blogを書天則。Twitter:@idea51


by cemeteryprime

プロフィールを見る

マイブーム

・クトゥルフ神話TRPG
・レゴ
・海外ドラマ

最新のコメント

最近の国産なら最も実際の..
by 太郎 at 01:24
アナログ(会話中心)で遊..
by cemeteryprime at 08:31
国産のTRPGでも、会話..
by 祟り屋 at 16:12
TRPG全般では、進行役..
by 祟り屋 at 16:07
TRPG全般では、進行役..
by 祟り屋 at 16:06
1行目の『クトゥルフ神話..
by cemeteryprime at 08:03
【クトゥルフ神話TRPG..
by さいたま at 14:37
はじめまして。非常に勉強..
by naochaland at 01:03
コメント、ありがとうござ..
by cemeteryprime at 21:52
楽しく読ませてもらってます
by 海に棲むもの at 11:50

最新の記事

【映画感想】ローガン
at 2017-06-01 15:13
【ドラマ感想】グリム
at 2017-05-29 23:02
【ドラマ感想】ネトフリのいろいろ
at 2017-05-27 17:35
【クトゥルフ神話TRPG】微..
at 2017-05-24 18:49
【書籍感想】クトゥルフ神話ガ..
at 2017-05-16 20:44

タグ:映画 ( 45 ) タグの人気記事

【映画感想】ローガン

ヒュー・ジャックマン版ウルヴァリンの最終作『ローガン』、早速観て来た。以下、ネタバレしまくりな感想。

あらすじ

年老いて身体に色々ガタが来たローガンが、未だに続いていたウェポンX計画で自分のDNAを使って勝手に作られていた少女版ウルヴァリンのローラを託され連れてカナダ国境を目指して逃避行する話。

感想

実験室育ちで常識が無く狂暴な少女ローラと、認知症になっちゃってお薬を飲んでないと能力が暴走してヤバい元プロフェッサーXことエグゼビア老人という、2つの爆弾を抱えての逃避行が面白い。

ローラは、チビで狂暴で手だけじゃなく足にまで爪がついてる殺人マシーンで少女ながらも正しくウルヴァリンという感じで最高だし、エグゼビアはお薬ちゃんと飲んだ?状態で、ローガンにトイレに連れてってもらったりとかで完全に要介護老人になってて最高。

ただ、肝心のローガンの話が正直ちょっと微妙というか、低空飛行すぎて趣味じゃない感じ。どうぜ引退作として最後に死ぬにしても、オールドマンローガンの耐えて耐えて耐えて・・・最後に大殺戮っていうプロットは使って欲しかったなと個人的には思う。

ローガンが弱ってヨタヨタしているので、相対的に敵も中途半端。単なる傭兵集団なドナルド・ピアース率いるリーヴァーズと、ウェポンX計画残党の科学者と、あとターミネーター的な傀儡兵士(ネタバレ防止でここは一応伏せておこう)。最終的におじいちゃんが老体に鞭打って頑張るだけの話になっちゃって悲痛というか、しょっぱい話になってしまったのが残念でした。

どうせ引退作なら、ウルヴァリンやっぱりカッコいい!最高!もっとお前の活躍を観たかったよ!みたいな終わり方をして欲しかったな。

思うに、ボケ爺と狂暴なガキを連れての逃避行という所までは上手く行っていたんだよな。

後半、急にローラが急に喋り出すのとか、は?って感じで、そこから尻すぼみ的に消化試合になっていく。喋りもできない野生動物っぽさは演技やったんかいワレ!

妄想

個人的な願望としては、ローラは孤独で野生動物めいたX-MENと会う前のウルヴァリンであってほしかった。助けてくれた看護師の人とか、エグゼビアお爺ちゃんの介護とかを通じて、人間らしさを学んでいって、ローガンも自分も仲間に救われたからローラも絶対に仲間の元に届けなきゃみたいな話にしてれば、もうちょっとうまい具合に良い話になったのでは無かろうか。

そういう意味で、ラスボスはウルヴァリンのダークサイドというか、こういう大人になっちゃ駄目だよ例としてセイバートゥース辺りを持ってきて欲しかったな。で、最後は仲間の為にバーサーカーになるんだよ精神をローガンがローラに示して、ローラが2代目ウルヴァリンになって仲間と一緒に旅立っていく的な。

ローラは施設では怖がられてたというか、ちょっと浮いてて馴染めないんだけど、クライマックスでの戦闘を通じて子供たちの信頼される仲間になる。そんな話が良かった。

結論としては、折角ローラという娘が出てきてるのに、父と子みたいなテーマが希薄で単に老兵ローガンの死に様みたいなしょっぱいドラマで着地しちゃったのか、この映画の微妙なポイントじゃなかろうか。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.2のヨンドゥという最高のお父さんの死に様を観ちゃったせいで辛口になったかもしらんが、おおむねそんな感じ。


[PR]
by cemeteryprime | 2017-06-01 15:13 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】SING

c0325386_17310016.jpg

万人にお勧めできるタイプの最高の音楽映画。

とにかくタイトルの通り、歌についての映画である。新旧のヒットソングが登場しまくるのも楽しいし、歌の持つドラマやカタルシスが最高に引き出されている。ズートピアもそうだったけど、動物キャラを使う事によって、ドラマ性も身体表現もデフォルメが利いていて素晴らしい。

あらすじとしては、潰れかけた劇場のオーナーが最後の興行として賞金が出る素人のど自慢大会を開催する。そこに集まった人たちの群像劇である。

ブタのロジータは、子育てに翻弄される歌好きの専業主婦で、彼女のストーリーの主なテーマは抑圧からの解放である。ブタだから死ぬほど子沢山というのが笑える。のど自慢大会に出る為の練習時間を作る為に、日々の家事をからくり仕掛けでオートメーション化するんだけども、子供も旦那もまるで気が付かないという皮肉な描写が活かす。ラストは、日々のルーティンに埋もれて留守にしていても気付かれなかった専業主婦のメスブタ(文字通り)が活き活きとして歌う姿を見せつけ、子供たちも旦那も今まで観た事がなかったロジータの姿に熱狂する。

ゴリラのジョニーは、ギャング団のボスの息子で犯罪稼業の跡継ぎになることを求められている青年である。ジョニーの話も、抑圧からの解放だ。ジョニーは本当は歌手になりたいのだが、親父はそんなことをを許さない。本当は別の事がしたいアメフト部のスター選手の話みたいな感じである。こっそりのど自慢大会の練習をしていたことが最悪の形でバレて勘当同然になるんだけども、ラストで素晴らしい歌を披露するジョニーの姿を見て、親父の心が動く。ゴリラならではの躍動感溢れる和解シーンが最高だ。

ヤマアラシのアッシュは、彼氏とロックバンドを組んでいる女の子。今まではロック歌手を気取る彼氏に合わせる形で自分を抑えていたが、のど自慢大会が原因で彼氏と別れ、傷心を糧に、最高のロック歌手へと変貌する。ロックな精神が、実際にトゲとして周囲の人に刺さりまくる描写が面白い。

ネズミのマイクは、人間的には糞野郎なミュージシャンである。別にのど自慢大会をきっかけに成長したりはしないが、ラストにそれまでの糞野郎っぷりを吹っ飛ばす才能を見せつけてくれる。悪人タイプの主人公は、何かしら尊敬すべき美徳を1つは持っているが、マイクの場合はそれが音楽なのだ。

ゾウのミーナは、歌の才能があるが、内気でみんなの前で歌えない女の子。ミーナの話は、言ってみれば自分の殻から周囲の人々によって引っ張り出される話である。ラストでオオトリを飾り、パワフルな歌声を披露する。

歌に関する幾つものドラマが、のど自慢大会というイベントを通じて1本に収束していく。ドラマも面白ければ、歌も最高。いうことなしの1本である。

ちなみに、借金に追われて潰れかけの劇場支配人のコアラのバスター・ムーンの話も好きだ。金持ちの息子で何もして無さそうなボンクラな羊のエディとのポンコツ相棒コンビで頑張る部分が楽しい。あと、期待されていなかった人たちが最高のステージを作り出して、町中を熱狂させるという全体的なストーリーもシンプルに最高である。


[PR]
by cemeteryprime | 2017-04-05 18:29 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち

c0325386_17405481.jpg
観て来た。最高に楽しい映画でした。奇妙で、不気味で、楽しくて、幻想的。ファンタジー映画はやっぱりこういう、魔法に掛けられた気分を体感できる作品でなくっちゃいけないなと改めて思った。

ストーリーがどうこうとか、ビジュアルがどうこうというより、とにかく豊かなイマジネーションをぶつけて楽しい気分にさせてくれる映画なので、観に行くべし。お勧めです。

大雑把なあらすじとしては、おじいちゃんがある日、奇怪な死に方をする(目玉をくりぬかれて死ぬ)。その死に方や、事件現場で目撃した怪物の存在などから、おじいちゃんがかつて怪物と戦っていたという話やその他諸々の信じられないような不思議な話の真相を確かめたくなった主人公は、おじいちゃんが子供の頃にいたという、変わった子供たちが集められた養護施設に向かう。そこは異能を持った子供たちを保護するシェルターであった。そして、そこにサミュエル・L・ジャクソン率いる悪の異能者軍団が攻め込んでくる・・・。みたいな感じ。

個人的な見どころとしては、ホローっていう怪物が、完全にスペクトラル・ハンターな所(クトゥルフ神話TRPGネタ)。これを観たら、シナリオにスペクトラル・ハンターを出したくて仕方が無くなるはず。あと、TRPGで別に中世が舞台って訳でも無いのにクロスボウの射程を大型、中型、小型に分けて細かく載ってたりするシステムがあるけど、クロスボウとか使う場面なんかあるのかよと思ってたけど、この映画観たら、クロスボウって素敵!って思えた。

[PR]
by cemeteryprime | 2017-02-07 20:40 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】ドクター・ストレンジ

c0325386_17381728.jpg

マーベル映画、ドクターストレンジを観て来た。評価としては、そこそこという感じ。映像が凄い!とか、カンバーバッチとマッツが最高!みたいなのを置いとくと、話自体は微妙としか。

傲慢な天才外科医の医者のストレンジ先生が、雨の日に調子に乗ってスマホを弄りながら運転をしてたら事故で両手がグチャグチャになってしまう。両手を治療して、外科医に戻るんだと、保険の効かない馬鹿みたく金の掛かる最新手術を試しまくるも、両手は治らず一文無しに。そんな時に、スピリチュアルな感じで奇跡の復活を遂げた元半身不随患者の話を聞いて、駄目元で魔法使いに弟子入りするしかねぇと、ヒマラヤへ。

みたいな話。なんかこう、いちいち締まらないというか、お手軽感に溢れててあまり燃えないんだよな。道士への弟子入りも、門の外で5時間も待ってたから仕方ないから弟子にしたろかとか。三日間、雨の日も雪の日も死にかけながら土下座して弟子入りを志願するくらいしろよみたいな。


あと、敵のマッツがいまいち強くないし、残虐でも無いという。悪の魔術師なんだったら、もっと正気度が0になって、心臓を抉り出して邪神に捧げるくらいの暗黒の儀式とかやれよなとか。挙句の果てには、ラスボスの邪神が拍子抜けレベルのポンコツだったり。この監督のフッテージっているホラー作品は結構面白かったので、その辺のスキルとかもっと活かせば良かったのに。


正直、同じ魔法使い物ならハリーポッターとか、最近だとファンタスティックビーストもそうだけど、そっちの方が、魔法表現がスタイリッシュでアクションも良い感じなんだよな。尚且つ、イギリスのファンタジー感がちゃんと出ているという。

一方、ドクターストレンジは、良くも悪くもアメリカンな魔法感というか、こう魔法というよりは、ヒッピー文化なLSDによる幻覚的イマジネーション世界の延長戦になるような感じで、あまり好きにはなれない。正直、アメリカの映画とかドラマとかアニメとか見てると、万華鏡的なLSD風の表現とか、程度の差はあれど、すげー陳腐というか、またかよみたいな印象しかない。レトロアメリカな世界観の作品ならともかく、2000年代でLSDと感覚遮断水槽は禁止にして欲しい。

あと、修行の舞台がヒマラヤの寺院なのに導師が、ケルト人なのも何でやねんとしか。ドルイドじゃねーか!それならもう、インディアンのシャーマンに弟子入りして、マジックマッシュルームでも齧ってたら良かったんじゃないのか!

で、ストーリー的には、ストレンジ先生が一応、魔術師見習いになりましたよ、お終いといった感じ。ストーリー的にもの足りないのは、敵があまり怖くないしポンコツすぎたというのもあるんだけど、いまいちストレンジのドラマが薄いというのもある。傲慢な外科医っていうのも、冒頭に電話でしょーもないオペを断りまくって調子に乗っているっていう程度の表現だし、何となく成り行きで魔法使いになってラスボスを撃退したものの、別に何か成長してヒーロー道に目覚めた感じも無いし。あと、魔術で両手を治せないっぽいのも、いまいち理屈が分からんし。

どうせなら、両手を魔術で治せて、外科医として復帰できる状態になった上で、それでも魔術師として社会に奉仕する道を選ぶみたいな、そういう選択を見せて欲しかったなとか。貧乏な人の、しょうもない病気もちゃんと治療してあげる、地元密着型のドクターになるとか。そういう成長を見せて欲しかった。


[PR]
by cemeteryprime | 2017-02-01 18:37 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】ザ・コンサルタント

c0325386_17370843.jpg

ザ・コンサルタント観て来た。原題はコンサルタントじゃなくて会計士。タイトル通り凄い会計士の話。面白かったです。

イコライザー的な、舐めてたオッサンがヤバかった系のジャンル映画かと思いきや、予想外にハートフルなほっこり映画だった。確かに内容的には、世界の犯罪者たちから依頼を受ける裏社会の凄腕会計士が、たまたま表の企業の仕事を請け負ったら命を狙られたのので、実は戦闘能力も高いので舐めてる敵を逆にぶち殺すというジャンル映画的なものなんだけども…。

この手の映画にお馴染みの、胸糞悪くなるような悪漢が出てこないのよね。そして登場人物はだいたい良い人という変わったバランス。その辺のギャップがちょっとしたギャグになってすらいる。

ネタバレしてしまうと、主人公を殺しに来た傭兵集団のボスが主人公の弟だったという。普通は最終的に因縁の対決になるのかと思うんだけど、最後の最後に顔合わせて「あれっ…兄貴じゃん!?」「弟じゃん!?」ってなって、それまでの対立とは関係なく、普通に兄弟喧嘩をした後、仲直りして終わりという。弟はターゲットの写真とか貰ってなかったんかよ!先に気付け!

とりあえず、銃撃戦してたのに、急に普通の殴り合いの兄弟喧嘩をしはじめた様子を混乱しながら見守っていた弟の依頼人が最高でした。

主演のベン・アフレックは元デアデビルで、ジョン・バーンサルはドラマ版のパニッシャーだしで、すわデアデビルVSパニッシャーかと思いきや、別にまともに戦わなかったという。バーンサルは、クズな悪党役もよくやっているイメージがあって、今作でも悪漢っぽさを出してるんだけど、どことなくすげー弟感も出ていて、役者って凄いなぁと思いました。色々と気を使って損な役回りが多くてちょっとグレちゃった感じ。

ヒロインのアナ・ケンドリックをはじめ、JJジェイムソンの人とか、ザ・シューターの捜査官の人とか、好きな俳優さんだらけで良かった。

どうでも良いけど、ヒロインが貰ったポーカーをする犬の絵をいきなり破り捨てるのはどないやねん感があった。まぁ、破りそうなキャラだったけど。


[PR]
by cemeteryprime | 2017-01-23 18:36 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】残穢~住んではいけない部屋~

c0325386_1342258.jpg

実話系怪談を書いている小説家の元に、届いた一通の心霊現象の投稿。小説家は、怪異の内容は異なるが、過去に投稿者の住んでいるマンションの別の住人からも心霊現象の投稿を受けていたことを思い出す。

興味を持った主人公は、怪異の発端を探っていくが、掘れば掘るほどに、ぞろぞろと恐ろしい過去の事件との繋がりが浮かび上がっていく。一体この呪いは、どこから、いつの時代から存在しているのだろうか・・・。


現代に残る幾つかの実話系怪談。全く別々の物だと思っていた怪異や事件が、ルーツを辿ると1本に収束していくという、ホラーらしいホラー。バラバラだと大したことではない事件が、収束し結びつくと恐ろしい全貌を見せるというのは、ホラーの王道だ。

ある部屋で心霊現象が起こった⇒過去にその部屋で自殺した人がいた。ここで終わってしまうのもアリだが、調べてみたら、その自殺もまた心霊現象によって精神を病んだことが原因だった。更に遡れば過去にもっと陰惨な事件があった。でも、調べてみたらその事件に犯人もまた心霊現象で病んだ人間だった。

怨念が長い年月をかけて蓄積し、人を狂わせ事件を起こして、新たな怨念を再生産させながら、拡散していく。そんな、決して洗い落とせない不可逆的な穢れの恐怖が描かれた作品だ。こういう機械的なというか、一方通行的な対処不能な現象は、モンスターや殺人鬼よりも恐ろしい。逃げるしかないのいだが、穢れに触れた人間は既に呪われてしまっているのが始末に負えない。

どうでも良いが、登場人物たちの名前がどこかで聞いたような怪談作家界隈の人ばっかで面白かった。
[PR]
by cemeteryprime | 2017-01-07 13:31 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】スーサイド・スクワッド

c0325386_2333869.jpg

久しぶりに映画の感想。

スーサイド・スクワッドは、DCコミックスの映画化作品である。マン・オブ・スティールやバットマンVSスーパーマンと同じ世界線に存在する作品で、時系列的にはバットマンVSスーパーマンの後ろに位置している。ただし内容的には特に何の関係も無いに等しいので、これ単体で観てもOK.。

あらすじをざっと説明すると、政府の特務機関がぶっとんだ個性や能力を持った悪人を集めて自爆装置を埋め込み、減刑と引き換えに無茶苦茶なミッションに特攻させるという話。

主人公たちが、どうしようもない悪人たちという点がこの映画ポイント。普通に考えたら、外道VS外道のスーパー外道大戦という感じにした方が盛り上がりそうなものだが、そうはなっておらず、あくまで悪人たちもそれぞれ人間であり、どこか同情すべき可哀想な人たちであるという視点で描かれている。この辺りは、デヴィッド・エアー監督の色なのかもしれない。エアー監督は、作風として一般社会から見れば外道や悪人と呼ばれる所業に手を染めざるを得ない世界の住人のリアルみたいなものを良く扱う監督である。

この映画では主人公がヴィランたちである。主人公たちのドラマを描く都合上、彼らは極端で記号的なヴィランとしてではなくあくまで人間として描く必要がある。故に、この映画ではあくまで人間としてのヴィランたちの姿を見る事ができる。なので、登場するキャラクターたちのヴィランとしての姿を知っていると、面食らうようなものも多い。

例えばジョーカーが最たる例だろう。ダークナイトのジョーカーとはとても同じキャラだとは思えない。ネタバレになるが、今作に登場するジョーカーは、あくまでジョーカー&ハーレイというイカれた極悪ギャングカップルの片割れであり、凶悪なのは間違いないのだが、ハーレイにとってはまごうことなき王子様である。

この映画の見どころは、そうした人間ナイズされたヴィランたちの姿と、ドラマではなかろうかと思う。それ故に、若干地味な印象は否めないのだが、現状のDC映画シリーズ(マン・オブ・スティールやバットマンVSスーパーマン)は、ユーモアやチーム物としての砕けた部活感に乏しかったので、こういうのも良い。

どうでも良いけど、出撃シーンで流れるスピリット・イン・ザ・スカイってガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでも流れてたし、他の映画でも何回か聴いた事ある気がする。ある種の定番なんかな。
[PR]
by cemeteryprime | 2016-09-12 23:38 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画感想】バットマンVSスーパーマン

c0325386_1021596.jpg

概要
マン・オブ・スティール(MoS)の続編。スーパーマンの戦いに巻き込まれて街が破壊され大量の死者が出たことで、主にバットマンがブチぎれる…という話。ついでにスーパーマンを潰したいレックス・ルーサーとかも絡んでくる。

感想
映画としては面白かったんだけど、相変わらず筋肉と暴力の比重が高く、ヒーロー成分やらジャスティス成分は薄め。前作のMoSは一作目としての問題提起の意味もあったろうから、ヒーローやジャスティス成分が薄いのも納得してたんだけど、2作目でも大してノリが変わってなかったのは残念。

街を破壊したスーパーマンにキレてたはずのバットマンも、割と戦車で街を破壊したり、マシンガンで敵を普通に爆死させたりしてて、スーパーマンと大差無いやんけ!という感じ。ジャスティスの誕生っていうサブタイトルだから、バットマンとの衝突でスーパーマンがヒーローとして成長するのかと思っったらそんな事は無かった。正直、別にジャスティスが誕生してないんだよな。一応、敵の怪獣を宇宙に放り投げたり、荒廃した無人地区に戦場を移すくらいのウルトラマン的な配慮はみせるようになってたけど。

バットマン
デザイン的に筋肉ダルマみたいになっているバットマンだけど、初登場シーンでは不気味で得体のしれないモンスター的な動きを見せてくれたりして中々良かった。吸血鬼めいた動き。でも、それ以降はバットモービルだとか戦闘機だとかで派手にマシンガンをぶっ放したり、パワードスーツでスーパーマンをボコボコにしたりの、重武装高火力キャラになっちゃって微妙だった。

時系列的にはダークナイトリターズ期のイメージだったのかな。色々と失って荒んだ感じの老年期バットマンだった。まぁ、バットマンのキャラ自体は今更説明する必要は無いのも分かるんだけど、シリーズ的には初登場なのに、いきなり色々とあって荒んだ後の老年期バットマンを登場させるのはどうなんだ感はある。ゴッサムは荒廃して廃墟化してるし、ウエイン邸も焼け落ちとるし。

今後の展開
今回はちょろっとワンダーウーマンが活躍するだけだったけど、他にも色々と超人類がいる事が判明して、仲間集めるか的な流れで映画は終わる。次辺りにジャスティスリーグが結成される話になるんだろうけど、正直今回の映画は自分勝手でワンマン主義な超人たちが、共闘するのもいいかもね位に考え始める程度の内容だったので、あまり期待は出来ないなと。

基本的に筋肉と暴力がメインなので、ヒーロー映画というよりは怪獣映画に近いこのシリーズ。色んな正義がぶつかり合いながらヒーローする話ならウェルカムなんだけど、単なる怪獣大集合になりそうな予感がしてならない。まぁ、それはそれで面白いのかもしれないけど。
[PR]
by cemeteryprime | 2016-03-30 18:20 | 作品・感想 | Comments(0)

【雑記】2015年の映画 TOP5

2015年の映画、個人的ベスト5
1位:マッドマックス 怒りのデスロード
2位:ワイルドスピード7 スカイミッション
3位:チャッピー
4位:ミッション・インポッシブル ローグネイション
5位:アベンジャーズ:エイジオブウルトロン

取り敢えず、ベスト5を選ぶならこんな感じ。怒りのデスロードは、映像やノリが良いだけじゃなくストーリーが力強いので、多分来年になってもまだストーリーラインをしっかり覚えている自信がある。

正直5位~8位辺りは上下が付け難いので、割りと適当。ラン・オールナイトが5位でも良かった気はする。


ちなみに去年、映画館に観に行った映画は以下の23本。
マッドマックス 怒りのデスロード
ワイルドスピード7 スカイミッション
ミッション・インポッシブル ローグネイション
チャッピー
アベンジャーズ:エイジオブウルトロン
アメリカン・スナイパー
ジュラシックパーク
ラン・オールナイト
コードネームUNCLE
スターウォーズ フォースの覚醒
007スペクター
バクマン。
ファンタスティック・フォー
マイ・インターン
ジョン・ウィック
アントマン
ターミネーター:ジェニシス
予告犯
新宿スワン
龍三と七人の子分たち
アリのままでいたい
トゥモローランド
アニー


ワースト5は選びにくいが、ワースト1を選ぶなら間違いなくアニー。
[PR]
by cemeteryprime | 2016-01-02 22:34 | 雑記 | Comments(0)

【映画感想】スターウォーズ フォースの覚醒

c0325386_049191.jpg

スターウォーズ新作、観てきました。正直4~6はかなり昔に観たっきりで最早内容はうろ覚えだし、2と3はそもそも観てないというレベルだったけど、普通に面白かったです。おおッ、スター・ウォーズだ!って感じ。

大作映画なりの面白さというか、世界観の作り込みっぷりみたいな絵面の部分は初見でも楽しめるんじゃないのかなと。

ストーリー
ストーリー面に関しては滅茶苦茶面白い!って感じでも無かった。メイン主人公2名のストーリーが、割とイマイチというか状況に流されてるだけな印象が強かった。レイはとっとと気持ち切り替えて親父探しにいけよって感じだし、フィンは同僚殺しまくりでなんで脱走したんだっけコイツ?って感じだし。まぁ3部作なので、この2名に関してはこれからの成長っぷりが面白くなるんだろう。

カイロ=レン
キャラとしては悪役のカイロ=レンがなかなか面白かった。圧倒的な強敵タイプではなく、どちらかと言うと面倒くさい系のキャラ。若者で中二病属性持ちなのが観ていて楽しい。今作のストーリー面の面白さは過去作ファン向けの要素以外では、基本的にコイツが全部担当していた気がする。

今回、あっさり主人公にボコられちゃうんだけど、多分これから修行とかしてパワーアップするんだろうなとか予感させてくれるので、次回作も是非観てみたい。素顔がまた、ボンクラ駄目息子感が全開で良いキャラなんだよね。フォースをちょっとやそっと鍛えた所で、基本的に性格が駄目そうな感じが素晴らしい。
[PR]
by cemeteryprime | 2015-12-27 00:51 | 作品・感想 | Comments(0)

カテゴリ

作品・感想
雑記
日記
TRPG講座・考察

タグ

(112)
(45)
(27)
(24)
(21)
(19)
(17)
(17)
(15)
(11)
(9)
(9)
(8)
(6)
(5)
(5)
(4)
(4)
(3)
(1)

以前の記事

2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月