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【漫画感想】マギ 25巻

マギ 25 (少年サンデーコミックス)

大高 忍 / 小学館

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『漫画感想:マギ 25巻』
待ちに待った煌帝国篇がようやくスタートした。前世の因縁話みたいなアルマトラン篇は個人的には、割とどうでも良かったのでマグノシュタット篇の後が長かった。アリババ君とアラジンのコンビの主人公コンビも好きなんだけど、アナザー主人公たる白龍とジュダルのコンビはもっと好きなので、二人が前面に出て活躍し始めて楽しい。

諸悪の根源で邪教のボスだけど、実の母親である練玉艶にマウントポジションからの顔面フルボッコをかます白龍君のアグレッシブな暴力シーンはカタルシスに満ちていて良かった。少年漫画の主人公に出来ない行動が許されるのが、アナザー主人公たる白龍君である。マギはたまにアグレッシブな暴力描写をぶっこんでくるので油断ならない。グロは無いんだけど、妙なエグさがある。皇后系のキャラが実は邪教の信徒で達人クラスの武術家だったパターンといえば、個人的には金庸の『鹿鼎記』を思い出す。あっちはもっと政治的な駆け引きの方が大きい感じだったけど。

久々に登場した白龍とジュダルのコンビの空白期間が、駆け足ではあるがきちんと描かれたのは嬉しい所。運命共同体感が増し相棒感が強まったので、より明確にアリババ&アラジンの正主人公コンビと対比構図がハッキリした印象。フラフラしていたジュダルはようやく落ち着き処を見つけた。アリババたちは説得する気まんまんだが、ここまで対照的な立ち位置である以上、マギという作品における最強の敵はこのコンビになるの違いない。というか、なってほしい。

今巻で改めて感じたのは、主人公コンビと反主人公コンビの両方が未だ成長途中であるという事。お互いに、明確なヴィジョンを確立しているとは言いがたく、悩み苦しみもがいている状況である。それに対して、完成された存在としてシンドバットと練紅炎がいる。この二人は方向性が真逆でちょうど対照的な立ち位置にいる。共に明確なヴィジョン(正義)を確立しており、どちらも非の打ち所の無いカリスマ的な王であり、人格的にも能力的にも優れ、民衆に支持されており、ヒーローとして完成されたキャラクターになっている。そして何より大人だ。

この二人の大人のヒーローは、圧倒的な正論であると同時にどこか納得のいかない部分を抱えた不穏な存在として若い主人公たちの目には写っている。並の少年漫画であれば、弱い主人公たちは彼らの様な存在に憧れ、修業をして認められて後継者になるのが関の山である。マギではそうはならないのが面白い。確かにド正論ではあるが、何か納得が出来ない部分がある以上、今はまだ答えが見つからなくても自分なりにその答えを見つける為に戦い続ける必要があるのだ。無条件で信用し従いたく存在ほど危険な物は無いのである。

この作品で描かれるのは、正義の模索と成長である。主人公の人間的な成長や、正義を実現する為の強さを獲得するタイプの外的な成長が描かれる少年漫画は多いが、このタイプの作品は少ない。正義の在り方を問う作品ならそこそこあるがたいていは大人向けコミックであり、主人公の成長も同時に描く作品は極めて希少だろう。ヒーローを描いた作品だと、最近だとヒーローアカデミアなんかが面白い作品だが、あれとて目指すべきヒーロー像は既に確立されており、描かれるのは主人公の人間としての成長で、正義の在り方を問うようなタイプの作品では無い。マギはそういう点で個性的である。ヒーロー漫画が好きなら読んでみて損はないはずだ。
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by cemeteryprime | 2015-04-25 12:51 | 作品・感想 | Comments(0)

【書籍感想】荒木飛呂彦の漫画術

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木 飛呂彦 / 集英社

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タイトルは漫画術ではあるがハウツー本というよりは、荒木飛呂彦本人による自作の解説本。なので、荒木ファンなら絶対に買って損は無いはずである。

荒木先生は、もっと感覚的に描いてる人なのかと思ってたけど、理論派というかしっかりエンタメ哲学を持ってストーリーとかアートを構成しているタイプの作家だったようだ。過去の自作を参照しつつ、そうした方法論を、これはどういう意図で配置したイラストであるとか、これを表現する為に具体的にこういう手法を使ったとかを細かく解説してくれる内容になっている。

「この方法がベストです。」みたいな語り口では無く、ハッキリと自分の哲学を明確にした上でそれを実行する為にこういう手法を取っているという紹介形式になっている。どういう障害にぶち当たって、どういう経緯でその手法に行き着いたかとかも丁寧に書かれているので読み物としてもとても面白い。これを読むと改めて荒木作品を読み返したくなるのも、本書の素晴らしい点である。要するに作者本人による、これ以上ない副読本だ。

個人的に面白いなと感じたのは、最初に細かいキャラクターシートを作ってから、ストーリーは考えずにキャラを困難な状況に放り込んでその反応からストーリーを発生させていくという手法を取っている点。結構TRPGの遊び方に似ている。荒木先生はキャラシじゃなくて、身上調査書と呼んでいるみたいだが、項目が並のキャラシどころではない詳細さでビビる。

シナリオ上のエンタメ哲学としては、常にプラスプラスプラスで行けってのはなかなか興味深かった。1回上げた後は落としてみたくなるものだが、どうせマイナスの後にプラスが来て±0になるなら退屈なのでやるべきではないというのは鋭い指摘だ。それを回避する為にジョジョは主人公を定期的に代替わりさせてるというのは納得の理由である。

一番面白かったのは漫画におけるイラスト面の方法論。何を描くべきかとか、どういう要素に注意して訓練すべきかとか、漫画特有の絵画表現とか演出について具体的に解説している。上手なイラストの描き方とはちょっと異なる、漫画に求められる絵の役割に特化した感じで興味深い。荒木先生の絵についての様々な哲学とか、漫画イラストに必要になる戦略も書かれているので並みのハウツー本よりは余程参考になるのでは無かろうか。先生はこの方法論はあくまで自分なりの漫画の王道であって、漫画家を目指すなら自分なりの黄金の道を探すべきであるが、地図程度には参考にしてくれというスタンスみたいだけど。

コマ割りだとか、ペン先みたいな要素については殆ど割愛して好きにせいやとしているが、原稿用紙については、そこそこ良い紙じゃないと安い物はすぐに劣化したり色落ちするぞとアドバイスしているのが面白い。今でもアナログ作業に拘っている先生らしいアドバイス。デッサンの重要性とかの細かい話もある程度は書かれていて、関節イラストみたいなのも載っている。基礎のパーツバランスさえ取れていれば、ほらちょっと捻じればジョジョ立ち!みたいなのもあって笑った。

本書が読み物として普通に面白いのは、エンタメについての哲学があって、台詞回し等にも方法論があるからこそなのかなとか思ったり。創作の手の内を明かしますの謳い文句の通り、本当に創作に関する哲学を開示しているので荒木飛呂彦ファンでなくても読んで面白いはずである。
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by cemeteryprime | 2015-04-23 15:03 | 作品・感想 | Comments(0)

【創作】#1~#3 焼き直しのV

"vamp"・・・焼き直し

コミスタを使って原版を下絵に割とサクッと描き直せる事が判明したので、古い作品をコミスタ仕様に焼き直し作業中。少なくとも、文字は手描きじゃなくなって読み易くなったはず。

『#1 暴力のV』(pixiv)

『#2 復讐のV』(pixiv)

『#3 悪党のV』(pixiv)

そもそも勢いで描き始めた作品なだけあって、読み返してみるとコマ割りとか画が今以上にスゲー雑だったりするのでその辺は修正している。デジタルは適当にフォーム選択でそれっぽくコマ割できるから手間が掛からない。

正直こんなに連作させる気も無かったので、振り返ってみて設定的に変な部分は修正した。Vが使いもしないナイフを装備していたりとか。なので、焼き直し版はキャラの性格とかがより端的になっている感じはする。あと、文字が手描きじゃ無くなって簡単にキーボド入力できるようになった分、説明部分のディテールが細かくなった。

以下、変更点についての解説等。
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by cemeteryprime | 2014-11-13 19:45 | 雑記 | Comments(0)

【創作】#11 猛毒のV

第11話、描けた。

『#11 猛毒のV』(pixiv)

#11のストーリーに関しては、危険ドラッグと新興宗教がテーマ・・・というと、深刻な感じがするが内容はいつもの如し。ゾンビ絡みだったので、ヴィランはバロンZが再登板(使い回し)。

ピクシブは投稿するさいに「~の表現を含む」みたいな感じで幾つかチェック項目がある。暴力表現とか、宗教とか、飲酒・薬物とか、言語・思想とか、反社会的表現とか。項目的には幾つか引っかかっているんだけど、多分この設問が意図している物とは違う気がする。

以前の作品は文字とか手書きで読み難いからコミスタ仕様にしようかな・・・と思ったけど、ピクシブは投稿した作品の差し替えとか編集が有料という糞仕様だった。まぁ、再投稿したらいいだけだけど、まとめてアップロードすんの地味にダルいのよね。順番とかもあるし。
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by cemeteryprime | 2014-11-10 13:58 | 雑記 | Comments(0)

【創作】#10 戦死者の館のV

久しぶりに漫画を描いた。

『#10 戦死者の館のV』(pixiv)

マンガ制作ソフト自体は、前から無料でペンタブについてた分があったんだけど、説明書読むの面倒臭かったから使ってなかった(・・・というより、取説読まないと使い方が判らなかった)。が、何となく基本的な使い方だけ調べてみたので、ついでに漫画を描いてみた。確かに便利だし、全部手書きでやってるよりは早い。むしろ、デジタルで漫画描くのに使わない方が変なんだけども。枠線引くのとか、コマ毎にレイヤー分けされてるみたいな仕様なのが凄い便利よね。文字も別レイヤーなので、後から修正し放題だし・・・。あまりにも簡単に追加できる集中線に驚愕。

#10のストーリーに関しては、特にテーマは無い。マンガ制作ソフトを使ってみたかっただけ。超大手ブラック企業の社長が元カルト信者で、そこで洗脳のノウハウを学んでいて、ブラック企業の正体は労働カルトだったみたいな話にしようかと思ったけど長くなりそうだったのでやめた。あと、最近は銃火器にハマっていたのでアサルトライフルが出てくる話に無理やりした。

かなり手軽に描ける事が分かったので、もう2,3話くらいは描いてみたい所。
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by cemeteryprime | 2014-11-07 23:17 | 雑記 | Comments(0)

【漫画】信長のシェフ ~10巻 (感想)

信長のシェフ 10 (芳文社コミックス)

梶川 卓郎 / 芳文社

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最近何度も読みなおしている。

戦国時代にタイムスリップする系&信長モノは割とよくあるが、この作品の場合はあくまで戦国時代という手に入る食材や調味料が限られている状況で現代のフレンチシェフがどこまでできるかみたいなテーマがメイン。特に未来知識を活かして歴史に介入したりはしない。

料理でも、武芸でも、学問でも何でもいいのだけど一芸に秀でた職人が技を競わせて戦うみたいな話は割と共通するところがあって好きな事に最近気付いた。プライド(技)のぶつかり合いであると同時に、頭を使って工夫する感じが良いんだよね。

大使閣下の料理人(1) (講談社漫画文庫)

かわすみ ひろし / 講談社

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最近は同じ原作者(西村ミツル)つながりで『大使閣下の料理人』という作品も買い始めた。こっちは原作者のエッセイがベースなので直接原作者の経験が反映されている感じ。原作者はフレンチの料理人でベトナムの日本大使館で働いてた人みたい。なので、日本と違って手に入る食材に限りがあるベトナムという環境でいかにフレンチを作るかという点と、外交の場でいかに料理にメッセージを込めるかみたいな所がテーマになっている。

こっちを読んでみて(まだ5巻までしか読んでいないが)改めて信長のシェフを読んでみると、実質の所は同じテーマの作品であることが判る。ベトナムが戦国時代になっているだけでやっている事は同じだ(よりハードモードにはなっているが)。同じように食材や器具など様々な制約の中でのフレンチを作る。会談の場で政治的な意味合いを持つ食事を担当する点も同じ。さらに信長の場合は、部下に気持ちを伝えるのが下手なので食事を通じて上司と部下の橋渡しもしなければいけない。

こういう同じテーマを様々な角度、舞台で追求しているような作品は好きなのでこの2作品は合わせて楽しい。分かりやすく原作者の経験が反映されているだけに、テーマ的な強みが作品にシンプルに出ていて良い。ただ、信長のシェフの原作はなにやら諸事情で降りてしまうみたいなので残念な所。
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by cemeteryprime | 2014-09-29 00:04 | 作品・感想 | Comments(0)

【漫画】惨殺半島赤目村 2巻 感想

惨殺半島赤目村(2) (アース・スターコミックス)

武富健治 / 泰文堂

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南方系の文化が残る怪しげな村に来た医者(サイコメトリー能力持ち)が、事件に巻き込まれていく・・・みたいな話。1巻では、いい感じに村がギスギスしていて無駄に不穏で、どんどん村の暗部が露見していってみたいな話で割と期待していたんだけども、2巻は一転して猟奇スプラッターみたいなカオスな話に。

人間同士のギスギス感とか、ヒステリックな描写とか、その辺りは普通に素晴らしい。まぁ、鈴木先生の作者だし当たり前かもしれないが。ド田舎の閉鎖的な怪しい伝承の残る村という舞台がマイナスの方向に働いたのか、完全に何でもありな状況がエスカレートしすぎて、ギスギスを通り越して全員ただ発狂して暴走しまくる悪趣味ギャグ漫画みたいな感じに。こうなるともう、ホラー感もサスペンス感も無くて、単なる奇人変人が全力で暴れてるだけのカオス空間。

あと、無駄に村人全員が鬱設定みたいなダークすぎる背景を持ってて、相対的に全員が印象に残らない感じなのも微妙な所。村人全員がとっくの昔に正気度0で、そいつらが唐突に発狂しはじめるみたいな雰囲気で、何をやってもビックリしないんだよね。もうちょっとこう、狂っている村人とまともな村人でメリハリを付けれなかったもんか。

それに加えて、2巻はスプラッターめいたグロばっかり出てくるんだけども、スプラッターがスプラッターとしてイマイチ機能してない印象。単に悪趣味な感じ。スプラッターって、ホラーやテラーと違ってビジュアル的な嫌悪感が100%なので、スプラッターで押すならそれなりに画力が必須だと思う。別に、武富健治先生の絵が下手って訳でも無いんだけど、絵の資質的にスプラッターやるには向いてないと個人的には思う。

打ち切りとかそういう事情で、尺が足りなかったとかもあるのかもしれないけど安直にスプラッターとか悪趣味とか犯罪的な嫌悪感に寄せていかずに、サイコ・サスペンス的な心理描写面でのホラーに特化させて欲しかった。村の雰囲気とか、伝承とかはそれっぽくて雰囲気出ていただけに残念。

1巻はまだ良い感じのバランスでおぞましい感じで怖かったんだよね。直接的な物を出さずに怖がってる人間、追い詰められた人間を出すことで恐ろしい何かを描写するというJホラー的な観点からいえば、武富健治先生のその辺の資質とか凄い向いてそうなもんなんだけども。まぁ、武富健治作品に詳しい訳でもないので、知らんが・・・。
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by cemeteryprime | 2014-05-13 16:19 | 作品・感想 | Comments(0)

【漫画】闇の土鬼 感想

ようやく最終巻が出た。横山光輝のバトル漫画の中ではトップクラスの面白さじゃないだろうか。といっても、忍術とか超能力とかが入り乱れる能力バトル物とはちょっと違うシリアス&ハードな作風なので比べようは無いんだけど。

内容は、血風党という政府の汚れ仕事を請け負う暗殺者集団の抜け忍に拾われ育てられた土鬼が、抜け忍討伐で殺された父親の敵討の為に血風党と戦う・・・という感じでスタートするんだけども、戦っているうちにクーデターを巡る攻防に巻き込まれたり、血風党が政府から用済みになって消されかけたりと色々な陰謀に翻弄されていくのが面白い。

徹底してシニカルな内容で、敵も味方も影で暗躍する忍者みたいなやつらなんだけど、本当に扱いが不遇なんだよね。任務のためなら命も捨てなきゃいけないのに、仕えていた相手から平気で切り捨てられたり。戦乱の時代が終わって活躍の場所を無くした戦闘しか能の無い奴らが時代に翻弄されながらお互いに潰し合って共倒れになっていくみたいな悲惨な雰囲気がストーリー全体に漂っている。

それでも、ストーリーとしての落とし所が素晴らしくて、単に悲惨なだけの話になっていない。土鬼は最初は単に復讐の為に戦っていたんだけどもそのうちに武術家として高みを目指す喜びみたいなのに目覚めていく。一方で、敵の血風党の首領もまた当初は土鬼殺すべし!だったのが、自分たちのような人種に先が無い事を悟ったのもあって、若くて才能のある土鬼になんとか自分たちの残した武術を伝承しようと考え始める。

で、最後の最後にラスボスであったはずの血風党の首領と殺し合いではなく、命がけの稽古があるという展開がかなり熱い。そして土鬼はその伝承された技で、幕府の最強の刺客であった柳生十兵衛を打ち負かしてみせて、首領は満足して自害するという・・・。で、この首領の死に様が復讐を誓う切っ掛けになった土鬼の親父の死に様とフラッシュバックするんだよね。殺し合いを繰り返した宿敵とお互いに認め合って最後はライバル同志の友情を越えて、師弟関係というか擬似親子関係みたいなところまで昇華されていくという・・・。

ただやっぱり悲しいのは、土鬼は闇の武芸の伝承者になって最強になったものの時代がこの先、土鬼のような人間を全く必要としていないという話なんだよね。とにかく色んな暗器を使った痛そうで激しい戦闘描写は光輝漫画の中でもピカイチだと思うので買ってそんは無いはず。今の漫画になれていると、あーメリケンサックで殴られるだけで骨って折れるんだ。折れたら動かないよねーみたいな当たり前の描写が新鮮。面白いよ。

完全版 闇の土鬼 上 (復刻名作漫画シリーズ)

横山 光輝 / 小学館クリエイティブ

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by cemeteryprime | 2014-02-24 09:51 | 作品・感想 | Comments(0)

【漫画】マギ シンドバッドの冒険(2巻) 感想

マギ シンドバッドの冒険 2 (裏少年サンデーコミックス)

小学館

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マギ本編でさんざん正しい人間は居ませんよ!シンドバッドやばいよ!という警鐘を鳴らされているのを知っているので、それを読んでからこっちを読むと凄い違和感がある。

描写的にシンドバッドが、生まれつきどう考えても本能的に正しい選択をする能力を持っているのだ。それこそ赤ん坊の頃から。モガメット学長!!遺言残してくれた直後で悪いですけど、正しい選択が出来る優れた人間はいましたよ!!みたいな。

この件をどう捉えていいのかが悩む。こっちはマギのアシスタントの人が作者監修の元で描いているので、そんな致命的な矛盾がスルーされているだけというのは正直考え難い。となると、実はシンドバッドはそもそも人間じゃありませんでしたー!みたいな話になるのかなとか思うんだがどうなんだろうか。アルマトラン絡みの転生体か何かでしたとか、実は邪悪な意思に導かれてましたとか。

優れた人間に委ねちゃうとヤバイみたいな話は、多分アルマトランのソロモン王の話も示唆している気がするので、最終的にこっちの世界版のソロモン王みたいな感じになって行き着く先はアルマトランみたいな滅亡とかそういう展開なんじゃねーのかなとか思うんだが。

その辺りの事情がどうなっているのかは兎も角、ストーリーとしては正直ちょっと面白く無いんだよね。何故ならシンドバッドが割と生まれつき本編のシンドバッドそのまんまなので、人間的な成長の余地なくない・・・?みたいな。個人的には、本編でこそ完璧な存在に見えるシンドバッドも実は矮小な人間でしか無かったよみたいな、ストーリーになるのかと思ってたんだけど。こんな奴がどうやって本編のシンドバッドになったんだ?みたいなこの先どうなるのみたいな期待感が読んでいて一切無い。

一応、代わりにシンドバッドの仲間達がどうやって集まったのかとか、そういう過去篇の集合体みたいな話になはなっていてファン向けには面白い所はあるんだけど、それだと本当にただの過去回の寄せ集めやんけ!という感じ。ストーリーとしてのメインの推進力が無いのよね・・・。
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by cemeteryprime | 2014-01-21 17:24 | 作品・感想 | Comments(0)

【漫画】マギ(20巻) 感想

マギ 20 (少年サンデーコミックス)

大高 忍 / 小学館

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・マグノシュタット篇、完結

邪神の落とし子的な巨大怪獣に対して、各国の金属器使い達が大集合&極大魔法撃ちまくりの大決戦でした。盛り上がるといえば盛り上がるんだけど、こういう壮大な構図のバトルだとどうしても内容に対して画力が追い付いていないなと感じてしまう部分がチラホラ。画力というと語弊があるかもしれないが、構図の問題というか、いまいちウルトラマン級の巨大怪獣と戦っている迫力に乏しいというか・・・。マギは戦争描写みたいなのも多いんだけど、こういうスケール感がデカい場面がいまいちまだ描き慣れてない感じ。凄い好きな漫画だけに、その辺りが悔しいなと。

結構唐突なインフレバトル&全員集合だったので、もしやこの流れは打ち切り!?とか思って当初はかなりビビったんだが、逆に割と早い段階でこういうのを持って来るってことは、今後はこういうインフレパワーバトル的な盛り上げ方はしませんよという事なのだろうか。もしそうなんだったら嬉しい。

気になるのは、悪の組織の親玉の練玉艶が実は異世界(アルマトラン)でのマギでした!みたいな設定が出たり、アルマトランに関わる重要な設定が出たりしているにも関わらず、そういう新要素を吹き飛ばすくらいに現状頼れる味方のはずのシンドバッド王が一番ラスボス感が出てて不穏だというところ。いろいろ御託ならべて煽るけど、結局コイツが一番ヤバイんでしょ!?知ってるよ!?みたい感じなので、あまりその他の要素が怖くないんだよね。ジュダル&白竜のコンビとかも。

シンドバッドに関しては、正直ちょっとヤリ過ぎレベルに煽り過ぎじゃないかな感がある。テーマ的な部分なので分かりやすく強調してるんだろうけど、ストーリー的にはもうちょっと仄めかす程度にしないと、最後にシンドバッドと決定的に対立した時の衝撃とかも薄れるんじゃないの?みたいな。余計なお世話かもだが。

ただそのあたりはどうでもよくなる位にシンドバッド王が相変わらず一番良いキャラをしているのは事実。前作の主人公感(既にLv.100)みたいなオーラが出てて良いんだよね。主人公が持っている謎の主人公補正とか、主人公の選択が何だかんだで正しいみたいなそういう世界の神(作者)に愛されてる感というか、そういう主人公故のチート感みたいな物を味方サイドでは無くて第三者的に見た時の得体の知れない雰囲気がよく表現されてる感じ。敵側から見た時のそこまでお前の都合よく進むと不気味なんですけど!?みたいなの。

作中だとメタ的な視点を持っている練玉艶とかに第一級特異点とか呼ばれてるけど、言い得て妙という感じ。存在するはずのない世界の主人公みたいな。

モガメット学長が遺言で、優れた人間など居ない!正しい選択ができる人間など存在しない!そういうのに委ねちゃうのが一番ヤバイよ!とほぼシンドバッド王を名指しにしたも同然の警鐘を鳴らして死ぬという駄目押し展開までされたらもう笑うしかないよ!

それはそうと、煌帝国の皇子たちが地味に兄弟愛に溢れた人間味のある集団なのが分かって嬉しいような悲しいような。カニと修造理論的に戦争描写が辛くなる一方だわ。この後は煌帝国篇になるのかな。楽しみ。
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by cemeteryprime | 2014-01-21 01:03 | 作品・感想 | Comments(0)

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