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【TRPG】馬場講座の功罪

 TRPGシナリオ作成大全の新刊を見かけたので買ってみた。新刊は馬場秀和のマスターリング講座特集である。なので、今回は久しぶりに馬場講座に関する考察。

馬場講座に関して
 馬場講座の特徴は、TRPGにおけるプレイヤーのなりきりキャラ演技を理論武装しつつ鬼の様にディスっている点である。それが面白かったりもするのだが、TRPGのそういう要素が好きな人からは当然の様に良く思われていない。RPGのなりきり要素が大好きな人というのは一定数いて、実際にプレイヤーがキャラにコスプレして遊ぶライブRPGという遊びも存在するくらいなので、そうした要素を全否定するのはけしからんとするのも頷ける話ではある。

 だがそれ故に、馬場講座を語る上では良くも悪くも、なりきり要素の是非みたいな部分がピックアップされがちで、それ以外の要素は案外スルーされてしまうというのが個人的な印象だ。馬場理論には、冷静に読めば致命的なツッコミ所が存在する。

ここが変だよ馬場講座
 馬場講座は、TRPGの在り方や正しい遊び方について論じている様にも見える。が、よく読むと実際の所は、RPGをゲーム的に遊ぶ為の理論なのである。馬場講座はコスティキャンのゲーム論をやたらと引用して自説を補強しているのだが、そもそもコスティキャンの定義ではRPGはゲームではないし、RPGをゲームの様に遊べとは一言も言っていないのだ。要するに、RPGを敢えてゲームの様に遊びたいのは、単に馬場氏の趣味の問題なのである。

 確かに馬場氏の主張する様に、RPGをゲーム的に遊ぶ上ではキャラプレイは邪魔だが、そもそも敢えてゲーム的に遊ぶ必要性は無いのである。それ故に馬場講座は、何処まで意図的なのかは不明だが、基本的にはRPGを本来とは異なるバランスで遊ぼうという提案に近いので、TRPGについての解説講座かと言われると微妙に違っていると言える。

ゲームデザイン論の今昔
 『ゲーム』と呼ばれる遊びには、単に『遊び』という意味の物と、『試合』のニュアンスを持った物が存在している。トランプ、チェス、人生ゲーム、格闘ゲーム、サッカーといった対戦要素と明確な勝敗が存在する『ゲーム』は後者に属している。コスティキャンのゲーム論は後者を再定義するものだ。馬場講座の場合は、前者と後者を混同しており、後者こそがゲームのあるべき姿だと勘違いしている節もある。RPGの他にはシミュレーションゲームなども、試合要素の無いゲームに属しており、そもそもの方向性が異なる遊びなのだ。

 思うに馬場講座が展開されていた当時(90年代)は、まだゲームデザイン論についての意見や資料は乏しかったのも原因の1つでは無かろうか。しかし、現在ではゲームデザイン論やゲーム文化について言及する本は日本でも多く出版・翻訳されている。最早、ネット上に公開されたコスティキャンの英語記事を参照するしかなかった時代では無いのだ。RPGについて知りたければ幾らでもまともな資料は存在するのだ。

馬場講座の活用
 ただし、現状はTRPGをゲーム的に遊びたいというのはむしろメジャーな要望だ。少なくとも日本ではゲーム的なバランスのTRPGが主流になっている印象もある。基本的にゲーム的であればあるほど、初心者にとっては遊びやすく取っ付き易いのである。

 RPGをアドベンチャーゲーム風に遊びたいのなら、馬場講座は見事にマッチするので、大いに参考にすべきだろう。
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by cemeteryprime | 2015-10-30 13:34 | TRPG講座・考察 | Comments(0)

【クトゥルフ神話TRPG】何故、脱出系シナリオが多いのか

蔓延する閉鎖空間
 ネット上で公開されているクトゥルフ神話TRPGのフリーシナリオを探すと、妙に脱出系シナリオが多い事に気付く。偏見もあるかもしれないが、リプレイ動画などでも有名どころは大抵が閉鎖空間からの脱出がモチーフになっている。唐突に謎の異空間で目を覚まし、ニャルラトテップやチャウグナー・フォーン辺りの仕業で終わる様なタイプのシナリオの事だ。

 こうした蔓延は、考えてみれば少し不思議な現象である。クトゥルフ神話TRPGのルールブックに掲載されているシナリオサンプルには、この手の閉鎖空間系シナリオは存在していない。収録されているシナリオは、どれもプレイヤーが自発的に町や村を歩きまわり、図書館や住民から情報収集するタイプで、閉鎖空間系が舞台のシナリオは1つも存在しない。ソースブックでも事情はほぼ同じで、唯一日本オリジナルのソースブックで僅かに閉鎖空間系シナリオが確認出来る程度だ。

閉鎖空間系シナリオの出自
 そもそもRPGで、町やその住人が一切出てこないゲームを幾つ挙げられるだろうか。ファンタジー系RPGでは、主人公一行は当然の様に広い世界を冒険する。およそのRPGのシナリオ・モチーフは冒険や成長で、町から町へと旅をして色々な人と出会うのが一般的だ。

 唐突に閉鎖的な環境下に放り込まれて、モンスターから逃げまわりながら脱出を目指すのは、どちらかと言えばRPGでは無くアドベンチャー・ゲームに特有のシナリオ・モチーフだ。そもそもホラーゲームというのは、一般的にRPGでは無くADVである。犯人探し的なミステリー要素や、謎めいた暗号解読といった要素といった、パズルやナゾナゾはADV特有のゲーム要素だ。

 以上の性質的な特徴を踏まえれば、閉鎖空間系シナリオはどちらかと言えばRPGではなくADVを志向したものだと判る。イメージとしてはホラーADVを、TRPG風に遊ぶためのシナリオという表現が近いかもしれない。

ADVとRPG
 しかし、RPGとADVは異なる性質を持ったゲームだ。RPGのゲーム性はシミュレーションであるのに対して、ADVのゲーム性はパズルである。シミュレーションは、課題に対して様々な解法をぶつけて、その反応を楽しむ。一方のパズルは推理力や計算力を問うもので、用意された正しい解法を発見する遊びだ。

 ADVをRPGの様に遊ぼうとすると、当然の様に拒絶反応が生じる。TRPGにおいて、シナリオ事故だとかシナリオ崩壊と呼ばれる不具合がそれである。ADVのストーリーは、用意された道筋に沿ってしか展開しない。プレイヤーが自由にシミュレーション的な反応を引き出してストーリーを作っていくRPG的な遊び方をすれば、用意されたADV的なストーリーラインは崩壊する。

拒絶反応と対処療法
 この不具合に対処するには2つの方法がある。RPGのシナリオをRPGの様に遊ぶのが正解だが、どうしてもADVのシナリオを使いたいなら、ADVの様にしか遊べない様にする対処療法的な手段が必要になる。自由な行動がストーリーラインに影響が無い様にすること。プレイヤーの行動の自由を奪い、出来るだけコマンド選択式ADVの様にしか振る舞えない様にしてしまう事などがそれだ。

 これをやるのに理想的な舞台が、閉鎖空間だ。行動範囲や利用できるリソースを幾らでも制限出来る。この辺りに閉鎖空間系シナリオが蔓延する理由がありそうだ。
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by cemeteryprime | 2015-10-21 01:09 | TRPG講座・考察 | Comments(0)

【ドラマ感想】メンタリスト

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メンタリスト…それは、人の心を読み暗示にかける者。思考と行動を操作する者の事である。(冒頭引用)

とりあえずシーズン4まで視聴。かなり面白い。Netflixだとシーズン2までしかなかったので、Huluに加入。

あらすじ
主人公のパトリック・ジェーンは天才的な詐欺師であり、ショービズ界で成功を収めたインチキ霊能者であったが、TV番組で世間を騒がせていた連続殺人鬼レッド・ジョンの人物像を霊視し挑発してしまった結果、妻子を殺害されてしまう。

復讐を誓ったジェーンは天才的な洞察力と詐欺のテクニックを活かして警察の捜査コンサルタントとなり、殺人鬼レッド・ジョンを追う。

作風
犯罪捜査チーム物なんだけど、主人公は刑事じゃなくて外部のコンサルタント。まともな捜査官では無く、あくまで詐欺師なので、平気で倫理的にも法的にも問題しかない手法を使うのが観ていて楽しい。証拠の捏造や、不法侵入、なんでもありだ。いつも洞察力のみでまず犯人に辺りを付けてから、徹底的に心理的に揺さぶりをかけ、罠に嵌めて尻尾を出させる。

基本は一話完結で、シリーズ全体をまとめる骨格として偶にレッド・ジョン絡みの事件が発生するという感じ。

パトリック・ジェーン
主人公のジェーンは、口が達者で、見た目は魅力的。自尊心が強く、人を操るのが上手い。自制心が弱く、自分の行動に対する責任を認めない。作中では典型的な反社会性人格(サイコパス)という心理分析を下されている。犯罪モノによく登場するクレイジーなサイコパスと違って、完全な知能犯タイプで直接的な暴力性が皆無で、全く戦闘能力が無いというキャラ造型が面白い。

ただし、ある意味ではその手のサイコよりも危険度人物だ。他人の心に侵入し、支配したがる対象は何も犯人だけでは無い。捜査チームの仲間までもコントロールしてみせる様子が恐ろしい。チームの一員として捜査に協力しているというよりは、レッド・ジョンの追跡に利用する為に、捜査チームを操って犯罪者を狩っているというイメージが近い。

ジェーンはカリスマ霊能者をやっていただけあって、明らかにカルト教祖的な素質を持っている。心理学に長けていて嘘や隠し事を簡単に見抜き、反対に完璧な嘘を付ける。発汗や心拍数といった生理反応を操作する技術まで身に着けていて機械すら騙してみせる。心理学に長け催眠術まで駆使し、手品やスリ、ピッキングといった奇術にも長けている。

ジェーンの目的はただ一つ、レッド・ジョンを自らの手で殺害する事だ。捜査協力はその為の手段だ。その為になら、殺人こそしないが何でもやる。結果的に犯人が逮捕できれば問題ないという思考を持っている。情報を引き出す為に、基本的に人の隠し事を暴露したり、人格攻撃をしまくったりして性格が悪いが、ちょくちょく煽りすぎて鼻を殴られるのがご愛嬌。

基本的にジェーンは善人では無いし、刑事でも無いので、法律やモラルは度外視している。あるのは、他人を支配し害する邪悪な気に入らない人間に罰を与えるという独自の正義感だけだ。ジェーンがギリギリ主人公でいられるポイントはこの一点だけだろう。犯罪者でも自分と同じ復讐者には同情的で、時には協力的だったりもする。自分は復讐の為にレッド・ジョンを殺す気まんまんなのに、復讐の為に凶行に走ろうとしる人間にはもっともらしく踏みとどまらせたりするのも面白い。

殺人鬼レッド・ジョン
レッド・ジョンは、現場の壁に犠牲者の血でスマイルマークを残す殺人鬼だ。狡猾で一切の証拠を残さない。シーズンが進むにつれて、フォロイングの殺人鬼みたいなカルト教祖的な性質を見せ始める。レッド・ジョンの信奉者達は、ジェーンが勤めるCBIやFBIにも潜り込んでいて、レッド・ジョンに繋がる情報を嗅ぎつけた事を知ると襲い掛かってくる。

レッド・ジョンは痕跡を残さず、ジェーンの前にも姿を見せないので、どんな相手も支配するジェーンにとっても強敵だ。それでも、ジェーンはレッド・ジョンを罠に嵌める為に周囲すら騙して色々な作戦を展開する。レッド・ジョンはジェーンに自分に似た性質を感じている。二人とも他人をコントロールしたがるサイコパスなのは間違いない。

ジェーンは、恐るべき敵であるレッド・ジョンを倒す為に、よりレッド・ジョンに近い怪物になっていく。この辺りは、レッド・ジョンが仕掛ける攻撃以上にスリリングで面白い。
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by cemeteryprime | 2015-10-12 12:04 | 作品・感想 | Comments(0)

【ドラマ感想】スクリーム

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ウェス・クレイヴン監督のスラッシャー映画、スクリームがドラマシリーズとして復活。Netflixで観れる。監督自身は、既に亡くなってるんだけど一応、製作総指揮か何かで関わっては居たようだ。

あらすじ
20年前に大量殺人事件が発生したという、忌まわしい過去を持つ小さな田舎町のレイクウッド。事件の犯人は、一種のエレファントマンで最後は射殺されて湖に落ちて死体は上がらなかった。そんな過去の殺人鬼が蘇ったかの様に、エレファントマンのマスクを付けた殺人鬼が、レイクウッドの町を恐怖に陥れる。

作品
TVシリーズで、スラッシャーホラーが成立するのかという挑戦は中々面白いのだが、残念ながらいまいち成功しているとは言えない印象。一本の映画程度の時間であれば、ジェットコースター的なテンポ感に誤魔化されて、まんまと主人公たちが犯人の意図に踊らされて多少馬鹿な行動をしても気にならないのだが、TVシリーズでそれをやると、馬鹿な行動が数日に渡って展開されているので、間抜け感がどうしても強調されてしまう。第2シーズンもあるらしいので、ブレイクスルーを発見してほしい限りである。

あとスクリームの場合、最後の最後まで犯人が不明確な点が面白いのだが、終盤に近付くにつれて無罪確定が連発していき、安牌的なキャラが増えていったのはあまり上手くない展開だなと感じた。シリーズ化させる為か、結構な数の主要登場人物が生き残ったのもイマイチ。中途半端に負傷しながらも、続投するキャラが増えれば増えるほど、殺人鬼の脅威度は低くなって緊張感が薄れていく。この辺りのテンポ感も、映画のスクリームとどうしても比較してしまう所。

エレファントマン
どうも元のゴーストマスクは、マスク自体の版権的な問題でドラマ版では使用できなかったらしい。その結果、エレファントマンの顔を象ったという謎の設定のマスクになった。

エレファントマンは、明らかにジェイソン的な設定にも関わらず、殺人鬼が20年前に死んだエレファントマン本人という線は、基本的に作中では真面目に考慮されない。まぁ、スクリームなので犯人が超常的な存在というのは有り得ないんだけども、だったらジェイソン的な設定にする意味あったのかとも。

殺人鬼に関しては、良くも悪くも殺し方のバリエーションが豊かになって、逆に特徴が薄れてしまった感じ。ドラマ版の殺人鬼はスタブ(刺殺)一辺倒では無い。でも、スクリームの醍醐味は誰が犯人なのか判らない恐怖と不意打ちでガンガン殺してくる所なので、スプラッター的な方向に拘られてもなぁとか。
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by cemeteryprime | 2015-10-05 23:38 | 作品・感想 | Comments(0)

【アニメ感想】ガッチャマンクラウズ:インサイト

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ガッチャマンクラウズの第2期。今回、ガッチャマンが立ち向かうのはゲルサドラによって引き起こされる全体主義的な空気感だ。相変わらず社会派なテーマ選択が良い。

あらすじ
ある日、ゲルサドラという宇宙人が地球に飛来する。ゲルサドラは、皆が一緒に楽しく過ごせるのが最高という思想を持った宇宙人であり、これまでに宇宙の幾つかの星を平和に導いたという実績を持っており、地球でも危険な宇宙人では無いとして歓迎される。

ゲルサドラには人々の気持ちを可視化して、汲み取る能力があった。地球人が余りにもバラバラで、問題を多く抱えている事に気付いたゲルサドラは、新しく可決された首相の直接選挙制度に立候補。草の根運動を通じて、首相に当選する。国民の気持ちを汲み取れるゲルサドラは、次々に国民の願望を実現していき歓迎されるが、やがて国全体が全体主義的な空気に包まれて行く。

インターネット
1期もそうであったが、2期もまたインターネットが社会にもたらす利益や弊害の可能性を描いている。SNSなどの登場で個人の意見が可視化され、国民の声という空気感は、より具体的に見える存在として認識されやすくなった。インターネット技術の向上によって、直接民主制の実現可能性なども議論される事が多い。ゲルサドラは、インターネットの持つ、そうした側面を具現化した存在だ。

作中では、全体主義的な空気感の蔓延を敏感に悟る人物として第二次大戦を経験している主人公の祖父が登場する。当時は情報不足、現代は情報過多という形で状況は明確に違うが、現代の方がかえって空気が可視化されている分、流されやすい可能性もある。重要なのはやはり、自分なりに考えて意見を持つことである。衝突を避け協調する事は、ストレスが無く快感ですらあるが、考えずに気楽さに流されるという行為は常に無責任で危険だ。この辺りが、クラウズに一貫して流れているテーマだろう。

ストーリー
正直、1期よりも下手糞な印象が強い。ゲルサドラ絡みのテーマ自体は判りやすく提示されているが、オチの付け方が不味い。1期と同じく性善説でまとめようとしているのだが、違和感が残る内容になっている。

元々、作中でもゲルサドラ支持が広まった背景にはワイドショーが強い影響力を持っていた。駄目な全体主義的空気を打ち払うのに、ガッチャマンが使用したのは、結局ワイドショーだった。ワイドショーを通じて、国民に自分たちで考える事を促したのだが、結局の所、これでは各人の意志で全体主義に抵抗させたというよりは、別の空気感を提供しただけの話では無いだろうか。

無配慮に空気感を煽るマスコミを、そういう機能を持ったツールだと割りきって罪なしとする姿勢なのかも知れないが、ゲルサドラの在り方について考えさせるなら、同じくワイドショーの在り方も問うて然るべきなのでは?と思わなくもない。敢えて、違和感を残して問題提起して終わるという作品の手法かもしれないが。

累くん問題
1期の主人公である累君のストーリーについては、明らかに途中で脱線したまま終わっている。単純に、累くんが苦難には強いが、快楽には弱かったというだけなのかもしれないが、途中からずっとアヘアヘ状態になっていたのは如何な物か。敗因は総裁Xとゲルサドラがどっちも、インターネットの擬人化である点で、役割が被っていた事だろう。
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by cemeteryprime | 2015-10-05 21:10 | 作品・感想 | Comments(0)

【ドラマ感想】海外ドラマいろいろ

Netflixで観たドラマの感想群。

SUITS
3シーズン。道を踏み外して腐っていた天才青年マイク・ロスが、マンハッタンでブイブイ言わしている一匹狼の俺様系イケメンエリート弁護士ハービー・スペクターに才能を見込まれ拾われて、もぐりの弁護士として再出発する話。シーズン3のラストでは、元々は正義感の強いハービーが、自分と出会ったことで信念を曲げて色々と不正に関与する事になってしまった事を悔やんでマイクが弁護士を辞める事を決意する。

別にホモォでは無いんだけども、マイクとハービーはホモソーシャルな師弟関係というよりは擬似兄弟みたいな雰囲気に近く、プロットとかもBL臭い。2人とも普通に恋愛は女性としてるんだけども、何だかんだで何故か師弟感の絆が一番強固という。正直海外の腐女子向け作品な気がするが、それは置いといて、単純にサクセス物語としても、職場系ドラマとしても面白い。基本的にハービーが上司として神すぎて凄い。

ザ・フォロイング
1シーズン。猟奇殺人犯が脱走して、彼を捕まえた元捜査官が協力を要請されるとうありふれたプロット。だけども、刑務所内からいつの間にか殺人鬼集団からなるカルトを形成していてて警官とか武装組織とかまで仲間に引き入れていたというエクストリーム展開をみせる。サイコホラーとしてはボンクラなんだけど、展開がエスカレートしまくって面白い。殺人鬼養成の為の軍事訓練キャンプまであって、何する気なんだよこいつら…からの、割とショボいオチ。

マルコ・ポーロ
1シーズン。マルコ・ポーロが武当派の道士に修業を付けてもらって、フビライの襄陽攻略戦に突撃部隊として突っ込んで、蟷螂拳を使う宰相の賈似道とバトルするという…割と神がかった内容。歴史ドラマとして頑張っているだけに留まらず、謎の中華エンタメ要素も盛り込んでいるので大正義感がある。

ナルコス
1シーズン。実在したコロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルの半生を描いた伝記ドラマ。エスコバル自体が色々と面白い伝説の人なので、麻薬王凄すぎない?&怖すぎない?って感じで楽しいドラマ。議員になったり、国相手にテロ攻撃しまくって内戦仕掛けたり色々してくれる。

ヘムロック・グローヴ
1シーズンまで。オカルトホラー系のミステリー。ロマで狼男の主人公が街に引っ越してきて以来、街で大型獣による猟奇殺人が発生しはじめ、思いっきり疑われるので、同じくはぐれもので友達いない街一番の金持ちで吸血鬼の血を引いている男と犯人を探すという話。ティーン向けの吸血鬼ホモォドラマの系譜と思われるが、別にホモォでも無く、いまいちリアリティラインが分かり難くてミステリーでも無く、フワフワした話が続くので面白くは無い。何がしたいのかイマイチ判らない雰囲気ドラマ。

イケメンではぐれものな主人公2名に優しくされる地味子枠が、お約束の様に存在するんだけど、不細工を通り越して本物の奇形(リアルに怪物)のフリークという辺りがぶっ飛んでいる。ちなみに、主人公2名は結局何にも活躍しないばかりか事件の犯人である狼人間にあっさりボコられて死にかけるんだけど、このフリークスちゃんが突入して一撃で殺害して助けてくれるという。フリークスちゃんが、一番キモくて人間離れしているんだけど、性格的に一番可愛いという色々と謎なドラマ。
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by cemeteryprime | 2015-10-01 17:42 | 作品・感想 | Comments(0)

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