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【映画感想】イット

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イット観て来た。興行収入的には成功しているらしいし、前評判も良かったので割と期待していたのだが、実際の所はう~ん…という感じ。

やっぱりどうしても、2回目の実写化という事があって先のTV映画版(個人的に大好きな作品)と比較してしまうというのもあるのだが、それ以上にホラーとしてもダークファンタジーとしても、正直どうなのそれ?という所が多かった。

大雑把なあらすじ

ある雨の日、ビルの弟のジョージ―が排水溝に嵌って失踪する。(本当は、排水溝から出てきたピエロの化け物に喰われて死亡。)まだどこかで弟は生きているのでは?と諦められないビルは弟を探しに下水道を調べたがるが、さっさと諦めて前に進めと親父に怒られる。

その頃、やたらと子供たちの前にピエロのお化けが出没する。ピエロのお化けは、色んな悪夢を伴って出没するのだが大人たちには見えていない様子。ジョージ―もピエロのお化けと一緒に出没する。そして同時並行的に病的ないじめっこと対立し、それが切っ掛けではぐれ者の子供たちが合流して仲間になる。

その後、ジョージ―を探しに行きたいビルが、危険を省みずにピエロの巣穴へ潜ろうとして返り討ちにされ怪我人が出たりして、険悪なムードになったりするも、最終的に仲間の一人ベバリー(唯一の女の子)がペニーワイズに拉致されて失踪したことで結束してペニーワイズの巣穴へ向かう事を決意する。

結局、ビルはやっぱりとっくに死んでいたが、ベバリーは無事救出される。ついでにユダヤ人の少年がペニーワイズに顔を齧られたりする。怒った少年たちはペニーワイズをその辺にあった鈍器でタコ殴りにしてボコボコにする。ペニーワイズは怖がらせようとするが、怒りが恐怖を上回ったのであった。ボコられたペニーワイズは更に深い穴へと逃亡する。

ジョージ―の死に関するあれこれ

まず、冒頭のジョージ―が襲われる場面から駄目で、思いっきりペニーワイズが排水溝から出てきて、牙だらけの口でジョージ―の腕に噛みついてを食いちぎるシーンを普通に見せちゃっている。怪獣映画じゃないんだし、怪獣映画でも普通モンスターの姿を冒頭からハッキリとは見せないだろう。こういうノリを、グロテスクで最高!とか言ってる感想を見かけるが、どっちかというと露骨で最低というべきだろう。

一方、旧TV映画版の場合は、腕を引っ張られたジョージ―にキバを剥き出しに迫るペニーワイズのドアップが映し出されるだけで、恐らく腕を食いちぎられて死んだ事は暗示されるだけに留まっている。というのも、ジョージ―は本当はペニーワイズに殺されたんだけど、表面的には雨の日に排水溝に腕を突っ込んじゃったせいで、腕が巻き込まれて引きちぎれたという事故死だからだ。なのでちゃんとお葬式のシーンがあって、ビルもジョージ―がまだ生きているみたいな馬鹿な望みは持っていない。

更に旧版ではビルはお兄ちゃん大好きボーイなジョージ―に対してちょっとウザく感じて邪見に扱ってしまったという描写もある。1人で遊んでこいよと突き放すんだけど、後からちょっと後悔して優しく接して心配しながら送り出すビルの様子が描かれている。この下りがあるからビルは、1人で遊びに行かせたジョージ―が事故死してしまった事に余計に罪悪感を感じて苦しむのである。

一方、今作だとビルは単に風邪をひいているので雨の中外で船遊びするのにはついていけないというスタンスである。なんなら母親も在宅している。基本的に弟を溺愛する兄貴で、だからこそいつまでも弟を探し続ける話に繋がるのだが、そんな兄貴いるか?その割には、ジョージ―は船を無くしたらお兄ちゃんに殺されちゃうとか劇中で連呼していて、そのせいでペニーワイズの餌食になるし。そんな弟を溺愛してる兄ちゃんが、新聞紙で作った船を無くしたくらいで怒るか?溺愛し過ぎてヤンデレ兄貴だったとでも言うのだろうか。

まぁ、ジョージ―の「殺されちゃう~」のセリフは多分、その後にペニーワイズに殺される事の前フリでしかないんだろうけど、ただこうしたキャラクター描写がすげー雑なのは、その後も全体を通して同じ。単にその場のインパクトを優先した演出が先行して、心情とかは二の次である。ホラーというテーマ性から考えれば、ビルの弟に対する罪悪感が絡む旧版の演出の方が秀逸なのは言うまでも無かろう。

ペニーワイズの違い

ペニーワイズに関しては、明らかに旧版のティム・カリー版の方が優れているというのは、これは紛れもない事実だろう。ティム・カリー版のペニーワイズは、ジャック・ニコルソンのジョーカーみたいなもので、俳優の個性的な顔面力から来る独特の圧力と相まって唯一無二のキャラクターと化してしまっている。ちょいと不気味な雰囲気がある程度のイケメンのビル・スカルスガルドでは真似は出来まい。ただ、そうした演者力を差し引いても今作のペニーワイズはイマイチである。

今作のペニーワイズの一番駄目な所は単なるピエロのお化けになっている所だ。今でこそ、ピエロ恐怖症という言葉がメジャーになっているが(それも旧版でのティム・カリー版ペニーワイズの影響がデカい)、そもそもピエロが怖いのは単にピエロの恰好が不気味だからではない。

ピエロの怖さの本質は、陽気で楽しい人間のフリをした何かである所にある。表面的にはニコニコと笑っておどけて馬鹿な行動を取るけれど、それは演技であって本当は笑っていないし馬鹿でも無いし、メイクの下には誰がいるのか分からないという事をある程度大きくなった子供たちであれば気付くのである。

ペニーワイズの元ネタである殺人鬼のジョン・ゲイシーだって、別に子供を怖がらせる為にピエロの恰好をしていたのではない。パーティーなどで子供を楽しませる為にピエロの恰好をしていたのである。しかし、ジョン・ゲイシーの場合、間抜けなピエロの仮装の下には少年をレイプして殺す連続殺人鬼が潜んでいた。

可愛いキグルミが殺人鬼的に襲い掛かって来るみたいなキャラクターもこうした恐怖に基づいたモンスターだと言える。中に凶悪な人間が入っているかも知れないし、何ならペニーワイズの様に人間ですらないかもしれないのだ。だから、旧版のペニーワイズは、人間に化けたキツネやタヌキがついうっかり尻尾を出してしまう感じで、牙とか鉤爪だとかの怪物としての一部をポロリしてしまうのだ。ペニーワイズは、人間のフリをした化け物だから怖いのである。

旧版のペニーワイズが、造形的に如何にもアメリカンな陽気でずんぐりとしたカラフルな衣装のおじさんクラウンだったのに対して、今作のペニーワイズは、陰気でスラッとした青年でビクトリア風のまるで幽霊みたいな恰好をしている。明らかにピエロらしくないピエロで、怖がらせる為のピエロといういで立ちである。

怖がらせる為の如何にもキラークラウンで御座いますみたいなピエロキャラは、旧作のペニーワイズのインパクトから派生したピエロ恐怖症を前提としたフォロワーだと言える。ジョーカーのイメージも混ざっているのかもしれない。これならまだマクドナルドのドナルドの方が、造形的にアメリカンで人懐っこそうな分は良かったのでは無かろうか。

加えて、演技的にも今作のペニーワイズは出て来る度に毎回全力で子供たちを怖がらせようと必死な感じだ。ジョージ―を襲う際もどこか必至な感じで、基本的にあまり余裕やおふざけの匂いは感じ無い。ヒャハハハハ!という三流悪党がよくやる如何にも私は狂ってますみたいな笑い方もマイナスポイントである。

イットという作品のキモ

イットという作品の良さを端的に説明するには、明らかにイットの影響を色濃く受けている有名な2つの漫画を挙げるのが手っ取り早いだろう。『20世紀少年』と『ジョジョの奇妙な冒険:第4部』である。

20世紀少年』は、現代で出現したモンスターを倒す鍵が子供時代にあるという話で、古き良き懐かしい子供時代を思い出しながら、当時の仲間たちが再結集して戦うというプロットになっている。

イットも今作では子供時代編だけを切り取ってまとめた映画になっているが、原作は現代と子供時代を交互に描きながら、子供時代に倒しきれなかった怪物が27年後に復活してしまい、中年になった主人公たちがかつての仲間と集合して不自然に風化してしまった当時の記憶を呼び戻しながら、故郷へ戻って怪物を倒す話になっている。

古き良き最高の少年時代のノスタルジーに浸りつつ、中年が同窓会をしてあの頃の気持ちを取り戻しつつ、再び戦いに挑む。これがイットの大きな魅力の一つだ。

『ジョジョの奇妙な冒険:第4部』は、杜王町という街を主人公にした作品で、統計的に明らかに行方不明者や事件が多い町という設定はイットのデリーそのものである。(ついでに最初に登場するアクアネックレスは、下水溝から顔を出すペニーワイズ構図をやっていたりする。)

町で起こる不可解な事件の影には、スタンド能力という超能力が関係していて、最終的にスタンド能力を持った少年たち(高校生でオッサンも混じっているが)が集まって、町で人知れず人間を餌食にしていた怪物を見つけ出して倒すという話になっている。

町を舞台にした作品の魅力は、何といってもキャラクターたちの生活がしっかり描かれる点だろう。生活圏内での冒険という点が第4部特有の魅力になっているのは間違いない。自分たちの住む町だからこそ、モンスターを見過ごせないのだ。

自分たちが住む町が舞台で、自分たちだけが気付いたモンスターに立ち向かうという点では、今回のイット製作の原動力にもなったであろうストレンジャーシングスも同じだ。

こうした要素を踏まえて、今作のイットに一番足りなかったのは、やはり最高の少年時代感では無いだろうか。今作は怖い要素を露骨に前面に出し過ぎているせいで、糞みたいな町と禄でも無い少年時代が強調され過ぎている様に思う。

主人公達がみんなで楽しそうに遊ぶシーンは、採石場で水泳するシーンくらいだ。その上、その場面でも下着で泳ぐ同年代の女の子のエロスに性的に興奮みたいな子供たちの友情からは若干外れた生々しい要素が投入されていて、微妙にズレている感がある。

旧版の場合は、みんなでダムを作って遊ぶという共同作業が切っ掛けで少年少女たちが仲間になる様子だとか、みんなで映画を観たりだとか、明らかに楽しいデリーでの子供時代の1ページが描かれし、作中でも最高の夏の思い出だったと語られる。確かにデリーは糞みたいな町なのだが、作品のキモとして最高にノスタルジックな少年時代は描かねばならないのである。だからこそ、それこそジョジョ4部の様に、黄金の精神でペニーワイズに立ち向かう場面が成立するのである。

今作の場合は、みんなで不良に立ち向かう場面も、暴力的な臭いを強調し過ぎていて、一致団結して不良を撃退した爽やかな勝利の思い出というよりは、血生臭い闘争の思い出にしかなっていなかったりする。そのせいで、ペニーワイズの撃退も、おやじ狩りみたいにペニーワイズを適当な鈍器でボコボコにして倒す暴力的なモノになっている。

旧作の場合は明確に、子供たちは恐怖を払拭する信じる力(言ってみれば黄金の精神)でペニーワイズを撃退する。パチンコで銀の弾丸を打ち込んだり、喘息の薬(プラシーボの偽薬)だったり、吃音を強制する為の呪文が、ペニーワイズにダメージを与えるのである。だからこそ、子供たちにしか倒せないモンスターとしてペニーワイズが最高なのだ。

でも今作の場合は、暴力が過剰過ぎて、立ち向かう勇気で倒したというよりも、恐怖から過剰に暴力をふるった光景にしか見えないので、なんじゃそりゃとしか言いようが無い。子供たちにしか見えなくて、子供たちだからこそ倒せるという部分が一切無視されているのだ。

もしかして元は単体作品だった?

あと改めて旧版を観返していて気付いたのだが、今作はどうも大人編を作る事を考慮せずに作った節が強い。というのも、子供たちのキャラクター描写に混乱が見られるからだ。

旧版の場合は、子供たちが後にどういう大人に成長したかも平行して描かれる関係上、はっきりと子供時代からそうした要素の予兆というか素質みたいなものも分かりやすく描かれていた。その結果、キャラ立ちもはっきりしていたのだが、今作ではそれが無い。

例えば旧作だとビルは後に作家になるので、物語が好きで、仲間たちにストーリーを披露したりするシーンが。吃音を治す為に文章のフレーズを呪文の様に唱えるのも、作家というキャラに関係していると言えばしている。それに、想像力が豊かなキャラだったからこそ、モンスターを倒す為に立ち上がらなければいけないと仲間を率先するのである。今作では、そうした作家になる素養を示す場面は無く、下水道モデルを作ったりだとか、町の下水道の地図を調べたりだとか、どっちかというと建築家にでもなりそうな素養を見せる。

ちなみに、後に建築家になるのはおデブのベンである。旧作ではベンはダム作りで活躍する。仲間に誘われたのも、ダム作りの知識がったからだ。今作ではそもそもダム作りのシーンは無いので、単に勉強家キャラになっている。そのせいか、町の歴史なんかも調べていたりする。しかし、実は町の歴史に詳しいのは、原作だと黒人のマイクなのである。

マイクは学校の課題で町の歴史を調べていて、親の写真趣味の影響で町の古い写真を持っていたりする。そうした素養があって、後に図書館司書になって、1人町に残って町の歴史を見守り続けるのだが、今作では畜産農家の子供になっている。

といった感じで、中年篇での職業とかキャラクター性をあまり考慮していない改変が入っているのである。多分、元々は子供編で完結するつもりだったんじゃないのかなこれ。第二部は大丈夫なのだろうか…?

総論

端的に言うと、怖がらせようとし過ぎで、安直な恐怖と暴力に頼り過ぎな印象が強い。やっぱりホラーっていうのは、恐怖以外の部分が上手く描けていて初めて恐怖が光るというモノであって、怖がらせる事に徹すれば面白くなるというモノでもないなと再確認させられた。

原作者のスティーブン・キングには、スタンド・バイ・ミーという作品がある(ちなみにスタンド能力のスタンドはここから来ている。ジョジョは地味にキングの影響が大きい)。スタンド・バイ・ミーはホラーでは無く、純粋に少年時代の冒険を描いたノスタルジーを煽りまくるタイプの名作である。イットはホラー版のスタンド・バイ・ミーと呼ばれる事も多い。ノスタルジックな少年時代を描くだけでも最高だけど、恐怖とモンスターをスパイスにすることで余計にコントラストが利いて最高になっているという作品である。そういう意味でも、今作のバランスはあまり原作の魅力を理解していないと感じる。

正直、ストレンジャーシングスがヒットしたし、80年代を舞台にしてイット作るか!みたいなノリで作ったんじゃないのか?と思える。ストレンジャーシングスに出演していたマイク役の子供もメインキャストとして出てるんだけど、後にコメディアンになる無鉄砲で口が悪くて悪態ばっかりついてるクソガキ役で本人のキャラと全然会ってなさ過ぎで、キャスティングが全然上手くないので、本当に強引に便乗した様にしか思えないのだ。

スタイリッシュで如何にもヤバそうなペニーワイズを出したり、暴力とかグロとかの過激な表現を多めに盛り込んでR-15にしたりと、マーケティング要素的なキャッチーさは十分なんだけど、作品としては先の様にバランスが悪くてイマイチという。どう考えても大人も楽しめる子供向け夏休みホラーに最適な題材なのに、R-15にした上に今頃公開してんじゃねーぞと言いたい。


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# by cemeteryprime | 2017-11-10 23:27 | 作品・感想 | Comments(0)

【ラクガキ】邪神像

クトゥルフ像と見せかけた、貞子っぽい女神の像。
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# by cemeteryprime | 2017-11-06 20:43 | 雑記 | Comments(0)

【ドラマ感想】スーパー戦隊シリーズ

ネットフリックスで未見だったスーパー戦隊シリーズを幾つかまとめて観た。面白さのランキングはこんな感じ。

★★★★★(おすすめ)

タイムレンジャー(完走)

★★★★(面白い)

マジレンジャー(完走)

★★★(平凡)

ハリケンジャー(完走)、ガオレンジャー(完走)

★★(微妙)

ボウケンジャー(中断)、ゴセイジャー(中断)

未来戦隊タイムレンジャー

タイムレンジャーの特徴はなんといってもドラマ面の面白さである。内容が明らかに大人向けに作られている。ドラマ面が面白いと特撮が古かろうと作品の面白さには全く影響がないので、今さら観るのもなと思っている人は迷わず観て損は無い。

ストーリーは、浅見竜也という青年が30世紀からやってきたタイムレンジャーと出会ってから別れるまでの話で、タイムレンジャーとして30世紀からやって来た犯罪者達と戦いながら、自分の未来は自分で切り開くという問題に向き合う話になっている。

主人公の浅見竜也は、大企業の御曹司で未来が半ば決定されている人物である。しかし、彼は幼い頃から御曹司として生まれで特別扱いされる事に反発し、自分の力だけで何かを成し遂げたいという強い意志を持っており、家を出ようとしている。空手を修得しているのも、家柄では無く自分自身の力を求めた結果だ。彼に家を継がせようとする父親に反発しているが、父親もまた若い頃に家から独立しようとしたが挫折した人物でもある。

この主人公の父親がまたストーリー上大きな役割を果たしているのも特徴的で、タイムレンジャーとは別の民間の警備隊(CGC)を発足させたりする。ヒーローとは別の組織が独自に怪人と戦うという設定は、同時期の仮面ライダークウガで見られたモチーフだ。

こうした、父親と息子の葛藤、チームのドラマに加えて、更にタイムレンジャーでは怪人組織におけるドラマも豊かなのが魅力である。

敵組織は30世紀の未来から刑務所施設ごと20世紀に脱獄してきたギャング団(基本的には宇宙人)という設定で、世界征服や破壊には興味が無く単に金儲けにしか興味が無いという点が特徴的だ。

なので、どこか人間臭い(宇宙人だけど)魅力を持っている。中でもドン・ドルネロという敵組織のボスのキャラクター性は素晴らしい。マフィアのドンならではの非情さと同時に、妙に身内に対しては人情深かったりする所が魅力的で、その両者の葛藤に悩む場面も多い。大切な友人だがファミリーの為に手を下さなくてはいけなかったり、逆に情けをかけたせいで痛い目を見たりという哀愁が素敵だ。是非観て欲しい。

魔法戦隊マジレンジャー

単純にドラマ的な面白さで言えば、タイムレンジャーが勝っているが、マジレンジャーの魅力は、何といってもドラマ的な面白さと子供向け作品としてのバランスが上手く両立している所だろう。

マジレンジャーの特徴はなんといってもメンバーが5人の兄弟姉妹という設定で、家族である点だろう。基本的にチームの活躍を描くドラマの場合、メンバーは疑似家族的な構成になり、疑似的に家族のドラマが描かれるのが基本である。その点、マジレンジャーは本当に家族なので、家族としてのドラマがストレートに描かれる。家族以上に、しがらみだらけの間柄は無い。近しいからこそ鬱陶しかったり、家族だからこそ見捨てられなかったりと、身近でドラマティックな題材が詰まっている。

また、家族ではあるものの、全員が兄弟姉妹の子供たちで構成されている点も秀逸で、だからこそお互いに足りない所を補い合い、きちんと成長していく姿も描かれる。子供向け作品であり、チームのドラマを描くという点ではこれ以上無い設定ではなかろうか。

ちなみにマジレンジャーのもう一つのテーマは勇気。最近だと獣電戦隊キョウリュウジャーがそうだったけど、勇気をテーマにした作品は、ストレートにポジティブなメッセージが込められていて良い。




あと、幾つか観た結論として、面白い作品は何だかんだで第1話の時点で面白いことが分かった。1話目の時点でドラマ的な面白さに欠けている場合、徐々に面白くなっていく事はまず無いという。


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# by cemeteryprime | 2017-11-05 23:38 | 作品・感想 | Comments(0)

【創作】NPCカード

NPCのイラストカードを、モンタージュ形式で作ってみる遊び。

まずは適当に数人分のイラストを描く。で、その際にパーツを大雑把に、輪郭、目元、鼻、口、髭、頭髪、ボディに分ける。

この時、1つの作品からキャラを抽出すれとある程度、キャラがバラける。
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こんな感じに8人分のパーツが出来た(一部被っているが)。この方式でイラストを描いてストックしておくと、ある程度パーツが揃えば、適当に組み替えることで新しいキャライラストを生成していける。試しに適当に組み替えてみよう。こんな感じ。
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# by cemeteryprime | 2017-10-23 22:22 | 雑記 | Comments(0)

【ゲーム感想】ポケットモンスタームーン

もうそろそろポケモンウルトラサン・ウルトラムーンが発売されるよというタイミングで、クリアすることなく放置していたポケモンムーンを再びプレイしてみた。

放置の理由

去年の11月くらいに買ってちょっとだけプレイしたいたのだが、ポケモンというよりキャラクタードラマを前面に出しまくったストーリー色の強い本編シナリオにいまいち馴染めずあえなく放置となっていた。ちょうど、ウルトラビーストとの初遭遇あたり。

再度プレイしてみた所、シナリオも終盤ということもあってか、登場キャラクターがメインキャラのみに限定されてきていて、割と楽しめた。…というか、終わってみたら、シナリオの読後感が恋愛ゲームのそれに近い感じで、むしろ良かった。この辺りは後で改めて後述しよう。

なので、序盤のノリに馴染めずに投げ出したくなった人も、何とか最後まで踏ん張れば、あれ?むしろ良かったかもと思えるという事だけは教えておこう。

ゲームシナリオの特徴

今作のシナリオはかなり特殊だ。この例えで分かるかどうかは不明だが、主人公の役割がマッドマックス:怒りのデスロードにおけるマックスに近いのだ。主人公自身も成長するんだけど、どっちかというとストーリー上の役割は、主人公というより、主人公の導き手なのである。

前半部をプレイしたのは去年なので、記憶は曖昧だが、ザックリいえばこんな感じの話である。

修行の旅に出かけた主人公は、リーリエという少女にであう。少女は逃亡者で特別なポケモンを保護して、組織から逃げ出して来た。主人公とリーリエは行動を共にし、主人公の冒険に付き添う事で、リーリエは徐々に成長していく。

そして、リーリエは逃げるのを止めて追跡者であり今作のボスである母親へと立ち向かう。しかし、既に神話生物の精神汚染によって闇堕ちしていた母親は、異次元へ。母親を救うために主人公とリーリエは、異世界への扉を開く伝説ポケモンの力を求める…。

みたいな感じで、基本的にはリーリエというメインヒロインの成長の物語なのである。リーリエはひたすら主人公を頼ってリスペクトしてきて、冒険を通じてどんどん感化されていくので、どうしても最後には好感度MAXなヒロインとして成立するのが素晴らしい所である。

RPGにおける主人公の無個性問題とドラマ性の低さ問題に対するポケモンの回答がこれなのだ。そして、最後は成長したヒロインが、主人公の様なポケモントレーナーになることを決意して、旅立っていくのである。出会いと成長と別れ…。なので最後は、しんみりとした、恋愛ゲームの様な読後感があるという訳なのだ。クリア後のエンディングロールも泣かせに来ていて憎い。

新要素に関するあれこれ

今作には、服の購入だとか髪型の変更だとかのキャラクリエイト機能が以前に増して追加されている。シナリオ中、基本的にはこれのせいで常に金欠だった。とりあえず、今のキャラの外見はこれだ!見よ!

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童貞を殺す服。

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ただ個人的な不満点としては、髪型とか髪色とかが

割と実在の人種ベースになっていて、もっとアニメキャラっぽい髪型とか髪色とかがあっても良いんじゃないのかという点。ツインテールすら解禁されるのはクリア後である。一応主人公だってポケモン世界の住人なんだからさぁ!次作で改良して欲しい。

対戦要素に関して

今作で一番の進化は対戦ゲームとして格段に遊びやすくなった点では無かろうか。発売当初は無かった気がするが、今はなんと、QRレンタルチームというシステムが存在している。

これは、QRコードを使って他人のパーティをレンタルするシステムで、要は他人のポケモンで、対戦だとかバトルタワー(今作ではバトルツリー)を遊ぶ事が出来るのである。

QRコードはポケモングローバルリンクにアップロードできる様になっていて、使われているポケモンとかで色んなレンタルパーティを検索できるようになっている。全国大会の優勝者のパーティーだとか、ゲーム実況者のパーティーだとかを使って遊べるのである。

これだとガチな育成が面倒臭くて嫌いという人でも手軽に対戦で遊べるし、育ててみたいキャラとか技構成を実際に使ってみて試遊する事も出来るのである。

ついでに、個体値の厳選だとかその辺も今まで以上に楽になっている。色々テストプレイした上で、育てたくなったら育てるみたいなバランスになっているのが素晴らしい。とりあえずシナリオはクリアできたので、今はレンタルパーティでBPを稼いでいる。久々に新ポケモンの育成もしてみたいところだ。


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# by cemeteryprime | 2017-10-15 23:22 | 作品・感想 | Comments(0)

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