼウスを父に持つ半神にして12の試練を乗り越えた英雄・・・と、されているヘラクレスという一人の人間の物語なのだ。世間では伝説じみた噂が先行して英雄と呼ばれているけれど、本人が一番それを信じ切れないみたいな心の折れた英雄が、周囲の期待に答えるために真の英雄として覚醒するみたいな話で普通にストーリーが面白い。

歴戦の戦士で構成された傭兵団でやっていることは野盗退治による賞金稼ぎと軍事顧問みたいな妙にリアルなヘラクレス一行の描写とか、ギリシャの植民地世界の雰囲気とか、ギリシャ神話世界というよりは何処までもリアルな感じを目指した描写が面白い。どこまでもリアルなんだけど、それでいて伝説と化す感じが良いんだよね。

最近割りと多い気もする古代ギリシャな映画なんだけど、別にギリシャ語を喋ったりしないし、ギリシャ系俳優を使うわけでもないモロにハリウッド映画な逆に潔い感じが割りと好き。

死ぬほど面白い映画というわけでは無いんだけど、単にロック様が活躍するアクション映画を観に行ったら予想外に面白かったという程度には面白い。
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by cemeteryprime | 2014-10-27 21:29 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】イコライザー (感想)

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舐めてたら相手が殺人マシーンでした映画の最新作。という要素も熱いんだけど、それ以上に本作は主人公がホームセンターの店員なんだよね。DIY(自分で作ろう)精神というよりも、DIY(自分でやる)精神って感じなんだけど。

ラストは、DIY精神とKUFU(工夫)で戦うホームセンター店員をよせばいいのに敵のマフィアの殺し屋軍団がホームセンターに店員たちを人質とっておびき出すという最高の展開が待っている。どうなるかは、予想通り。

結構、ベタに盛り上がる要素を盛ったアクション映画で普通に面白い。ホームセンター戦しかり、明らかに只者ではないジジイな主人公しかり。主人公はその場にあるものを武器にしてプロっぽく静かに素早く敵を殺しまくる感じ。デイゼル・ワシントン要素が上手いことマッチした主人公のキャラが良いので普通に続編あるなら観たいなと思った。
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by cemeteryprime | 2014-10-27 20:04 | 作品・感想 | Comments(0)

ヘルボーイの秘密結社

ラーのヘリオピック協会
フランス人の織物商ユージン・レミーは1728年にエジプトでラーゾットなる謎の人物と出会い、彼からアトランティス、レムリア、ムーの人類創世以来の古代の秘儀を授かる。そして1729年にパリでラーのヘリオピック協会を設立する。協会はパリにヘリオポリス寺院を設立し、最盛期には4万人の会員がいた。レミーの死後は創始者の生まれ変わりとされる少女を首領に据え、その後1857年にロンドン、1872年にはニューヨークにゴールデンロッジを開いた。しかし、1883年に少女が隠棲をすることを決定すると、勢力争いが起こり90年にパリ、ニューヨークのロッジが閉鎖。93年にはロンドンのロッジも焼けた。しかし、その後も秘密裏に活動を続け1906年のサンフランシスコ大地震や1908年のツングーツカ大爆発に関係したと噂される。

オシリス・クラブ
イングランドにあるオカルト結社。ラーのヘリオピック協会の会員7名が1866年に結成した秘密結社。超常現象の大家が集まるクラブ。オカルト学の権威で、英国超常現象研究協会のトレバー・ブルッテンホルム教授も1940年代に入会している。

・・・と、いうのがヘルボーイというアメコミに登場する架空の秘密結社に関する設定。作中では名前くらいしか登場しないんだけど、巻末の解説ページでちらほらと説明が出ていて、地味に少しづつ内容が更新されていってて面白い。流石はオカルト探偵物作品なだけあって、設定がツボを押さえていて良い感じ。ユジーン・レミーの下りは多分、H・P・ブラヴァッキー夫人あたりを元ネタにしたものなのかなと推測。ヘルボーイは、アトランティスとかレムリアとかハイパーボリアだとかのクトゥルフ的超古代史観を採用しているので、ブラヴァッキー夫人を持ってくる辺りは、わからなくもない。

ちなみに、史実と比較してみると・・・1729年に設立というとちょっと古すぎる気がする。カリオストロ伯爵すら生まれていない時代である。ちなみに、ラーのヘリオピックみたいな、エジプト風の単語とかヘルメス主義系の名前を関する魔術結社が流行るのは19世紀に入ってから。18世紀だったら、薔薇十字会系かフリーメイソン系の魔術というよりは政治思想系の秘密結社が関の山な感じ。

オシリス・クラブに関していうならば、1866年という年代はちょうど英国薔薇十字協会が設立されたのが66年か67年あたりなのでもしかしたらこれをモデルにしたのかも知れない。ブラヴァッキー夫人の神智学協会がニューヨークで設立されたのは1875年。エジプト魔術的な物が流行り始めたのは神智学協会の影響が大きいので、ネーミング的には流行を先取りしすぎている感じ。ちなみに1888年に設立された黄金の夜明け教団の創設者たちはこの英国薔薇十字協会のメンバーである。

英国薔薇十字協会を創設したロバート・ウェントワース・リトルという人物はフリーメイソン系結社のメンバー。ドイツの薔薇十字会結社の秘密文書を入手したという経緯で英国薔薇十字協会を設立したらしいが、本当のところはエドワード・ブルワー・リットンの薔薇十字会員を主人公にした小説『ザノーニ(1842)』のせいでイギリスで薔薇十字会ブームが起きていたからのようだ。

どうでも良いけど、ラーのヘリオピック協会のヘリオピックって何なんだ?と疑問に思って調べてみたところ、そんな単語は無かった。ヘリオピックホテルとかいうフランスのホテルはあるんだが。
ヘルメティック(Hermetic。ヘルメス主義の、錬金術の)という単語はよく魔術結社の名前に付いているのでそれかと考えていたんだけども、ヘリオピック(Heliopic)なので綴りが全然違った。

Heliopicという綴りから推測すると、この単語はヘリオポリス(ラーを崇拝していたエジプトの古代都市。現在のカイロ周辺)に由来していそうな感じ。多分、オリンピックがオリンピア+ピックなのと似た感じでヘリオピックという造語なんだろうなと予想。オリンピアもヘリオポリスもギリシャ語で、ヘリオは『太陽』という意味。なので、the Heliopic Brotherhood of Raは、完全に翻訳するならば『ラーの太陽の同胞団』とでも訳すんだろうか。ちなみに、魔術結社にはエジプトの古代都市名を冠したルクソール同胞団だとか、ルクソール錬金術協会なんてのもあるので、ヘリオピック協会もヘリオポリスの同胞団程度のニュアンスかもしれないけど。
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by cemeteryprime | 2014-10-18 11:40 | 雑記 | Comments(0)

実写版るろうに剣心に関する考察

実写版るろうに剣心がどうしてああいう形の映画になったのかについて改めて考えてみた。

この作品の面白さのキモは確実にチャンバラアクション部分だ。というか、それ以外の部分が総じて糞過ぎるんだけども・・・。ただ、間違いなく戦闘シーンは面白い。緋村剣心、斎藤一、四乃森蒼紫できっちり戦闘スタイルを描写し仕分けれていて再現度はなかなか凄い。

この辺りは確実にアクション監督の手腕なので、調べてみたところ谷垣健治って人なのが判った。どうもこの人は、ドニー・イェンのスタントチームで働いていた人みたいだ。要するにバリバリの香港アクション映画の人なんだよね。正直、剣道アクションではなく中華チャンバラ系アクションなのは一目瞭然なのでこの辺は凄く納得。ついでに監督の方は以前に大河ドラマ『龍馬伝』の監督をやってた人らしい。ちなみに龍馬伝には人斬り以蔵役で剣心役の佐藤健が出演していた。

この監督とアクション監督のコンビでどういう映画を作るのか。要はこれってコンセプト的にドニー・イェンがちょっと前にやってた『レジェンド・オブ・フィスト』や『孫文の義士団』、『捜査官X』なんかと同じ"近代を舞台にした武侠アクション映画"を明治日本バージョンで作ろうとしたのでは無いだろうか。つまり、単なる漫画の再現や、特撮映画を作ろうとしたのでは無いと推測できる。

それを踏まえて映画の構成を考えると、志々雄編で実写の中華系アクションシーンに組み込めそうなキャラは、そもそも志々雄真実、瀬田宗次郎、刀狩りの張、魚沼宇水、明王の安慈くらいしかいない。実際に映画できちんと戦闘シーンがあったのは宇水を除くこのメンバーだ。

京都大火編で刀狩りの張の薄刃の太刀が登場しないのを不満に思っていたのだが、恐らくあれはCGでしか描写できないので登場させなかったのだろう。同じ理由でクリーチャー系ではない鎌足も武器の鎖分銅がCGでしか描写できない。逆に魚沼宇水は登場させれたやろ!と思うので、残念。普通にティンベー使った武術アクションとか観たかった。

京都大火編はVS瀬田宗次郎、VS刀狩りの張くらいしかガッツリした対決シーン無いのに、伝説の最期編の方はVS比古清十郎、VS四乃森蒼紫、VS瀬田宗次郎、VS安慈戦、VS志々雄という構成になってて後半に偏りすぎやろ感が半端無い。この構成だと、後半に魚沼宇水戦とか入れている余裕無い。

その辺りの事情を考慮した上で個人的に考えてみた構成案。京都大火編は、刀狩りの張のイベントの後に原作通り比古清十郎との修行をいれた上で京都へ。で、ラストは京都大火の途中で大阪湾からの軍艦出港という志々雄の真の計画に気付いて剣心たちが大阪に向かう。間に合わなければ東京が火の海に!みたいな感じで東京が砲撃された時におこるパニックの予想映像みたいなのとかも入れて煽りまくって前編終了。

伝説の最期編は冒頭はあっさり出港に間に合って、軍艦破壊シーンはある程度派手に。その後、四乃森蒼紫と対戦したあと蒼紫の情報網で逃亡した志々雄のアジトを突き止めて決闘みたいな流れでラストバトル。尺に余裕ができた分は各キャラの明治政府への恨みつらみとかの回想を多めにして。なんなら志々雄とのラスト場バトル前に方治を出しゃばらせて原作の葵屋襲撃とまではいかなくてもすでに葵屋に刺客として残ってる十本刀を放ったとか宣言させてみたり(が、一瞬で比古清十郎にぶっ飛ばされて終了)。
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by cemeteryprime | 2014-10-05 01:53 | 雑記 | Comments(0)

【映画】るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編 (感想)

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もともと原作が怪人との戦闘+過去語りみたいなバトル中心の構成なので、映画シナリオ向きじゃないってのは理解できるんだけど、映画用に改変追加されたシナリオ部分が破綻しまくっていて突っ込みどころしかない。むしろ原作には必要最低限のストーリーしかないのに、どう弄ったらここまで矛盾だらけに改悪できるんだよと不思議なレベルだった。

漫画だと、京都大火で政府の目を京都に引きつけておいた隙に、軍艦で大阪湾から東京湾に入って東京を砲撃して治安崩壊させるってのが志々雄の計画だった。剣心たちは志々雄の作戦を見抜いて、大阪湾で軍艦を撃沈して計画を潰すことに成功し、その後は比叡山辺りにある志々雄アジトで直接決闘という展開になっている。

映画だと、どうしても映像的に軍艦を活用したかったのか、剣心は大阪湾で軍艦出港を止めれないんだよね。ただ何故か志々雄はその後、東京を砲撃せずに近所の漁村を軽く砲撃しただけで、長々と東京湾に停泊して維新政府を脅迫して剣心の公開処刑を要求。最後は剣心たちが軍艦に乗り込んで直接対決する流れになる。

・・・そもそも奇襲せずに堂々と東京湾に停泊していられるんだったら京都大火をやる意味が無いんだが。あと、東京を砲撃しないんだったらYOUは何しに東京湾へ?二部作にする為か、軍艦にこだわったせいかは知らないけれど、思いっきりシナリオが破綻してるんだよね。一応、前編の京都大火編は軍艦撃沈失敗して、逆に剣心が撃沈という感じで終わっているのでその時点ではシナリオの大きな破綻はない。四乃森蒼紫が凄い馬鹿になってる程度。

伝説の最期編は正直、破綻&破綻という感じ。恐ろしい事に、普通に野外で志々雄一派と政府高官の会談シーンみたいなのとかまである。東京を砲撃されたくなかったら~みたいな要求してくるシーンなんだけど、志々雄が堂々と姿を見せてるんなら、剣心に暗殺頼む必要無いよねこれ。狙撃隊で囲めよと。のんきに志々雄と会食してる場合じゃないだろ。

ついでに酷いのが、剣心が公開処刑されかけるシーン。処刑される前に剣心の罪状としてこれまで殺した来た人間の名前が長々と公衆の面前で読み上げられるんだけど、それ完全に維新政府が隠したい機密情報じゃねーか!いかんでしょ。そもそも志々雄が消されたのも維新政府の暗殺内容が漏れたらヤバイからじゃなかったっけ?

細かい所まで指摘するとキリがないけど全体的に維新政府と警官の描写が酷い。平和ボケした時代の無能役人みたいな描写なんだよな。この人達、最近まで戦争してなかったっけ?東京湾に堂々と停泊してる軍艦1隻に脅されてテロリストに屈するとか、海軍はどこへ消えたんだ?

軍艦対策に必死に海岸に組み立て式の大砲を運んできてたりするし(砲撃されて終了やろ)。後、警視総監無視して部下全員が勝手に軍艦を砲撃し始めるシーンとかあるんだけど、どういう状況なんだよと。後でクビやろ。警視総監も剣心たちがまだ軍艦にいるとかいう以前に、警官隊が普通に軍艦内にいるんだが。・・・と、終始酷い内容。

邦画だと政府とか警察が極端に無能で馬鹿に描かれるのがよくあるんだけど、まさにそんな感じ。正直、こういう描写全般は作品を陳腐化する要因にしかならないと思うんだけど。統制のとれた強そうな警官隊を敵が一騎当千で蹴散らすからこそ強そうに見えるんじゃないの?

あと、どうでもいいけど不思議な事にこの世界は拳銃が存在しない。何故かどんな狭い所でもライフルしか使わないんだよな。どっちにしろ発砲しないけど。漫画だと普通に警官も拳銃使ってるし、史実的にも普通に拳銃は配備されてるんだけど。


チャンバラシーンに関しては個人的には割と良かった。軽功と拳脚が飛び交う中華チャンバラ系のアクション。なので、瀬田宗次郎とか緋村剣心の速度感みたいなのは上手いこと表現できていた気がする。ただ、基本的に間合いも糞も無い中華チャンバラだから、必殺技の演出が映えないんだよね。牙突とか天翔龍閃とかの必殺技感を出そうと思うと、貯めのアクションが必要だけどそういうのが皆無なのでいまいち決まらない。その辺が残念といえば残念だったかな。

志々雄に関しては焔霊とか紅蓮腕とかきっちり再現されていて格好良かった。後、比古清十郎も武侠映画の剣侠っぽくてなかなか格好良かった。ズボン履いてるし、ロン毛だし、中華チャンバラやってると完全に武侠映画の登場人物にしか見えない件。

十本刀は基本的に宗次郎以外は残念な感じしか無かった。佐渡島方治は顔は再現度高かったけどやたらテンション高い狂人って感じだったし。ちなみに、十本刀の見せ場は無いので当然方治の爪剥がしシーンも無いよ。あと、安慈も左之助もフタエノキワミはしません。安慈に至っては、金的されるとお寺の鐘がなるという残念な扱いだった。まだ出番あるだけマシだけど。巻町操は土屋ちゃんなので普通に可愛いかったよ。
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by cemeteryprime | 2014-10-03 21:40 | 作品・感想 | Comments(0)

【特撮】仮面ライダー鎧武 総評 (感想)

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振り返って見ると葛葉紘汰、駆紋戎斗、呉島光実という異なるスタンスの3人を軸に綺麗にまとまっていたと思う。

葛葉紘汰は全体的な正義に殉じた。同じ虚淵作品でいうなら『まどか☆マギカ』の鹿目まどかが近い感じ。自己犠牲によって世界を救うタイプのキャラだ。結果的にオチ的にも『まどか☆マギカ』近いゴッド紘汰ENDに着地した。駆紋戎斗は個人の正義に殉じた。弱者が踏みにじられない世界を目指して、その為に終始強さを求めて戦い続けた。基本的に他人に自身の正義に対する理解を求めないので孤独でハードボイルドな生き方である。『鬼哭街』の孔濤羅だとか、『Fate/Zero』の衛宮切嗣だとか、個人的な印象としては虚淵作品の男性主人公はこのタイプが多いイメージだ。

ヒーローには、大きく2種類のベクトルが存在すると考えている。1つは自己犠牲や奉仕精神で他人や社会に報いる所謂"無私"タイプで、もう1つは徹底して自己の正義(仁義)を貫く”義侠”タイプだ。前者は救世主だとか、人を救う為に職業に殉じた様な人間である。後者は、義賊やビジランテなどの社会的には犯罪者だが民衆には支持されるような人間である。ヒーローと呼ばれる人間は概ねこの2種類のどちらかの要素を持っている。

葛葉紘汰は前者の無私タイプのヒーローに分類できる。駆紋戎斗は後者の義侠タイプのヒーローにどちらかと言えば分類できる。この2人はそれぞれの正義を貫き、共に人間を辞め人外化し、最後には対決することになる。対決は結果的に葛葉紘汰が勝利するが、勝利した葛葉紘汰はヒーローとして世界に君臨はせずむしろ世界から追放されることで自己犠牲的に世界を救済する。2人のヒーローは最終的にどちらも世界からドロップアウトしてしまうのだ。

そんな2人に対して、呉島光実はヒーローにはなれなかった。呉島光実は愛するものを守れれば他には何も要らないと仁義礼智信の様なあらゆるものを切り捨てて完全に人としての道を踏み外しながら、愛情だけを貫くものの最終的にそれすら失い発狂してしまう。キャラ的に例えるなら『まどか☆マギカ』の暁美ほむらが近い。愛する人さえ救えたら世界なんかどうなってもいいと全てを犠牲にしたにも関わらず救えないのである。

だがしかし、葛葉紘汰と駆紋戎斗と呉島光実の3人の主人公の内、最後に世界に残されるのはヒーローになれなかった呉島光実なのである。呉島光実の選択と生き様は、ヒーローどころか完全に外道にまで堕ちてしまうが、どこまでも人間臭く共感できるのだ。ヒーローとして生き方を貫いた2人が同時に人間をやめて異形化して世界からドロップアウトするのに対して、呉島光実はどこまでも人間として失敗を重ね地べたを這いずりまわるのだ。

こうした結論から、仮面ライダー鎧武の真の主人公は呉島光実だったと考えることができる。と、いうよりも呉島光実を主人公として捉え直すとストーリー構造的にも納得がいく点が多い。実際の所、表層的に主人公な葛葉紘汰やライバルにあたる駆紋戎斗は、殆ど内面的に悩まずブレないのだ。更に、葛葉紘汰と駆紋戎斗の本来ならば盛り上がるはずの最後の対決もかなり段取り臭くて雑になっている。葛葉紘汰と駆紋戎斗の両名が排除される展開と、最後は葛葉紘汰が”キセキ”を起こして世界をリセットするという展開は、最早ストーリーの本筋では無く単なる消化試合に過ぎないのであれば、こうした描写も不思議はない。

仮面ライダー鎧武は、ヒーローに憧れ、嫉妬し、挫折した”人間”呉島光実の物語なのだ。ストーリーは大いなる挫折物語ではあるものの、エンディングでは挫折から立ち上がろうとする呉島光実の姿が描かれる。考えれば考えるほど、これ以上無い綺麗な終わり方だ。名作。
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by cemeteryprime | 2014-10-02 12:05 | 作品・感想 | Comments(0)

【小説】マダム・マロリーと魔法のスパイス (感想)

マダム・マロリーと魔法のスパイス (集英社文庫)

リチャード・C. モレイス / 集英社

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インド人料理屋の子供が、フレンチの3つ星シェフになるまでを描いたストーリー。

立身出世モノとお料理小説は割りと好きなジャンル。漫画脳なので、こうカタルシス全開な成り上がり系を期待したんだけども、そういう感じの話では無かった。保守的な頑固なシェフ(マダム・マロリー)が主人公の才能を見込んで大嫌いなライバルのインド料理店に三顧の礼ばりに頭下げて弟子に迎えたり、いろいろな老師的な人物に恵まれたりみたいなそういう系のお約束はフォローされてて良かった。

ただ、個人的にはもうちょっとインドを活かせよ感は否めなかった。インド出身の外国人なのに逆に伝統的なフランス料理の守り手になって最先端フレンチに対抗するみたいな展開になるんだよね。そこはこう、インド料理を活かして特色出すみたいな展開の方が好みだったなー。

そこそこ面白かったが、主人公が金もあるし才能もあるというリア充すぎてイマイチ立身出世要素が低かったのが何とも・・・。インドのスラム街から味覚だけを武器にのし上がるくらいのカタルシスが欲しい。
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by cemeteryprime | 2014-10-01 19:53 | Comments(0)

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