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【漫画】惨殺半島赤目村 2巻 感想

惨殺半島赤目村(2) (アース・スターコミックス)

武富健治 / 泰文堂

スコア:



南方系の文化が残る怪しげな村に来た医者(サイコメトリー能力持ち)が、事件に巻き込まれていく・・・みたいな話。1巻では、いい感じに村がギスギスしていて無駄に不穏で、どんどん村の暗部が露見していってみたいな話で割と期待していたんだけども、2巻は一転して猟奇スプラッターみたいなカオスな話に。

人間同士のギスギス感とか、ヒステリックな描写とか、その辺りは普通に素晴らしい。まぁ、鈴木先生の作者だし当たり前かもしれないが。ド田舎の閉鎖的な怪しい伝承の残る村という舞台がマイナスの方向に働いたのか、完全に何でもありな状況がエスカレートしすぎて、ギスギスを通り越して全員ただ発狂して暴走しまくる悪趣味ギャグ漫画みたいな感じに。こうなるともう、ホラー感もサスペンス感も無くて、単なる奇人変人が全力で暴れてるだけのカオス空間。

あと、無駄に村人全員が鬱設定みたいなダークすぎる背景を持ってて、相対的に全員が印象に残らない感じなのも微妙な所。村人全員がとっくの昔に正気度0で、そいつらが唐突に発狂しはじめるみたいな雰囲気で、何をやってもビックリしないんだよね。もうちょっとこう、狂っている村人とまともな村人でメリハリを付けれなかったもんか。

それに加えて、2巻はスプラッターめいたグロばっかり出てくるんだけども、スプラッターがスプラッターとしてイマイチ機能してない印象。単に悪趣味な感じ。スプラッターって、ホラーやテラーと違ってビジュアル的な嫌悪感が100%なので、スプラッターで押すならそれなりに画力が必須だと思う。別に、武富健治先生の絵が下手って訳でも無いんだけど、絵の資質的にスプラッターやるには向いてないと個人的には思う。

打ち切りとかそういう事情で、尺が足りなかったとかもあるのかもしれないけど安直にスプラッターとか悪趣味とか犯罪的な嫌悪感に寄せていかずに、サイコ・サスペンス的な心理描写面でのホラーに特化させて欲しかった。村の雰囲気とか、伝承とかはそれっぽくて雰囲気出ていただけに残念。

1巻はまだ良い感じのバランスでおぞましい感じで怖かったんだよね。直接的な物を出さずに怖がってる人間、追い詰められた人間を出すことで恐ろしい何かを描写するというJホラー的な観点からいえば、武富健治先生のその辺の資質とか凄い向いてそうなもんなんだけども。まぁ、武富健治作品に詳しい訳でもないので、知らんが・・・。
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# by cemeteryprime | 2014-05-13 16:19 | 作品・感想 | Comments(0)

【小説】ケルトの封印 感想

ケルトの封印 上 (竹書房文庫)

ジェームズ・ロリンズ / 竹書房

スコア:



シグマ・フォースシリーズの第5作目。今回のネタは、ケルトの太陽十字、考古学者と極限環境微生物、遺伝子組み換えコーン、聖マラキの予言、ドゥームズデイ・ブック、ストーンサークル、蜂群崩壊症候群、ローマクラブと成長の限界、黒い聖母信仰、etc...

改めて書き出すと盛り込み過多な感じだが、これらを全部まとめて融合させてしまっているのだから面白い。

基本的に、歴史的事実や現代の事件、実在する最新科学などをベースに強引に関連させていく感じのオカルト的手法でストーリーを構成しているので、個々のネタなんかは読んだ後に調べてみると色々トリビア的な面白さがあって楽しい。

個人的にはトーロンマンに関するネタが面白かった。泥炭に沈んだ死体は腐らずに保存されてしまうという話で、古代の湿地帯死体から恐ろしい真菌が発見される。あと、人が踏み込まない古い遺跡とかに行く考古学者が、そういう極限環境に住む微生物のサンプルを欲しがるバイオ企業から支援金を出してもらう話とか。遺伝資源を求めて、ジャングルで新種の動植物を見つけてそういう企業に売るみたいな話は知ってたけど、そうか微生物とかそういうのもあったか!みたいな。

あと、シリーズ1巻の『マギの聖骨』で出てきたマナが今作でも登場して、シリーズ物として繋がった感があって良かった。世界観というか、敵組織の正体に関わる情報とかも出てきて、ますます加速していく感じで次回作も楽しみ。
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# by cemeteryprime | 2014-05-12 00:25 | 作品・感想 | Comments(0)

最近買った銃火器資料

昨日、適当に本屋で買ってきた銃火器関連の資料。

ヒーローたちのGUN図鑑 HYPER

白石 光 / 学研パブリッシング

スコア:


映画、漫画、アニメに登場するメジャー所な銃火器を120点くらい紹介している本。アメリカ映画だけじゃなくて、まどマギとか八重の桜みたいな最近のアニメやドラマまで載ってて、銃図鑑+銃火器が登場する作品紹介みたいな感じになっている。にわか知識的に抑えておきたい銃火器って結局、こういうメジャーな作品に登場する銃だけなので割とこれ一冊で十分な感じ。フルカラーで650円。安い。

オールカラー最新軍用銃事典

床井 雅美 / 並木書房

スコア:



名前の通り、世界の軍隊・警察で運用されている銃火器だけを集めた事典。いわゆる、映画的なメジャーどころを集めた本では無いけれど、全体像が押さえられるので、現代の銃火器の主流というか、各銃火器に求められている需要と役割みたいなのが見える。読んでるとアメリカとか一部の国の銃火器以外は殆ど見たことないようなのばっかりでほえーって感じ。500点の銃火器がフルカラーで載っている。

最強!世界の未来兵器

大久保 義信 / 学研パブリッシング

スコア:


ついでに買った本。最新の軍事技術とか、開発中のやつとか、最近失敗に終わったプロジェクトとかがフルカラーで載っている。エクソスケルトンとか、無人兵器とか、あの気持ち悪い馬ロボットとか。あくまで、未来妄想みたいな飛ばし本ではなくて、最新情報ベースで包括的に兵器全般が押さえられてて資料的に面白かった。


結論:学研パブリッシングはオタクの味方やで!
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# by cemeteryprime | 2014-05-08 17:39 | 作品・感想 | Comments(0)

【メモ】銃の分類

今更ながらではあるものの・・・

対人用の低威力、近距離仕様 → 拳銃弾(ハンドガン)
猛獣用の高威力、遠距離仕様 → ライフル弾(ライフル)

近距離用で、特殊なデカい弾を射出したい → ショットガン

拳銃弾を連射したい → サブマシンガン
ライフル弾を連射したい → アサルトライフル

サブマシンガン →小さい、軽い、でも威力は拳銃レベル。
アサルトライフル →デカい、重い、オーバーキル。

こうして簡潔にまとめてみると、役割分担がハッキリしている。正直、これまでは銃火器って無駄に種類が多いし、バリエーションだらけなのでどう使い分けてるのかとかサッパリ判らなかったんだが、何となく分かってくると凄く面白い。

クトゥルフ神話TRPGの銃火器のダメージってどういく基準で設定されているんだ?というふとした疑問からスタートして、弾薬ベースでダメージ設定してるなという点に気付けたのが大きかった。

実際の所、用途に合わせて弾薬が開発されて、弾薬に合わせて銃火器が作られるという構図なので、弾薬ベースで銃火器を見るようになると一気に理解しやすくなった気がする。なので、これから銃火器について調べて見ようかなというクラスタは、どういう銃弾を使っているのかを基準に調べてみるのがオススメです。

時代ごとの状況の変化に合わせて、新しい弾薬が開発されたり古い弾薬が見直されたりみたいな弾薬の歴史関係の話なんかも結構面白い。使い勝手と威力のバランスで、弾薬のサイズが決まる感じなので一概にこのサイズがベスト!みたいなのも無いので、メインストリームの弾薬の口径を辿るだけでも妙にストーリー性がある。

ジャングルでの戦闘用と都市での戦闘用では求められる用途も違うし、技術の進歩で防弾装備が安価で普及すると、貫通性が重要になったり・・・みたいな話とか、基本的に銃弾(用途)ベースなので、戦略的にハマれば銃火器自体の古い新しいは関係無くて最新装備持ってる奴らが戦略ミスで戦況に適したレンジの銃火器が無くてボコられたりみたいな話とか。

別にミリオタでは無いんだけども、ちょっと調べてみてミリ知識に関するリテラシーが上昇すると、漫画とか映画に出てくる銃火器についてもより楽しめるようになる。これは、色々考えてチョイスしてるなとか、これは何も考えずに適当に見た目で選んでるなとか。
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# by cemeteryprime | 2014-05-07 22:43 | 雑記 | Comments(0)

【小説】襲撃者の夜 感想

襲撃者の夜 (扶桑社ミステリー)

ジャック ケッチャム / 扶桑社

スコア:



原題はオフスプリング。オフシーズンの続編。前作から11年。食人族の生き残りが再びコロニーを再構築していた・・・・という話。

正直、ホラー成分は若干下がった印象。ただ、もうとっくに引退していた前作の保安官が事件現場に呼ばれて、これは食人族の再来だ!みたいな感じで続投したりして、続編モノとしてのお約束がしっかり抑えられていていい感じではある。前作はホラー過ぎる上に何の救いも無かったけど、今作では子供が活躍したり、それなりに救いのある終わり方だったり。

ただ、食人族がスケールダウンしているのが痛い。一匹だけ生き残った女の食人族が、赤ちゃんとか拐ったりしてという内容なので、女子供ばっかで基本的に戦闘力が低いという。一応、食人族グループにサイコパスな殺人犯が合流するみたいな展開はあるものの小物過ぎて大して活躍しないし・・・。まぁ、あくまで続編モノという前提で面白い感じ。
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# by cemeteryprime | 2014-05-01 22:51 | 作品・感想 | Comments(0)

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