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【映画】るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編 (感想)

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もともと原作が怪人との戦闘+過去語りみたいなバトル中心の構成なので、映画シナリオ向きじゃないってのは理解できるんだけど、映画用に改変追加されたシナリオ部分が破綻しまくっていて突っ込みどころしかない。むしろ原作には必要最低限のストーリーしかないのに、どう弄ったらここまで矛盾だらけに改悪できるんだよと不思議なレベルだった。

漫画だと、京都大火で政府の目を京都に引きつけておいた隙に、軍艦で大阪湾から東京湾に入って東京を砲撃して治安崩壊させるってのが志々雄の計画だった。剣心たちは志々雄の作戦を見抜いて、大阪湾で軍艦を撃沈して計画を潰すことに成功し、その後は比叡山辺りにある志々雄アジトで直接決闘という展開になっている。

映画だと、どうしても映像的に軍艦を活用したかったのか、剣心は大阪湾で軍艦出港を止めれないんだよね。ただ何故か志々雄はその後、東京を砲撃せずに近所の漁村を軽く砲撃しただけで、長々と東京湾に停泊して維新政府を脅迫して剣心の公開処刑を要求。最後は剣心たちが軍艦に乗り込んで直接対決する流れになる。

・・・そもそも奇襲せずに堂々と東京湾に停泊していられるんだったら京都大火をやる意味が無いんだが。あと、東京を砲撃しないんだったらYOUは何しに東京湾へ?二部作にする為か、軍艦にこだわったせいかは知らないけれど、思いっきりシナリオが破綻してるんだよね。一応、前編の京都大火編は軍艦撃沈失敗して、逆に剣心が撃沈という感じで終わっているのでその時点ではシナリオの大きな破綻はない。四乃森蒼紫が凄い馬鹿になってる程度。

伝説の最期編は正直、破綻&破綻という感じ。恐ろしい事に、普通に野外で志々雄一派と政府高官の会談シーンみたいなのとかまである。東京を砲撃されたくなかったら~みたいな要求してくるシーンなんだけど、志々雄が堂々と姿を見せてるんなら、剣心に暗殺頼む必要無いよねこれ。狙撃隊で囲めよと。のんきに志々雄と会食してる場合じゃないだろ。

ついでに酷いのが、剣心が公開処刑されかけるシーン。処刑される前に剣心の罪状としてこれまで殺した来た人間の名前が長々と公衆の面前で読み上げられるんだけど、それ完全に維新政府が隠したい機密情報じゃねーか!いかんでしょ。そもそも志々雄が消されたのも維新政府の暗殺内容が漏れたらヤバイからじゃなかったっけ?

細かい所まで指摘するとキリがないけど全体的に維新政府と警官の描写が酷い。平和ボケした時代の無能役人みたいな描写なんだよな。この人達、最近まで戦争してなかったっけ?東京湾に堂々と停泊してる軍艦1隻に脅されてテロリストに屈するとか、海軍はどこへ消えたんだ?

軍艦対策に必死に海岸に組み立て式の大砲を運んできてたりするし(砲撃されて終了やろ)。後、警視総監無視して部下全員が勝手に軍艦を砲撃し始めるシーンとかあるんだけど、どういう状況なんだよと。後でクビやろ。警視総監も剣心たちがまだ軍艦にいるとかいう以前に、警官隊が普通に軍艦内にいるんだが。・・・と、終始酷い内容。

邦画だと政府とか警察が極端に無能で馬鹿に描かれるのがよくあるんだけど、まさにそんな感じ。正直、こういう描写全般は作品を陳腐化する要因にしかならないと思うんだけど。統制のとれた強そうな警官隊を敵が一騎当千で蹴散らすからこそ強そうに見えるんじゃないの?

あと、どうでもいいけど不思議な事にこの世界は拳銃が存在しない。何故かどんな狭い所でもライフルしか使わないんだよな。どっちにしろ発砲しないけど。漫画だと普通に警官も拳銃使ってるし、史実的にも普通に拳銃は配備されてるんだけど。


チャンバラシーンに関しては個人的には割と良かった。軽功と拳脚が飛び交う中華チャンバラ系のアクション。なので、瀬田宗次郎とか緋村剣心の速度感みたいなのは上手いこと表現できていた気がする。ただ、基本的に間合いも糞も無い中華チャンバラだから、必殺技の演出が映えないんだよね。牙突とか天翔龍閃とかの必殺技感を出そうと思うと、貯めのアクションが必要だけどそういうのが皆無なのでいまいち決まらない。その辺が残念といえば残念だったかな。

志々雄に関しては焔霊とか紅蓮腕とかきっちり再現されていて格好良かった。後、比古清十郎も武侠映画の剣侠っぽくてなかなか格好良かった。ズボン履いてるし、ロン毛だし、中華チャンバラやってると完全に武侠映画の登場人物にしか見えない件。

十本刀は基本的に宗次郎以外は残念な感じしか無かった。佐渡島方治は顔は再現度高かったけどやたらテンション高い狂人って感じだったし。ちなみに、十本刀の見せ場は無いので当然方治の爪剥がしシーンも無いよ。あと、安慈も左之助もフタエノキワミはしません。安慈に至っては、金的されるとお寺の鐘がなるという残念な扱いだった。まだ出番あるだけマシだけど。巻町操は土屋ちゃんなので普通に可愛いかったよ。
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by cemeteryprime | 2014-10-03 21:40 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】ジャージー・ボーイズ (感想)

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同名のミュージカル作品を原作にしたクリント・イーストウッド監督の音楽映画。ザ・フォーシーズンズという実在のグループの栄光と挫折を描くという内容。

ニュージャージーのイタリア移民系の青年達がド底辺からスターダムにのし上がって行くサクセスストーリーになっているのでシナリオ的にも熱い。栄枯盛衰を描く作品の常で最後は挫折&メンバーの離散になってしまうんだけども、それでも最後の最後はちゃんとハッピーエンドで楽しく終わってくれる辺りが良い映画だなーって感じ。

とにかく音楽が最高なんだよね。全米で大ヒットして、未だにカバーとかされまくってる名曲だらけなので曲が良いのは分かりきってるんだけども、歌がまた良い。

主人公のフランキー・ヴァリは天使の歌声と作中で称されていて正直ハードル高杉やろ!って感じで、更に普段喋ってる時は甲高いなよなよっとした声だからおいおい本当に大丈夫か??みたいな不安しか無いんだけども、歌い出すと本物なんだよね。ストレートに凄い!って感じ。

どうも主役の人は、この歌声でブロードウェイのオリジナル版のフランキー・ヴァリ役をやってた人みたいだ。どうりで歌が最高なはず。

ストーリー的に主人公のフランキー・ヴァリの天使の歌声と、天才的な作曲家のボブ・ゴーディオのコンビがザ・フォーシーズンズの最高の曲を紡ぎだすみたいな感じなんだけど、その全米で大ヒットした"最高の曲"という部分の音楽的な説得力が半端ないんだよね。スムーズに劇中の観客と感動共有できる感じ。

ストーリーも良いし、最高の名曲が最高の歌声でバシバシ流れるんだから、音楽映画として最高なのは間違い無いやろ!って感じ。個人的に、小さい子供の頃に父親がオールディーズ曲をよく流していたので最初のヒット曲のシェリーとかは割りと頭に刷り込まれていたから懐かしさも加わってより感動できた。

原作はミュージカルだけど、この映画はミュージカル映画では無い。合間合間に、普通に演奏シーンとして曲が入る感じ。のし上がっていくカタルシスに、音楽的なカタルシスが乗っかる感じで爽快なんだよね。ストーリー的にも変に泣かせに来る感じでも無く、ただただ音楽的な楽しさが全面に出てる印象。家族を犠牲にしても、借金を背負っても、それでも俺はこの音楽を続ける!みたいな主人公の姿勢がカッコイイんだよね。

あと、エンディングが最高だった。出演者たちが全員集合で劇中で流れたザ・フォーシーズンズの曲をメドレーでミュージカル風に歌って踊るというこれ以上ないくらいのハッピーなエンディング。音楽映画としてこれ以上ない楽しくて最高なエンディングだった。マフィアのボス役だった強面のクリストファー・ウォーケンまでもがノリノリで踊ってて笑った。

こういうのと比べると、やっぱアナ雪はミュージカル映画としても音楽映画としてもちょっとショボイんだよなーみたいな事を改めて思う。
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by cemeteryprime | 2014-09-30 14:42 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】ルパン三世 (感想)

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小栗旬主演のルパン三世を観てきた。正直、地雷以前のシロモノだろうと思ってアタリ屋的な心境で観に行ったのだが、予想外にちゃんとしてて面白かった。びっくりした。

と、いっても映画として面白かったかといわれるとちょっと微妙。リアリティラインとか、演出全般が完全にアニメっぽいんだよね。アテレコ感も意図的に丸出しな感じで、実写でルパン三世というアニメの新作を作ったという印象。アニメを実写化しましたというのは又違う感じ。確かに、どんな形であれ実写化すると元のアニメ作品とは別物になってしまうのでこの逆転的な手法はなかなか良いのかもしれないなと思った。初めはなんだこりゃ・・・?と思うんだけど、観ていて途中で「あっ、これは完全にアニメだ!実写だけどアニメ作品なんだ!」と実感してからは終始すんなり納得して観れた感じ。

写真とかCMで断片的にみると何だこのコスプレ映画という風な違和感しかないんだけど、通して観てるとあ、これはルパン三世だってちゃんと納得できる感じ。

ストーリーはルパン三世ビギンズみたいな感じ。いつものルパン一味みたいなのが形成されていくのに加えて、因縁のライバルとの対決&共闘みたいな普通に燃えれる感じの展開でなかなか良かった。欲を言えばもうちょっとライバルチーム・・・せめてリーダーのマイケル・リーくらいはどの辺が凄いのかみたいな所を描写してもらいたかった。立ち位置的に凄い良いキャラだし、キャラも立ってたけどもうちょいアクション面で普通に活躍する所が見たかった。

そんな感じでシナリオもなかなか良い。その点を踏まえると、豪華キャストを集めてるし、監督も良いし、脚本も良いしで、普通にいい感じの大作映画なんだけども、表層的には全くそんな雰囲気がしない点で凄い損している感じ。少なくとも、ここ何年かのルパン三世作品の中ではかなり上位なんじゃないのかなと思うけど、どうなんだろ。期待値が低すぎたので好印象過ぎただけかもだけど。

キャラ的な所でいくと、銭形警部が一番印象が違う感じ。なにせ、まだルパン三世と全面的にライバルになってない。キャラ的には割と狙った犯罪者を潰すためなら手段は選ばないクレバーな感じのキャラになっていて、もっと大物の犯罪者を捕まえる為にルパン三世を利用しようとしてくる。でも、今作の因縁から始まって後々にルパン三世と犬猿の仲になっていくのかなみたいな所も多くて地味に今作のキャラ設定は良かった。

普通に続編があるなら観たい気にはなったので、ルパン三世の実写映画化という点では成功している気がした。
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by cemeteryprime | 2014-09-25 22:37 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】猿の惑星/ライジング (感想)

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猿の惑星リブートの2作目。前作に引き続いて今作もなかなかの傑作だった。

前作は、アルツハイマーで曖昧になっていく老人とどんどん賢くなっていく猿のシーザーが対比的に描かれていたり、人に近い知性を手に入れたシーザーが一種の奴隷的な扱いを受けたりと人の尊厳についてをテーマにしていたと共に、群れからはぐれて人間に育てられたシーザーがどん底に落ちた後に逆境を乗り越えてサル達の王になり仲間を解放するというある種の貴種漂流譚的なストーリーだった。

今作ではシーザーが王として猿の共同体を築いて十年後くらいの話。前作の猿インフルエンザによるパンデミックからわずかに生き残っていた人間のコミュニティと接触したことで諍いが起こる的なストーリー。

その辺りの描き方としては、インディアンと白人の異種コミュニケーション物的な感じ。馬に乗ってライフル振り回しているエイプ達の描かれ方はもろにそんな感じ。そんなストーリーを骨格に、シーザーと息子の間にある親子の確執とか、エイプ内での王位簒奪話とかが描かれる。前作がまさしく種族誕生の創世記的なストーリーなら、今作は古代王朝のゴタゴタを描いたようなストーリー。

いちおう、人間との交流は描かれているものの基本的にエイプ達を主人公とした歴史ドラマ物に近い。ストーリーの構造が奇をてらった物ではなくて王道的な感じなので、その分サル達の個々の描写とかドラマの描かれ方が半端無くてめちゃめちゃ熱いし、ストレートに盛り上がる。

ネタバレも糞も無い内容なので書くが、今作の悪役はコバ。人間に愛着あって穏健派なシーザーに対して、虐待され続けたせいで人間を憎悪しているコバが不満を募らせて人間との戦争を利用してクーデターを起こす。

コバのそういうオリジンもあるんだろうけど、前作を改めて観たらコバは最初の新型アルツの被験体でシーザー達に解放される以前から覚醒してたんだよね。その辺もあって、シーザーに薬もらって覚醒した連中よりもシーザーに対する忠誠度が低かったんかなーみたいな。群れでも、ライオンキングにおける悪い伯父さん的な立ち位置でいい感じなんだよね。

個人的にこん作の主役はコバと言いっても過言では無いくらいにコバが暗躍しまくっていた印象。悪役が元気な作品は観ていて面白い。コバが馬鹿な猿のフリして人間を騙す下りとか最高過ぎた。強面の悪役なのにこういう事ができる辺りは、猿であることを活かした演出でなかなか良い。

後、ラストも最高だった。古いハリウッドのアクション映画のお約束的な、燃え上がるタワーでシーザーとコバのタイマンによる殴り合いの決戦があるんだけど、それがそのままちゃんと群れのボスを決める決闘になっているという合理性がある(猿だから)。上手い。
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by cemeteryprime | 2014-09-22 10:38 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】最近観たやつ6本 (感想)

『ゴジラ』
普通に怪獣映画として良かった。が、なんで親父が途中で死んでしまうんだよ!とか、後半の無駄にだらだら長い人間パートが退屈すぎて眠たかったりとか、最高傑作って感じでも無い。ドラマパートが足を引っ張ってる感じ。ハリウッドっぽい、インチキ臭い日本描写は割と好き。

『るろうに剣心 京都編』
前作に引き続きアクションとか殺陣はそこそこ良いんだけど、シナリオ的には突っ込みどころが多い感じ。割と冒頭からズッコケ感しかなくて、なんだかなーって印象が強い。瀬田宗次郎のアクションとかは再現度高くて良かった。大量の志々雄が発生しているシーンとかは、貞子3Dを彷彿として楽しかった。

『トランスフォーマー:ロスト・エイジ』
やたらと広告が多いけど、あからさまなのでノイズというよりは一周回ってCM風ギャグみたいな感じに。三つ巴バトルだったけど、中途半端に決着つかずに続編感まるだしで終わったのは微妙だった。主人公のマーク・ウォルバーグが一般人なのにムキムキ過ぎる上に強すぎやろ感はあったけど、そんな人間パートが基本的に面白かった。

『イン・ザ・ヒーロー』
ベテランのスーツアクターが遂に俳優デビューの夢を掴むという作品。特撮のスーツアクターに全面的にスポットを当てた様な内容なので特撮好きにはそれだけで興味深いし面白かった。キャスティングが良くて主演の唐沢寿明が主人公と経歴的にカブる部分も多くてその辺も踏まえて観るとより感動的でいい感じだった。内容が内容なだけに、ちゃんとノンスタントで唐沢寿明が全部やってたらしいのでその辺も凄い。最近観た邦画の中ではかなりアタリ。福士蒼汰の外国人弟と妹が凄い違和感あったが、まぁ仕方が無いんかなw

『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』
新作マーベル映画。銀河系を舞台に、トレジャーハンターからの脱獄からの宇宙を救う展開と、アクションエンターテイメント感を詰め込んだ楽しい作品。冒頭から笑かしてくれるし、”楽しい”映画。音楽に関してはいろいろ言われてるけど、正直聞いたことある曲少なかったし、そこまで印象的に劇中で曲が使われている感じも無かった。もともとあの曲を知ってる人が聞くとおっ!ってなるんだろうけど、映画観てこの曲いい!って感じでは無かった。どうでもいいが、グルートが強すぎ!そして、ドラックスの中途半端感。今作もサノスがちらほら出てきてて引っ張るねーって感じ。アベンジャーズ2を待つしか無いのかな。

『フライト・ゲーム』
リーアム・ニーソン映画。飛行機内で予告殺人による脅迫が行われて乗り合わせた捜査官が奮闘するみたいな話。割と普通に犯人は?手口は?みたいな感じの映画。ラストは勿論、飛行機映画なので・・・。アル中で憔悴しまくった主人公が良いように犯人に翻弄されてテンパッて暴走する感じなので、落ち着けオッサン!って感じがリーアム・ニーソン感あって面白かった。犯人が判明したら、確かに落ち着いて考えればそうだわとしか言いようが無い感じなので、シナリオはそんなにアンフェアな感じでも無い。
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by cemeteryprime | 2014-09-16 22:10 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】超高速!参勤交代 (感想)

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あまりに暇だったから、普段は観ない感じのこんな映画を観てきた。

正直、つまらんかった。シナリオも酷いし、テンポも酷いし、無駄に長い。そんな感じ。たまに笑えるシーンはあるものの(西村雅彦)、基本的に単発的なギャグのみ。全体的には笑えないというか滑ってる感じの場面の方が多かった印象。

基本的に、お取り潰しを企む悪い家老だか老中だかに田舎の弱小藩(茨城県)が、たった5日という通常ありえない期間で参勤交代しろという無理難題をふっかけられるという話。で、無茶な参勤交代の間に色々とキャラのドラマとかが挟まれるんだけど、ストーリーに全く関係無いキャラ・エピソードみたいなのばっかりでノイズ以外の何者でも無いのよね。いまのエピソード必要あった???みたいなのの連続。さらに、シナリオにもあからさまな矛盾が多くて観ててストーリーに集中できないのが難点。

メインストーリーからして、敵が単純に藩を潰したいが為に、ありもしない金山隠しの容疑を主人公たちの藩に掛けて不可能な参勤交代を命令したというストーリーなら判るんだけど、敵が金山の存在を確信していて、金山欲しさに主人公たちの藩を潰そうとしたのに最後に金山無いの判ってガックシみたいなオチになってて全く意味が判らんかった。敵役が隠し金山の存在を確信して藩に嫌疑をかけたんなら正当な理由すぎるし、調べれば判るんだから、参勤交代を妨害する意味無いでしょ。金山と別件の理由で参勤交代の因縁つけたならまだしも、おもいっきり金山に絡めてるのでこっそり金山を接収とかも不可能になってるし。

そもそも論として、無茶な参勤交代を提案してそれが普通に受領される意味も不明なんだけども。無茶な参勤交代に間に合うか間に合わないかが一体何の証明になるんだ???

更に何故か終盤では、最後の妨害とばかりに町中で忍者軍団が参勤交代に襲いかかるという謎展開があるんだけど、皆殺しでOKならわざわざ幕府にバレそうな江戸で襲う意味が判らなすぎて・・・。というか、白昼堂々黒尽くめの忍者軍団が町中で襲いかかる絵面がシュール過ぎて・・・。

結果的に、敵が勝手に勘違いして余計な暴走して自滅するだけの話だったので、なにがしたかったの???馬鹿なの???という感じ。

後は、こう朴訥な茨城県の田舎者を記号的に演出したかったんだろうけど、全員が終始鼻が詰まったみたいな声で、「んだ~んだ~」みたいな間の抜けた喋り方してて、これ田舎者というか、単に馬鹿じゃないの?みたいな演技だったのも気になった。

あと、冒頭からナレーションが入るんだけども、物凄い聞き取りにくい、むかーしむかし風のおじいさん口調なんだよね。てっきり登場人物の誰かなのかと思ってたら、結局誰でも無くて、単に聞き取り難いだけという。

キャストに関しても、田舎侍で武術だけはピカイチみたいな設定の割には弱そうな奴らばっかでどういうキャストやねんとしか。武闘派っぽいの寺脇康文だけやろ。六角精児のどこが武闘派なんだ。

やるんなら、真面目と誠実さだけが取り柄な脳筋の田舎侍たちが、無い知恵を絞って無茶な参勤交代の道中で四苦八苦するコメディで良いじゃん。武闘派軍団設定なら、雑魚忍者軍団とか大した障害にならんし、いらんやろ。

で、こんなグダグダな糞みたいな内容なのに、こんな負担の大きい参勤交代を命じる幕府は民の事を考えてない!将軍だろうが、農民だろうがみんな平等だ!みたいな取ってつけたようなしょうもない浅はかなメッセージがチョコチョコ出てくるので、クサーッ!!クサーッ!!って感じ。

ちなみに、作中では正直農民が参勤交代で苦しんでる描写は無いし、大名行列に対する町民の反応もパレード観てる程度。単に今回は変なとばっちりで臨時の参勤交代する羽目になったから主人公たちが苦しんだだけだし、主人公たちの藩が極端に貧乏なのはド田舎すぎるのと主人公が勝手に特別年貢を低くしているだけなので、知らんがなとしか。

参勤交代自体の必要性は小学生でも知ってるし、そんな訳の分からん感じでディスられても反応に困る。しかも、イマイチ民衆の事を考えてない感じの将軍が徳川吉宗というのも意味不明なポイント。なぜ敢えて、比較的イメージの良い吉宗を持ってきたんだろうか。ちなみに、史実的イベントは皆無なので、敢えて吉宗の時代にする必要も無さげ。

・・・・・・・とまぁ、糞映画でした。
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by cemeteryprime | 2014-07-16 00:50 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】アナと雪の女王 (感想)

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映画観てきた。

話としては、王女姉妹がいて、姉の方が異能者で何とかそれを抑えて生きてたんだけども、なんだかんだでやっぱり隠し切れないし、周りの人を傷つけちゃうし、何より隠して生きるのが辛すぎる!みたいになって、出奔してしまって、それを妹が迎えに行くんだけど・・・異能が暴走して妹は最終的に氷結。でもなんだかんだで、姉の愛で妹が復活する・・・みたいな話。

ストレートな印象として、ブライアン・シンガー版のXメンを思い出した。エルサの魔法を持て余す描写とか、周囲の人間の魔法に対する拒絶反応の描写がほぼ、Xメンでのミュータントの描写と同じ。エルサの異能のせいで素手で相手に触れられない描写と、アナの方だけど魔法の影響で髪に白いメッシュ入る描写を足したら完全にXメンのローグの出来上がり・・・というか、ほぼ同一人物。

同じ様なテーマを扱っているのでこの関連性はある程度必然なのかも。と、いうことでこの辺の女性キャラがそういう要素で悩む絵面っていうのは、全く新鮮味が無かった。多分、「アナと雪~」の方が描写的にはストレートなので、これ見た後にXメンを観たほうがその辺はより判り易いはず。


アナ雪は確かに面白かったけども、そこまでめちゃくちゃ面白いかと言われると・・・・という感じ。レリゴーがめちゃくちゃヒットしているのでミュージカル映画として期待しすぎていたという面があるのは否めないんだけど、正直レリゴー以外の曲が微妙過ぎるんだよね。ミュージカル映画なら、2~3曲くらいは耳に残る口ずさみたくなるような歌があってしかるべきと個人的には思うんだけども、この映画の場合レリゴーしかまともに印象に残る歌唱シーンが無かった。しかも、レリゴーってかなり序盤だし、内容的に映画のテーマでもなんでも無い単なるエルサのキャラソンみたいな感じだし。

あとストーリー的な所でいうと、アナが頭と心に氷魔法食らった結果が単なる氷結という所でずっこけた。散々、心に魔法食らってたらヤバかったとか引っ張るから、性格が冷酷になるとか情熱が無くなるとかそういうメンタル系の呪いみたいなのかと思ったら、ただの氷結。氷魔法なんだから、どこに浴びても氷結くらいするやろが。

普通に考えると、氷魔法を浴びて人格が変わってしまった妹が姉の愛で元に戻る話になるんじゃないの?それ以外に、あのくだりのストーリー的な必然性がなさ過ぎ無いか?それ以外にも、無駄に入れ違い的にキャラが右往左往したり、行動に無駄が多いというかノイズが多かった気がする。ハンス王子とかも、全くメインテーマに絡んで無いし。このテーマで無理やり悪役を放り込むなら、ハンス王子が無理やり親切ズラしてエルサの魔法を封印したらエルサが廃人化してしまうとか、そんな感じが妥当じゃないの?王国の乗っ取りとか、全くストーリー的にどうでもいいし。というか、無理やりそれを絡めたせいでストーリーがとっ散らかった感がデカい。


そんな感じで、振り返るとミュージカル的にもストーリー的にもなんというか中途半端感があったかなと。確かに、ディズニー的に予定調和を破壊してて新しい事やってるのは判るけど、そこし終始しちゃってる感がなんとも。クリストファー・ノーランのダークナイトがジョーカー1点のみで傑作化したみたいなのに凄い近い気がする。レリゴーだけで傑作化している感じ。でも確かに、レリゴーのシーンはカタルシスが最高だし、歌も最高なんだよね。まぁ、それだけ。


あと、どうでも良いけど吹き替え版の雪だるまの声がピエール瀧だったのがどういう判断なの?としか・・・。
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by cemeteryprime | 2014-07-11 22:06 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】オール・ユー・ニード・イズ・キル (感想)

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観てきた。面白かった。

原作はラノベらしいけど、未読。プロットのラノベ的な要素を残しつつ、しっかりハリウッドテイストのエンタメ作品に仕上げましたって感じで中々ウェルメイドな感じ。悪い意味での"ラノベ"っぽさ(青臭い自意識とオナニー垂れ流し感)みたいなのは無かった。まぁ、主人公がオッサンになってる訳だしその辺は当たり前かもだが。

主人公は、軍で募兵用CMとかを作ってる広報担当者。割と戦況が押せ押せムードになってきた所で前線で取材してこいやみたいな事を連合軍司令官から直接言われるんだけど、俺は絶対前線とか危ないから行かねーぞ!いっぱい広告映像でいっぱい新兵を前線に送り出して来たけど俺は絶対行かねー!!どうしても無理やり行かそうってんなら司令官をディスる広報してやるからな!とかディスったせいで逃亡罪で新兵扱いで前線送りに。

が、実は押せ押せムードは敵側の罠で、前線は壊滅してしまうんだけども主人公は偶然にも敵側の時間ループ能力に感染してしまって、前線壊滅までの1日を繰り返し続ける羽目になる。で、ループを繰り返しながら経験値を高めつつ敵のボス(倒したら敵は全滅)を探す。そんな内容。

主人公は戦闘経験ゼロの軟弱でヘタレなホワイトカラーなんだけど、トム・クルーズがいい感じにチビなので屈強な兵隊に囲まれるとそういう空気がしっかり出てて良い配役。そんな軟弱トム・クルーズがどんどんループして経験値を貯めていって強い兵士になっていく感じとかは良い意味でラノベ的なカタルシスに溢れてて良かった。

ストーリー的には本当にそれだけ。設定面でゲーム的なギミックはあるもののシナリオはシンプルで、その分全力でアクション映画として振り切った感じ。ごちゃごちゃした説明も少ないし、ドラマ的な掘り下げとかも最低限。修行して強くなりつつ、モンスターと戦う戦争アクション映画。これが、面白く無いはずなかろう。


敵が群体生物で本体叩けば全滅する仕様とか、敵の本体の探知方法とか、ラストシーンのビジュアルとか割とパシフィック・リムっぽい絵面が多かった気がした。あと、ニョロニョロのたうつシナプスモチーフっぽい敵怪獣が、早くて強くていい感じだった。捷すぎてハッキリ見えないのが難点だが。
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by cemeteryprime | 2014-07-07 21:41 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】渇き。 (感想)

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映画を観てきた。面白かったです。

前情報は特に仕入れずCMだけ観て、出会った人間をエロスとタナトスで次々に籠絡して破滅させていく教祖系モンスターになっていた娘の実体を知った親父が、モンスター化した娘と対決する現代版ドラキュラなモンスター映画に違いない!と思って劇場へ。

実際の所は、乞食みたいななったヨレヨレの役所広司が、車で人を撥ねたり、呑んだくれたり、レイプしたり、シャブを決めたり、しながら一人相撲な感じで暴れまわる映画だった。期待していた娘は、そこまでモンスターという感じも無く、役所広司の方が基地外全開だったので、そこまで狂っている感じもしなかった。

調べてみると、この娘はドラッグのメタファーらしい。娘(ドラッグ)に惹かれて破滅していく人間たちの姿が描かれている内容なので、娘自体に人格としてのモンスター感とか基地外感が無いのは納得。

渇き。ってのは、要するに中毒者としての渇き(だと思う。)で、ドラッグ(娘)に走りつづけてイカれていく役所広司を描いた内容。ストーリー自体はまぁ、そんな感じでシンプル。娘を探していたら、どんどんドラッグ絡みの事件に巻き込まれていって、どんどん主人公もキチガイ化していく。

グロとかレイプゥみたいな、バイオレンスしかなくて救いようがないダウナーでウェットな内容なんだけども、映画としてはそろそろキツイな・・・ってタイミングでアッパーなOPが入ったり、ギャグみたいなカラッと馬鹿げたシーン(調子こいた妻夫木聡を車でダイレクトアック。2回くらい。)が入ったりして、笑ってリセットされる。あと、音楽も軽快な感じの曲がちょくちょく入るので、全体としてはそんなにドロドロと暗い感じが残らない。

ワザとなのか知らないけれども、役所広司の理想の家族像みたいなヴィジョンとして、作中で流れるマンションのCM映像みたいなのがチョコチョコ挿入されるんだけども、役所広司がそれすると完全にダイワハウスやんけ!ってなって笑える。車のCMもやってるけど、作中だと車が凶器として大活躍してて、やたらと車でのダイレクトアタック率が高いので一種のギャグみたいになってる。

この映画を観た後だと、役所広司が出てくるCM見ただけで、アカン!ってなって笑ってしまうわ。
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by cemeteryprime | 2014-07-01 20:06 | 作品・感想 | Comments(0)

【映画】モンスターズ (感想)

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視界内の人間を操作する超能力者(藤原竜也)が、自分の能力が通じない人間(山田孝之)と初めて遭遇してアイデンティティを守るために殺しに掛かるという話。序盤はホラーなんだけど、徐々にグダグダしていって微妙な感じに。

敵がイマイチ本気で主人公を殺す気が無い上に、主人公は超回復能力的な能力でどんだけ大怪我しても死なないという設定なのに、そんなグダグダしたバトル以上のストーリーが無いのが致命的。どんどん緊張感が無くなってつまらなくなっていく。

更に敵が凄い馬鹿なのも、バトルが盛り上がらないポイント。マインドコントロール系の能力者なのに凄い頭が悪くてセルフコントロールが一切出来ないという設定は確かに新鮮ではあるんだけども・・・。加えて、片足が義足でフィジカル面もかなり貧弱。超能力は凄いんだけども、他が駄目すぎて弱くて鬱陶しい印象しかない。なので、敵のそういった所が見えてこない序盤が一番ホラー感があってまだ観れるという感じ。

一応敵が馬鹿なのは、脚本が悪いのではなく設定的に頭が悪いんだと思われる。小学校低学年くらいの頃からDVオヤジから逃げまわり、能力故に禄に学校にも通っていなかったっぽいし、母親にも捨てられているので、まともに教育は受けていない感じ。この設定でストーリーが面白くなってはいないので、なんでそんな設定にしたのかは謎だけども。

基本的にシナリオは正直杜撰というかなんというかでノイズだらけ。都合のいい時だけ通行人が出現して敵に操られる割に、何故か街のど真ん中で主人公が瀕死で事故死してても誰も救急車呼ばなかったり。無駄に指名手配されていても、普通に主人公が街を出歩いてたり。あと、警察が優秀だったり凄い馬鹿だったりと振り幅がデカ過ぎて安定しないのも凄く観ていて違和感しかなかった。さっきのあのシーンわざわざ入れる意味あったの?矛盾しとるけど・・・のオンパレード。

脚本家を調べてみるとガッチャマンの人なので、謎の納得感がある。そういう意味では、突っ込みどころ映画として見る価値はあるかもしれないという感じ。

どうでもいいが、無駄にトレーディングカードゲームのシーンと、プロレスラーめいたガチムチが出てくるからてっきりブシロード提供かと思ったらそんなことは無かった。
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by cemeteryprime | 2014-06-07 08:47 | 作品・感想 | Comments(0)

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