blogを書天則。Twitter:@idea51


by cemeteryprime

プロフィールを見る

マイブーム

・クトゥルフ神話TRPG
・レゴ
・海外ドラマ

最新のコメント

最近の国産なら最も実際の..
by 太郎 at 01:24
アナログ(会話中心)で遊..
by cemeteryprime at 08:31
国産のTRPGでも、会話..
by 祟り屋 at 16:12
TRPG全般では、進行役..
by 祟り屋 at 16:07
TRPG全般では、進行役..
by 祟り屋 at 16:06
1行目の『クトゥルフ神話..
by cemeteryprime at 08:03
【クトゥルフ神話TRPG..
by さいたま at 14:37
はじめまして。非常に勉強..
by naochaland at 01:03
コメント、ありがとうござ..
by cemeteryprime at 21:52
楽しく読ませてもらってます
by 海に棲むもの at 11:50

最新の記事

【クトルゥフ神話TRPG】ボ..
at 2017-11-18 17:13
【TRPG】キャラクターと世界観
at 2017-11-14 01:14
【映画感想】イット
at 2017-11-10 23:27
【ラクガキ】邪神像
at 2017-11-06 20:43
【ドラマ感想】スーパー戦隊シ..
at 2017-11-05 23:38

【クトゥルフ神話TRPG】職業技能に関するシステム考察

TRPGにおける技能(スキル)の在り方というのは、悩ましいポイントの1つだ。職業毎に習得できるスキルを設定するか、スキルの組み合わせで職業を表現するか。

現代に生きるキャラクターをシミュレーションする場合、2つの問題が付きまとう。1つは、職業の専門化が進んで、それに伴って技能が細分化されている事。もう1つは、働き方の自由度が高くなって、職業の形態もどんどん多様化している事だ。

技能の追加における問題点

こうした要素に対応する為に、新しい技能の追加を特に制限していないシステムも多い。しかし、技能を細分化して追加すれば技能ポイントは足りなくなる。

例えば野球選手であることを表現する為に単に野球70%とするのと、投球60%+捕球80%+バッティング50%+盗塁70%で表現するのとでは、割り振る技能ポイントは大きく異なる。ポイントの割り振りという的では前者が有利だが、後者の方がシミュレーション表現としては豊かではある。

職業自体をスキルにする

そうした状況の1つの突破口になるかもしれないのが、職業という大きな括り自体を技能として活用する方法である。例えばクトゥルフ神話TRPGにおける鍵開け技能なんかは、英語では単に“ロックスミス(鍵屋)”技能という名前になっている。操縦:技能も、“パイロット:”技能になっている。

複合的で専門的な技能に関しては、職業の括りをそのまま技能名にする形で表現している。鍵屋技能に関しては、鍵に関する知識、ピッキング技術、鍵の複製などをいちいち別の技能にしているとキリが無いのでまとめた形だ。

ちなみにD&Dでは“鍵屋”に相当するスキルは、“盗賊”という技能でまとめられている。ファンタジー世界なので、マイナーな職業だと思われる鍵屋より、一般的な盗賊を採用しているのだろう。“盗賊”という形でまとめられているので、こちらには鍵にまつわる技能以外にもスリだとかそういうスキルも含まれている。

職業を技能にすると

では例題としてクトゥルフ神話TRPGのルルブに掲載されているサンプルキャラのスティーブン・セント・ジョンを使って技能を職業名で括るとどうなるかを実際にみてみよう。

裕福な事務弁護士であるスティーブンの技能は、以下の様な形だ。言いくるめ75%、運転(馬車)40%、回避50%、芸術(講義)45%、乗馬30%、信用80%、心理学65%、説得55%、図書館55%、値切り75%、法律75%、フランス語30%、ラテン語20%、ライフル55%

英米では弁護士は法廷弁護士と事務弁護士に別れている。スティーブンは弁護士だが法廷弁護士では無いという点が、説得や講義の技能値が微妙に低い所で表現されている。ビジネスで成功している裕福な法廷弁護士であるという点は、(社会的)信用が80%とかなり高い点で表現されている。

これを事務弁護士80%みたいな形でまとめてしまう。法律に関する知識や、値段の交渉や、適当な誤魔化しなんかは、弁護士の専門(偏見)なので、判定時には80%をそのまま適用する。図書館で資料を当たる場合や相手の顔色を伺う場合などは、専門分野では無いが、そこそこ仕事と関係しているので、‐10%~‐20%の若干の修正を加えた形で適用する。フランス語やラテン語に関しては、法学部を出ているはずなので多少は齧っているだろうという事で、1020%程度で判定する。

こんな感じで、“事務弁護士“技能80%を最初に設定して、後はその場のアドリブで運用する形でもそれなりに近い形で運用は出来る。また、特に明記されていなが、もしスティーブンが自分で事務所を開いて独立しているなら、経営者50%とかも付け加えておくべきだろう。

元のスティーブンの技能には“経理“は特に振られていないが、もし事業主であるなら本来はある程度、技能ポイントが振られていても良い部分ではある。財務に強い弁護士である事を表現したいなら会計士40%とかを付け加えると良さそうだ。

パーソナリティーを技能にする

より踏み込んだ表現方法として、職業よりもっと大きなパーソナリティー属性も技能に様に扱ってもいいだろう。例えば、スティーブンがイギリス出身でアメリカに住んでから5年みたいなキャラだったとする。

これをイギリス60%、アメリカ20%みたいな大雑把な感じで表現してやる。“アメリカ“技能というのは、アメリカ人なら共通認識として知ってそうな英語表現、アメリカの地理、風俗、みたいなものに対する習熟度を全部ひっくるめた表現である。

具体的な運用方法についてのアイデア

そうしたパーソナリティー属性としての技能は、細かく技能ポイントを割り振るとなるとイメージがし難いので、新米(20%)、そこそこ(30%)、ベテラン(40%)くらいに熟練度で3段階程度に分けてやる。

先ほどのスティーブンの例で言えば、ベテランの事務弁護士で、そこそこの経営者で、そこそこのイギリス人で、新米のアメリカ人という感じ。

ただこれだけだと、ベテランの弁護士間で技能値に個人差が無くなる。なので、個人の資質としての能力適性をボーナスとして上乗せしてやる。例えば、同じベテラン弁護士でも、頭が良いキャラなら+30%、普通なら+20%、馬鹿なら+10%といった形で差をつける。

スティーブンは、頭は良くて勉強もできる(INTEDUは高い)が、あまり魅力的ではない(APPは低い)キャラだったとする。これを仮に、学術系スキル適性+30%、交渉系スキル適性+10%と表現しておこう。

弁護士としての経験を活かす時、法律知識を参照する場合は弁護士スキルの40%に学術系スキル適性+30%の補正を加える。70%で判定を行う計算だ。法律知識を活用して交渉を行う場合は、交渉系スキル適性+10%を適用して、50%で判定を行う。

この方法なら、細かく技能を設定することなく弁護士キャラをロールできるし、頭が良いだとか、交渉が下手だとか、運動が得意だとかの個人差も表現できる。…と思うのだが、どうだろうか。


[PR]
# by cemeteryprime | 2017-09-04 21:35 | TRPG講座・考察 | Comments(0)

【映画感想】デスノート

c0325386_00212648.jpg

ネットフリックスのオリジナル映画として作られたデスノートのリメイク作品。

あらすじ

主人公のライト・ターナーは刑事の父親と二人暮らしの高校生。母親を犯罪者に殺されているが、犯人は陪審員を買収して無罪を勝ち取ったという過去を持っている。それ故に逮捕しながらも犯人を捌けなかった警察と父親を軽蔑していて、犯罪者が野放しになる法制度も信じていない節がある。

ライトはそれなりに頭は良いのだが、社会への反骨精神からか宿題代行をやっている。ある日、ライトは嫌がらせをしている粗暴な不良を咎めた結果、ボコられてしまう。そしてボコられた被害者であるにも関わらず、校長は面倒臭そうな校内暴力をスルー。ライトの持ち物から発覚した宿題代行だけを咎めて来る始末。取り締まり易そうな不正だけを突っつき、真の悪党が野放しになるのは、社会でも学校でも同じだった。

そんなライトがある日、デスノートを拾う。宿題代行の件で居残りさせられていたライトの前に、死神リュークが姿を現す。嘘か本当か、試しにライトは、件の不良生徒の名前をデスノートに記入する。死因は首チョンパ。すると、まるでファイナル・ディスティネーションが如く、不幸な偶然の連続が発生し、死のピタゴラスイッチで不良生徒の首がチョンパされるのであった。

デスノートの力を確信したライトは、ノートを使って母親を殺したマフィアを殺害する。そしてデスノートを使って犯罪者を裁いていくことを思いつく。

感想

漫画版のデスノートは、若者が恐ろしい超能力を手に入れて暴走し最終的に破滅するピカレスクストーリーで、ライバルである正義の探偵のLとの頭脳バトルがメインの作品であった。正体がバレるかバレないかという駆け引きは、長期連載向きではないものの、緊張感があって週刊連載向きの良いギミックだったなと思う。

一方、今回のリメイク版デスノートは初めから映画として作られたコンテンツである。なのでLとの推理合戦を楽しむ作品というよりは、デスノートを通じて変化する人間たちのストーリーを描く作品になっている。

それ故に一番の大きな違いとして、ライトもLもしっかり人間として描かれているという点がある。身内であるワタリを殺されて感情的になるLは、こんなのLじゃないやい!と批判されているのをネットなんかでは見かけるが、この違いはバトル的な攻防を見せる作品と、キャラのドラマを見せる作品の違いとしか言いようが無いだろう。

映画映えするデスノート

今作の一番の魅力は何といっても、デスノートにファイナル・ディスティネーション要素が加わった事では無いだろうか。死のピタゴラスイッチと形容される事の多いこの演出は、デスノートの様な不可解な力が働いて人を死に至らしめる力を映像で表現する手法としてはピッタリだ。

もしかしたら、このファイナル・ディスティネーション的な死神演出をデスノートでやろうという部分にこそ映画化の勝算があったんじゃないかとも思える。

結論

とにかく、キャラの描き方や結末も含めて、とても面白かった。なかなかの秀作という感じ。是非観てみて欲しい。


[PR]
# by cemeteryprime | 2017-08-30 00:25 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】ワンダーウーマン

c0325386_13195321.jpg

例の如く、死ぬほどネタバレ。

あらすじ

主人公のダイアナはギリシャ神話の時代から続いて来た女だけのアマゾン族が暮らす島の王女だ。島には、古代ギリシャの神々を滅ぼし共倒れになった戦争の神アレスがいつか復活した際は、平和の使者であるアマゾン族が倒すという伝承があり、ダイアナはそれを信じていた。


時代は第一次大戦の最中、ドイツ兵に追われたアメリカ人スパイのスティーブが島に漂着する。追撃して来たドイツ兵との戦闘でアマゾン族が数名死亡。ドイツ軍が開発した新型の大量破壊兵器の話を聞いたダイアナは戦争の神アレスの復活を確信する。アマゾン族の役目を全うする為ダイアナは、アレスを倒して戦争を終結させるべくスティーブと共に島を出るが…。


感想

かなりフェミニズム的な文脈でも宣伝されたり議論されていた映画なので、そういう映画なのかなと思って観に行ったのだが、案外そうでもなかった。確かにワンダーウーマンというキャラ自体は、そういうフェミニズム的な文脈で生まれたキャラでなんだが、この作品に関してはこれまで過去にあった戦う女性の映画と比べて特筆すべき何かがあったかというと特にはなかったと言わざるを得ない。女性が主役のスーパーヒーロー映画というだけだ。


ストーリーに関して

自然豊かで女性しかいない社会で育った戦う女戦士のダイアナが、スモッグまみれで女性の社会的地位が低い当時のロンドンにやって来る下りは、所謂ターザンが都会へ来るみたいな話でそれなりに面白かった。ただ、それ以降の展開はあまり主人公が女性である意味がないような気もした。


監督もインタビューで『第一次世界大戦当時の女性差別のシーンはあれど、主人公の性がどうこうというのが主題の作品ではありません』と話している。ワンダーウーマンというキャラ自体はフェミニズムの文脈で作られたキャラであり、フェミニズム要素への過度な期待や論争へ配慮したのかもしれないが、それにしたってあまりにも主人公が女性である点に意味がないのはいかがなものか。映画公開に向けてのマーケティングなどでもそういった論争が起こったりしていて期待していただけに、割と肩透かしを食らった形だ。


マル博士に関して

この作品にはドイツ軍で新型毒ガス兵器を開発している悪の科学者としてマル博士という女性のヴィランが出て来るのだが、このキャラの扱いが勿体なかった。

マル博士も、女性なのに前線で戦っている軍人であり、戦局を左右する最終兵器を作っていた、言ってみればスーパーウーマンである。本来なら正義のスーパーウーマンの対極としての悪のスーパーウーマンであったのだが、前述の様にこの映画の場合は主人公が女性である意味が薄いので、単なる悪に仕えるマッドサイエンティスト以上でも以下でも無い扱いをされていた。


例えば、ガスマスクを付けた性別不明のキャラにしておいて、クライマックスでマスクが外れて女性であったことが発覚して、まさか女性がこんな残虐な兵器を開発していたのかとダイアナが驚くみたいなシーンを入れていても良かったんじゃないのかとか。他にも、スティーブとのパーティー会場での接触シーンで、マル博士の正体を知らないスティーブが、美人の女性なので秘書かなんかだろうと見くびって、色仕掛けでマル博士の情報を引き出そうとして失敗するシーンなんかがあっても良かった。


アレスに関して

この映画のもう一つの良く無い点はアレスだ。軍神アレスが、蛮族系というよりは、こじらせた文系みたいなキャラだったのは意外性があって面白かったが、この映画の場合、アレスは登場させない方が良かったのでは無かろうか。


監督はインタビューで『本作は典型的な正義のヒーローが戦争という善悪がグレーな場所で正義をどうやって貫くのかを問われるのが大きな要素』と語っている。実際途中まではテーマに沿った形で素晴らしい。


戦争の原因は軍神アレスで、アレスさえ倒せば操られていた人間たちは目が覚めて平和が訪れるという夢物語を信じたダイアナが戦地に突撃していく話になっていて、スティーブからそうじゃないんだよという話をされつつも聞き入れない。スティーブは、戦争は誰か一人の悪者が起こすんじゃなくて、みんなの責任で起こるという良い話もする。最後にダイアナは、邪悪な大量殺戮を企むドイツ軍の将校をぶち殺すのだが、それでも戦争は止まらず、愕然とする。


そこまでは良いのだが、なんとその後に結局アレスが登場してしまう。結局アレスは戦争を劇化させる為に人間を操っていたのである。そしてダイアナとアレスが対決する。このそれまでのテーマをぶち壊す展開は、馬鹿じゃねーのかなと思う。確かに、ヒーロー映画だし最後は超人同士の対決で締めようというのが分からなくもないが、これだと戦争は一人の悪人が引き起こしているんじゃないという、それまでの戦争と正義というテーマが台無しだ。一応、それでも悪いのは人間だとアレスは言い訳がましく説明はするのだが、だから何だよという感じである。


アレスはキャラ造形的にも色々微妙で、人間の危険性に気付いていたが故に神に造反したルシファー的な扱いになっている。エンターテイメント性を考えるなら、悪人はとことん悪い奴にすべきだったと思う。戦争を引き起こすことで、戦争の神であるアレスは勝利を祈る人間からの信仰で力が増すとかそういうストレートなクズにしとけば良かった。


もしくはアレスを単に人間の本質を露見させたい文系キャラにしておきたいなら、舞台が第一次大戦なので、アレスの関与はあくまで戦争のトリガーになったサラエボ事件に関与したとかで、確かに戦争の切っ掛けは作ったがここまで酷い戦争に発展したのは人間自身の性による自業自得とかそういうスタンスで行けば良かったのにと思う。

クライマックスに関して

ダイアナが女性ヒーローであるという点を活かすなら、例えば「これが漢の死に様じゃい!」みたいな感じで、毒ガスを積んだ爆撃機もろともヒロイックに自爆しようとするスティーヴを止めて、仲間たちと一緒になんとか他の解決方法を見つけるだとか、同じ女性であるマル博士をなんとか説得して無効化する方法を聞き出すとか、そういう男のヒーローじゃないからこそな、決着の付け方があっても良かったんじゃないのかなと思う。


そして、最後は生き残った仲間たちと酒場で打ち上げをする訳だ。何なら、本当はさっさと戦争を止めたかったドイツ兵なんかも一緒に。音楽はもちろんスコットランド人の狙撃手が担当する。


DC映画は暗いムードで失敗してきたので、ここらでこういうハッピーエンドをぶち込んでも良かったのでは無かろうか。


色々不満は述べたが、それもこれもこの映画はもっともっと面白くなれたはずなのに惜しいなという想いからだ。正直最高傑作だとは思わないが、面白い映画だし、数少ない女性が主人公のアメコミヒーロー映画なので、是非観に行ってほしい。


[PR]
# by cemeteryprime | 2017-08-26 13:23 | 作品・感想 | Comments(0)

【ドラマ感想】iZombie

c0325386_15180759.jpg

アメコミ原作のドラマ。アメリカではシーズン4までやっているらしいが、ネットフリックスにはシーズン1のみ。

あらすじ

主人公リヴが船上パーティーに参加していた所、ドラッグとエナジードリンクの謎の相互作用によってゾンビが突如発生。リヴはゾンビに引っかかれて船から転落し死亡する。しかし、その後、ゾンビとして息を吹き返す。

ゾンビとして蘇ったリヴ(医者の卵)は、脳味噌を手に入れる為に警察の検視官の助手として働くようになる。リヴはゾンビになったことで、食べた脳味噌の持ち主の性格や能力や記憶が乗り移るという能力を身に付ける。

ゾンビになったら脳味噌を食べ続けないと、人格が無くなって飢えに突き動かされるモンスターと化してしまう。リヴは検視に運ばれてくる事件の犠牲者の脳味噌を食べさせてもらったせめてものお礼として、霊能者のフリをして脳から読み取った記憶を使って事件解決の手伝いをする様になる。

感想

ゾンビと言っても腐った死体という感じでは無く、どちらかというとヴァンパイアに近い感じ。ごく僅かに脈もある。脳味噌を食べることで、脳の持ち主の記憶や才能や性格が宿るという能力の他に、バーサーカーモードみたいな怪力&狂暴な姿に変身することも出来る。あとは、怪我をしても流血が殆ど無くすぐに治るので、首をもがれたりしない限りはだいたい平気。

ストーリーとしては、ちょっと変わった能力を持ったヒーローが主人公の犯罪捜査モノといった感じ。一話完結物形式で、毎回運ばれてきた事件の被害者の脳味噌を食べて、捜査に協力する。ただし、大きなストーリーとしてゾンビ発生の原因を作ったエナジードリンクメーカーの話だとか、正体を隠して生きている他のゾンビ達の話だとかも挿入される。

シーズン1の敵役は、元ドラッグディーラーのゾンビのブレインで、こいつはリヴと同じ事件でゾンビになってリヴを引っ掻いてゾンビ化させた張本人。意図的にゾンビを生み出してそいつらに脳味噌を提供する脳味噌密売ビジネスをしている。麻薬のディーラーから脳味噌のディーラーになった感じだ。

面白いなと思うのが、普通ゾンビってもう死んでいるのでドラマも糞も無いんだけども、脳味噌からのフィードバックがあるせいで、性格がころころ変わってそうした変化に言動が左右される所だ。生きる為に食べつづけ、生きている以上他の人間の影響を受け続ける。ゾンビだけど、人間っぽさを圧縮したような設定で楽しい。


[PR]
# by cemeteryprime | 2017-08-22 15:19 | 作品・感想 | Comments(0)

【ドラマ感想】ディフェンダーズ

c0325386_10171259.jpg

ネットフリックス・オリジナルドラマ『ディフェンダーズ』が遂に配信されました。『ディフェンダーズ』は、ネットフリックスで配信中のマーベルドラマ版アベンジャーズで、以下の作品の主人公たちが合流する話です。

『デアデビル』

『ジェシカ・ジョーンズ』

『ルーク・ケイジ』

『アイアンフィスト』

あらすじ

デアデビルの活動を辞め弁護士をしていたマット・マードック、探偵業をやっているんだかいないんだか分からない飲んだくれのジェシカ・ジョーンズ、刑務所から出て来たルーク・ケイジ、崑崙から帰って来たダニー・ランド(アイアンフィスト)はそれぞれニューヨークで謎の地震に遭遇する。ニューヨークで地震?と思いつつも、4人はそれぞれ自分の抱えている事件や、持ち込まれた事件を追いかけている内に、合流することになる。事件の背後には悪の忍者組織ザ・ハンド(闇の手)がいて、何やらニューヨーク壊滅を狙っているらしい。先の地震はその予兆だったのだ…という話。

感想

アベンジャーズがやりたい作品だけあって、4人が合流するまでの流れや、合流してからのゴタゴタなんかは凄く楽しい。チームを組むとなると、それぞれが己の個性を発揮しつつ役割分担をする必要が出て来るので、マットはちゃんと弁護士をやるし、ジェシカ・ジョーンズは探偵っぽい探索と情報収集をするし、ハーレム地区の英雄のルークはブラザーの為に体を張るし、鋼鉄の身体を活かしたタンク役をこなすし、単体作品ではむしろウンコだったダニーも、少年漫画の主人公っぽい純粋さというか聞き分けの無さでチームを引っ張る役割を担っていたので感動する。

ただし、中盤以降は若干微妙になってくる。まず1つの理由としては、風呂敷の広げ方がいい加減だったことが判明するからだ。結局どういう理屈でニューヨークが壊滅するのか不明なままストーリーは終わる点だ。マンハッタンの地下に、崑崙(アイアンフィストに出て来る異世界)の関連の隠されたゲートがあり、そのゲートを解放するとニューヨークが滅びる。ゲートの解放にはアイアンフィストの力による認証が必要みたいな話だったのだが、クライマックスでゲートが開かれてみれば中にはドラゴンの化石と思われるものがあっただけで、特に大崩壊とかは発生しないまま終了。ヤミノテがゲートを開けるとニューヨークが壊滅すると散々仄めかしたのでディフェンダーズの面々は必至にヤミノテと戦ったのに、何だったんだという感じである。ちなみにゲートの奥にはヤミノテが死者蘇生の術に使う秘薬の原料があり、原料が枯渇していたヤミノテとしては何としても早急に入手する必要があったのだが、何故かヤミノテは敢えてニューヨーク壊滅の嘘を広めることで入手をハードモードにした形になる。

もう1つは、敵がショボい事。ヤミノテはこれまでデアデビルやアイアンフィストに散々登場してきた闇の忍者組織で、怪人不在のショッカー軍団みたいな組織である。忍者軍団なのでアクション的に見栄えは良いのだが、基本的に戦闘は湧き続ける忍者軍団をちぎっては投げちぎっては投げの繰り返しの乱闘にしかならないので、とにかく地味なのである。また今回は5大幹部+1がボス級の敵として登場するのだが、内訳は3名が新キャラ(非戦闘キャラ1名+噛ませ犬2名)、1名がデアデビルとアイアンフィストのシリーズにずっと出て来たババァ、2名が再生怪人という構成だった。強キャラは再生怪人の2名とババァだったので、はっきり言って新鮮味は全く無かった。

そして最も肩透かしだったのは、ディフェンダーズの敵役として目玉的なキャストだったシガニー・ウィーバーがあっさり退場した点だ。シガニー・ウィーバーはヤミノテの幹部の一人で、冷徹な経営者であり母親でもあるみたいな人間味のあるキャラで割と良いキャラだったのだが、特に戦闘とかしないまま仲間に刺されて死亡し、クライマックス前に退場してしまった。シガニーがラスボスだと思って観てみた視聴者としてはがっかりである。シガニーが忍者カンフーで戦ったら、それはそれで珍妙ではあるが、もうちょっとこう何か無かったのかよと。

総括

アベンジャーズ形式の話だと、チーム集結後やクライマックスがショボくなる問題はアベンジャーズの1作目もまぁそんな感じだったので、ある程度は仕方ないのかもしれないが(アベンジャーズはそれでもキャラ毎の見せ場を作ったり、色々工夫をしていたが)、改めて思うのは、ディフェンダーズに限らずネットフリックスのMCUドラマは1話完結のフォーマットを入れて欲しい。とにかくテンポの悪さが顕著だ。

正直、全13話くらいあれば(ディフェンダーズは全8話だが)、1話完結のフォーマット+シーズンを通しての話という構成は特に難しくもないはずなのだが、何故かネットフリックスのこのシリーズは、ダラダラと全13話に無理やり引き延ばしたかの様な連続モノ形式をとる。

各シリーズは、特撮ヒーロードラマというよりは個々の人間にスポットを当ててドラマ面を重視しているので連続モノ形式を採用しているというのは、まぁ分かるんだけども、例えばディフェンダーズの場合は明らかに企画が求めている物は特撮ヒーロードラマである。それに、各シリーズにしても折角のアメコミヒーロー作品なのに、特撮ヒーロードラマとしてのジャンル的な魅力を自ら封印していっている印象しかないので、勿体無いなといつも新しいシーズンを観終わった時に感じてしまう。

ネットフリックスのオリジナルドラマは、どういう理由かは不明だが一話完結のフォーマットを採用しない傾向がある。テレビ放映と違って、一気に観る事が出来る配信ドラマ形式であれば一話完結フォーマットに頼る必要も無いので、連続モノ形式で重厚なドラマを描こうという判断かもしれないが、別に連続モノ形式にすればクオリティが上がるという訳でも無いので、やはり作品のジャンルに合わせてその辺は随時選択した方が良いんでないのかとは思ってしまう。


[PR]
# by cemeteryprime | 2017-08-22 10:18 | 作品・感想 | Comments(0)

カテゴリ

作品・感想
雑記
日記
TRPG講座・考察

タグ

(123)
(51)
(35)
(35)
(27)
(27)
(23)
(22)
(20)
(17)
(11)
(10)
(9)
(8)
(8)
(6)
(5)
(5)
(4)
(3)

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月